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2025年もあと僅かということで、今月の2025年12月にシングル価格が高騰したカードについて振り返っていきます。
価格が高騰した理由の考察も一緒に紹介しますので、カードの売買を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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2025年12月にシングル価格が高騰したカード一覧
「列王詩篇」
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
自分の墓地にモンスターが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにデッキから「ドミナス」カード1枚を手札に加える事ができる。
このカードを手札から発動した場合、
発動後、次のターンの終了時まで自分は手札・墓地・除外状態のモンスターの効果を発動できない。
フィールドで発動したモンスター効果を無効にし自分の墓地に罠カードがあれば、追加で「ドミナス」カードをサーチできる通常罠カードです。自分の墓地にモンスターが存在しなければ、手札から発動できる代わりに手札から発動した場合、次のターン終了時まで自分は手札・墓地・除外状態のモンスター効果を発動できなくなる制約があります。
このカードでサーチできる「ドミナス」カードもまた条件を満たせば、手札から発動することができるため、さらに相手の行動を妨害する手段として利用できます。
制約がかなり重いものの、11月の大会環境ではデッキのほとんどを罠カードで占めることからこのカードや「ドミナス」カードをフル投入しても動ける「王家の神殿」デッキが好成績を残したため、その影響から12月に入っても価格が上昇傾向にありました。
「星辰爪竜アルザリオン」
融合・効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
「ドラゴンテイル」モンスター+手札のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合、その融合素材とした手札のモンスターの数まで、
自分・相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが2体以上同時に墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
「ドラゴンテイル」テーマのエースである融合モンスターであり、融合召喚成功時のバウンス効果に加え、条件を満たした場合の自己蘇生効果も持っています。
バウンス効果はモンスター限定ではあるものの、自分・相手のフィールド・墓地と範囲が広い点が優秀です。相手モンスターをバウンスして妨害が出来るだけでなく、自分の墓地のモンスターをバウンスして再利用を図るなど使い勝手が良いです。
このカードが「烙印の気炎」に対応するステータスであることや、同じく融合モンスターを駆使することから「烙印」と「ドラゴンテイル」は相性が良く、両者の混合構築である「烙印ドラゴンテイル」デッキは昨今の大会環境で活躍の場を広げているため、このカードのシングル価格が上がりました。
「The Fallen & The Virtuous」
速攻魔法
このカード名はルール上「烙印」カード、「ドラグマ」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●EXデッキから「アルバスの落胤」のカード名が記されたモンスター1体を墓地へ送り、
フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●自分のフィールドか墓地に「エクレシア」モンスターが存在する場合、
自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
「烙印」及び「ドラグマ」カードとしても扱う速攻魔法カードであり、エクストラデッキの「アルバスの落胤」のカード名が記されたモンスターをコストにした除去効果、あるいは自分フィールド・墓地に「エクレシア」モンスターが存在する場合の疑似「死者蘇生」効果のどちらかを適用できます。
「アルバスの落胤」のカード名が記されたモンスターには墓地で発動出来る効果を持つものが多いため、フリーチェーンの除去をしつつも、コストにしたモンスターの効果でさらにアドバンテージを稼げるのが優秀です。
昨今の大会環境では「烙印」デッキに採用されているだけでなく、「閃刀姫」デッキや「絢嵐」デッキでは使い勝手のいい速攻魔法カードとしてフル投入されていることも多いです。需要増加に伴って価格が高騰しました。
「マルチャミー・フワロス」
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻 100/守 600
このカードの効果を発動するターン、
自分はこのカード以外の「マルチャミー」モンスターの効果を1度しか発動できない。
(1):自分・相手ターンに、自分フィールドにカードが存在しない場合、
このカードを手札から捨てて発動できる。
このターン中、以下の効果を適用する。
●相手がデッキ・EXデッキからモンスターを特殊召喚する度に、自分は1枚ドローする。
●エンドフェイズに、自分の手札が相手フィールドのカードの数+6枚より多い場合、
その差の数だけ自分の手札をランダムにデッキに戻す。
「増殖するG」の調整版とも言える効果を持つ「マルチャミー」モンスターの内の1体であり、デッキ・エクストラデッキからの特殊召喚に対応しているため他の「マルチャミー」モンスターよりも汎用性が高いのが特徴です。
大会環境においても着実と使用率が上昇しており、昨今ではこのカードをメインデッキにフル投入しているデッキも珍しくないです。
2026年1月から適用される新リミットレギュレーションでは「増殖するG」が制限カードに規制されることが発表され「増殖するG」と似た役割を担えるこのカードは、需要が高まり価格が高騰しました。
「結晶魔術 光の涙」
速攻魔法
このカード名はルール上「マギストス」カード、「ウィッチクラフト」カードとしても扱う。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる
(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●自分フィールドに「マギストス」モンスターか「ウィッチクラフト」モンスターが存在する場合に発動できる。
デッキから魔法使い族モンスター1体か魔法カード1枚を墓地へ送る。
●相手が効果を発動した時に発動できる。
手札・デッキから「マギストス」モンスターか「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。
「マギストス」及び「ウィッチクラフト」カードとしても扱うことから恩恵を受けられるサポートカードは多く、墓地肥やし効果やリクルート効果は優秀です。
このカードをサーチできると同時に墓地肥やし効果の発動条件を満たせる「結晶の大賢者サンドリヨン」とセットで利用すれば、魔法使い族モンスターの墓地肥やしが出来るギミックとして利用できます。「マギストス」カードの中には出張セットとして利用可能な展開ギミックもあるので、それらと合わせて別のテーマデッキに組み込むことも視野に入ります。
遊戯王OCG STORIES 第6巻の付属カードとして登場する「エンディミオンの侍女ヴェール」もこのカードをサーチできるだけでなく、あちらの自己特殊召喚効果と合わせれば、召喚権を温存したまま展開を行えるギミックとして出張採用することも可能なため、シングル価格が高騰しました。
「妖精伝姫 ラチカ」
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚した時に発動できる。
相手は500LP回復する。
その後、相手はこの効果を発動したプレイヤーのデッキの上からカードを3枚確認し、その中から1枚を選ぶ。
自分は相手が選んだカードを手札に加える。
残りのカードはデッキに戻してシャッフルする。
(2):このカードが戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。
このカードを墓地へ送る。
「妖精伝姫」モンスターの内の1体であり、召喚成功時に自分のデッキトップ3枚から相手の選んだカード1枚を手札に加えられる効果やダメージ計算前に自身を墓地へ送ることで、事実上相手の攻撃を無効にできる効果があります。
確実に手札を1枚増やせる効果ではあるものの、手札に加えるカードは相手が選ぶため自分が欲しいカードを引き込める確率は高いとは言い辛いのがネックではあります。
2026年1月に発売予定の基本パック ブレイジング・ドミニオンにて新規カードで「妖精伝姫」テーマが強化されることを受けてシングル価格が上がりました。
2025年1月の高騰傾向としてはテーマの中核や新リミットレギュレーションの影響が大きい印象
「列王詩篇」「星辰爪竜アルザリオン」「The Fallen & The Virtuous」といったカードは、いずれも12月の大会環境で実際に活躍したテーマの中核を担っており、さらに2026年1月のリミットレギュレーションで規制を受けなかったことが、需要増加を後押ししました。規制を免れたことでデッキパワーが相対的に上がり、結果としてシングル価格に反映されたと言える結果となりました。
高騰したカードの中でも注目したいのが「マルチャミー・フワロス」です。「増殖するG」が制限カードになった影響で、その役割を補えるカードとして評価が急上昇しました。これまで「増殖するG」を複数枚前提で構築していたデッキや、安定してキーカードを引き込みたいテーマでは、今後も採用優先度が高いカードと言えるでしょう。
今回紹介したカードはいずれ再録の可能性はあるものの、次の再録までは時間がかかると考えられます。「結晶魔術 光の涙」や「妖精伝姫 ラチカ」のように新規強化をきっかけに注目されたカードも含め、使う予定があるなら価格が比較的落ち着いている今のうちに確保しておくのがおすすめです。2026年1月のシングルカードの購入は、大会環境と規制改定の動きを踏まえた判断が重要になるでしょう。
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