2024年2月にシングル価格が高騰したカード一覧！【遊戯王OCG】

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2024年2月も終盤ということで、今月にシングル価格が高騰したカードについて振り返っていきます。

価格が上がった理由の考察や2月25日現在時点の平均相場価格も合わせて紹介しますので、売買を検討している人は参考にしてみてください。

2024年2月のシングル相場の動きを軽くおさらい！

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2月の価格相場全体としては、新商品やそれによる大会環境の変化などが主に影響を与えました。

新商品と大会環境についてですが、1月末に発売した基本パック レガシー・オブ・デストラクションにて登場・強化されたテーマが大会環境でも注目を集め、中には「センチュリオン」や「天盃龍」など大会環境で実際に好成績を残したテーマデッキもあり、需要が増加したカードの価格が上がる傾向に。

登場・強化されたテーマデッキが大会環境に通用するかどうかの試運転を含めているとは思いますが、大会に参加しているデッキの種類が増えたというのも2月の大会環境に起きた変化と言えます。

大会環境全体としては「罪宝炎王スネークアイ」デッキが活躍していることは変わりませんが、上記の登場・強化されたテーマデッキの存在もあり、使用率という点では多少の偏りこそあるものの様々なデッキが参加している環境となっているため、価格が上昇するカードもばらけやすかったです。

また、大会環境の変化とは別に今後発売が予定されている新商品の情報を受けて価格が高騰したカードもありました。

「S：Pリトルナイト」

特定のモンスターを素材としてリンク召喚した場合の除外効果に加え、相手の効果発動をトリガーとした一時除外効果を持っています。

1の効果にはデメリットがあるものの相手ターン中にリンク召喚が出来る「I：Pマスカレーナ」と相性が良いです。そうでなくても2の効果だけでも妨害や自分の他のカードを一時除外することで、効果無効化を解除など様々な用途が考えられる汎用リンクモンスターです。

昨今の大会環境では採用していないデッキの方が珍しいと言えるほどの高い採用率を誇るカードであり、それ故に需要が増加して価格が上がりました。

「炎魔刃フレイムタン」

• 表側表示の魔法・罠カードに効果破壊耐性を付与する効果
• 除外されている炎属性モンスターを手札に加える効果

があります。

ロック効果を持った永続魔法・永続罠カードを守るための手段として使えるほか、除外されている炎属性モンスターの再利用を図れるためにも使っていけるため、 除外を利用する炎属性テーマである「インフェルノイド」とは特に相性が良いです。

「インフェルノイド」デッキは11月末に発売したターミナル・ワールドにて強化されて以降着実と大会環境でも好成績を残しています。このカードは書籍の付属カードとして登場したこともあり価格が上がりました。

「覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン」

シンクロペンデュラムモンスターであり、相手モンスターの効果を無効化する効果や相手フィールドのレベル5以上のモンスターを一掃する効果に加え、ペンデュラム効果では毎ターン「オネスト」のような強化が行えます。

素材指定の厳しさに対してそこまで強力ではない性能から注目されていませんでしたが、昨今の大会環境でも活躍している「粛声」デッキにて、「オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン」2の効果で出すモンスターとして採用され始め注目を集めました。

素材指定を無視して出せるのであれば、高い打点とモンスター効果無効化効果に加えて破壊したらペンデュラム効果で毎ターン「オネスト」効果を使われるというのは、相手への牽制としても十分に役立ちます。

書籍の付属カードとして登場したことも含めて価格が大きく上がりました。

「騎士皇レガーティア」

レベル12シンクロモンスターであり、特殊召喚成功時のドロー＆除去効果や特定のモンスターへの戦闘耐性付与、お互いのエンドフェイズに「センチュリオン」モンスターを魔法＆罠ゾーンに置く効果があります。

「センチュリオン」デッキのエースモンスターであり、相手ターン中にこのカードを特殊召喚すれば1の効果は妨害手段としても機能するほか、3の効果は「センチュリオン」モンスターを展開する準備を整える上でも活用できます。

「センチュリオン」デッキはレガシー・オブ・デストラクションにて新規カードが登場して強化されてからも度々大会環境で好成績を残しているため、このカードの価格も上昇しました。

「E・HERO プリズマー」

融合素材モンスターをデッキから墓地へ送ることでカード名をコピーする効果を持つ「E・HERO」モンスターです。

融合素材代用モンスターに近い利用法が出来ますが、カード名をコピーすることから融合素材としてだけでなく特定の専用サポートカードを利用するために使ったり、墓地融合を行えるカードなら墓地を肥やしつつ融合素材モンスターを用意できることに利点を見出したりもできます。

3月に発売するザ・ヴァリュアブル・ブックEX4の付属カードとして登場する「ファントム・オブ・ユベル」はその特殊召喚条件の都合上、このカードで「ユベル」をデッキから墓地へ送ってカード名をコピーすれば即座に素材を確保できる点で相性が良いです。

元々の用途の幅広さに加えて、更に相性の良いカードの登場で価格が上昇しました。

2024年2月に高騰傾向としては、大会環境で活躍しているテーマに関連したカードかつ、流通量の少ないものでした。

「S：Pリトルナイト」「炎魔刃フレイムタン」に関しては強力なリンクモンスター故、今後再録の可能性があるものの、まだ登場したばかりということもあり、欲しい方は待たずに購入するのが吉でしょう。

需要が今後更に上がり、高騰する可能性は0ではありません。欲しいカードがある方は早めに集めておくのも手と言えます。