2023年1月のリミットレギュレーションで規制緩和されるカードを予想し、その理由も解説!【遊戯王OCG】

遊戯王OCGでは年に4回の規制改定があり、来月である20231月からは新たなリミットレギュレーションが適用されることかと思います。

適用される半月ほど前である202212月の中ごろには規制改定の内容が発表されるはずですので、今回はその前に新リミットレギュレーションで規制緩和されるカードについて予想していきます。

あくまでも予想ですので、確実に当たるわけではないという点は予めご承知おきください。

2023年1月に緩和しても良さそうなカードの傾向を考察!

カードの規制緩和がされる理由としては、大会環境への影響の少なさや商業的なもの等が考えられます。

規制強化されたカードの多くは大会環境での活躍などが理由であり、年月の経過やカードプールの増加などによって大会環境が変化し、規制を緩和しても大会環境への影響がほぼ無いであろうものは規制緩和カードとして選ばれやすい傾向にあります。

また商業的な理由で選ばれるということについてですが、近々発売する新商品で強化する既存テーマの中に規制されているカードがある場合、強化記念とも言える形で規制されているテーマカードが緩和されるというケースがあります。

当然前述した大会環境への影響と併せて緩和すべきか判断されるのだろうとは思うものの前例も多数あるので、規制緩和されるカードを予想する上では新商品の情報も重要となります。

上記の理由とは別に、段階的に緩和されるカードという物もあります。

これは規制緩和しても良さそうだと判断されたカードが禁止カードや制限カードだった場合、いきなり制限解除すると予期せぬ形で大会環境で活躍してしまうというような問題が起きる可能性があるため、段階的に規制を緩和することで様子を見るという事例です。

具体的な例としては「ファイアウォール・ドラゴン」が挙げられ、このカードは禁止カードにまで規制されていたもののエラッタされたことで制限復帰し、その3ヶ月後の規制改定で準制限カードに緩和、更にその3ヶ月後の規制改定で制限解除に至りました。

これらのことを踏まえた上で20231月の規制改定で緩和されそうなカードについて予想していきたいと思います。

2023年1月に規制緩和が予想されるカード7選!

「八汰烏」準制限カード化

八汰烏

スピリットモンスター(制限カード)
星2/風属性/悪魔族/攻 200/守 100
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた場合、
次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。

かつて「八汰ロック」の呼び名で知られ、禁止カードの制度が出来た初回の規制改定で禁止カードとなったカードでもありますが、前回である202210月の規制改定で制限復帰したカードでもあります。

高速化した昨今の環境では、戦闘を介する必要があるという遅さやドローが出来ずともある程度は動けるデッキの存在等から、当時と比べて利用価値は大きく下がっています。

制限復帰してからも大会環境に姿を現すことはなかったため、段階的な緩和として更に緩和されることが予想されます。

「閃刀姫-カガリ」準制限カード化

閃刀姫-カガリ

リンク・効果モンスター(制限カード)
リンク1/炎属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左上】
炎属性以外の「閃刀姫」モンスター1体
自分は「閃刀姫-カガリ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「閃刀」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードの攻撃力は自分の墓地の魔法カードの数×100アップする。

「閃刀姫」デッキのキーカードであり、「閃刀」魔法カードの使い回しによってアドバンテージを稼いだり初動をより安定させたりといった様々なことが可能です。

昨今では11月に5日に発売したセレクション5の収録テーマに選ばれただけでなく、

  • 122日に発売した遊戯王OCG STORIES1巻の付属カード
  • 1217日開催のジャンプフェスタ2023限定販売のプレミアムパック
  • 1221日発売のVジャンプ2月号での付属カード

と、連続して「閃刀姫」テーマに関わる商品が発売しています。

「閃刀姫」デッキは大会環境で見かけなくなって久しい上に前回の規制改定での「閃刀機-ウィドウアンカー」の制限解除も環境に影響を与えませんでしたし、上記のように公式が「閃刀姫」テーマを推しているようなので、これを機に「閃刀姫」デッキユーザーとしては待望である「閃刀姫-カガリ」の規制緩和がされる可能性は十分あるでしょう。

「転生炎獣ガゼル」準制限カード化

転生炎獣ガゼル

効果モンスター(制限カード)
星3/炎属性/サイバース族/攻1500/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」カード1枚を墓地へ送る。

「サラマングレイト」デッキのキーカードであり、展開の初動としても非常に優秀なカードです。

「サラマングレイト」デッキの弱体化やランク3エクシーズに繋ぐ出張セットとしても使えたこともあってか、3年以上前に制限カードに規制されました。

昨今では「サラマングレイト」デッキが大会環境でほとんど見かけなくなりましたし、マスターデュエルの方では準制限カードの規制で特に問題も無いことも踏まえると、今回の規制改定で緩和されるというのはあり得る話かと思います。

「オルフェゴール・ガラテア」準制限カード化

オルフェゴール・ガラテア

リンク・効果モンスター(制限カード)
リンク2/闇属性/機械族/攻1800
【リンクマーカー:右上/左下】
「オルフェゴール」モンスターを含む効果モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク状態のこのカードは戦闘では破壊されない。
(2):除外されている自分の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。
その後、デッキから「オルフェゴール」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。

「オルフェゴール」デッキにとっては展開の中継点や継戦能力を上げてくれるキーカードです。

同じく「オルフェゴール」のキーカードである「オルフェゴール・ディヴェル」が制限解除されてから約半年が経過しますが、大会環境にて「オルフェゴール」デッキが活躍するということも特に無いため緩和されても問題ないように思います。

またこちらもマスターデュエルの方では準制限カードですので、マスターデュエルに合わせる形での緩和というのもあり得そうです。

「聖殿の水遣い」制限解除

聖殿の水遣い

効果モンスター(準制限カード)
星3/水属性/魔法使い族/攻1500/守1200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「アラメシアの儀」1枚を選んで手札に加える。
(3):自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記されたフィールド魔法カード1枚を選んで自分フィールドゾーンに表側表示で置く。

「勇者トークン」テーマにおいて採用優先度が特に高いキーカードの内の1枚です。

このカードが規制されていた主な理由は「勇者トークン」出張セットの採用率の高さであり、出張セットの最大の利点であった「流離のグリフォンライダー」が禁止カードに規制されて以降、「勇者トークン」テーマカードが出張セットとして他のデッキに採用されることも無くなりました。

規制している理由が無くなったカードとも言えるため、前回の規制改定から更に段階を踏む形で緩和されるのではないかと予想されます。

ABC-ドラゴンバスター」制限解除

ABC-ドラゴン・バスター

融合・効果モンスター(準制限カード)
星8/光属性/機械族/攻3000/守2800
「A-アサルト・コア」+「B-バスター・ドレイク」+「C-クラッシュ・ワイバーン」
自分のフィールド・墓地の上記カードを除外した場合のみ、
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):相手ターンにこのカードをリリースし、
除外されている自分の機械族・光属性のユニオンモンスター3種類を1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

高い攻撃力やフリーチェーンの除去効果を持つ「ABC」デッキのエースモンスターです。

前回である202210月の規制改定では「ABC」デッキと非常に相性の良い「ユニオン・キャリアー」の禁止カード化を受けてなのかこのカードの規制緩和がされ、それ以降の大会環境でも「ABC」デッキが活躍したという話は聞きません。

TCGでは既に制限解除されているカードでもあるので、海外に続きつつも段階的な緩和によって次の規制改定で制限解除されると思われます。

「虹彩の魔術師」制限解除

虹彩の魔術師

ペンデュラム・効果モンスター (準制限カード)
星4/闇属性/魔法使い族/攻1500/守1000
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの魔法使い族・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
このターンそのモンスターが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
このカードはルール上「ペンデュラム・ドラゴン」カードとしても扱う。
(1):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ペンデュラムグラフ」カード1枚を手札に加える。

ペンデュラムスケールとしての使い勝手の良さや破壊されることをトリガーとしたサーチ効果を能動的な破壊と組み合わせられることから、「魔術師」デッキにとっては便利なキーカードです。

こちらも前回の規制改定で緩和されたカードであり、それ以降の大会環境にも影響を与えていないため更なる緩和が予想されます。

上記のABC-ドラゴンバスター」と同じくTCGでは既に制限解除されているカードでもあるため、その点も今回の緩和予想カードに挙げた理由になります。

まとめ!

2023年1月のリミットレギュレーションで緩和されることが予想されるカードの傾向としては、過去に大会で猛威を振るっていたが、現環境で見かけなくなったテーマのキーカードかと思います。

特に「八汰ロック」で禁止カードになっていた「八汰烏」202210月の規制改定で制限復帰したものの、高速化した環境での活躍は難しく、2023年1月のリミットレギュレーションで緩和され、いずれは制限解除する時期が来るかも知れません。

今回紹介したカードはあくまで個人的な予想ではありますが、緩和されることで全盛期の力を取り戻せる(戻せつつある)カードばかりです。

どの様な緩和になるのか、2023年1月のリミットレギュレーションには期待したいところです。

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2023年1月のリミットレギュレーションで規制されるカードを予想し考察!【遊戯王OCG】

 

1 COMMENT

殺し屋

エンシェントフェアリードラゴンを禁止にてもらいませんか、その代わりにティアラメンツキトロスを新規にしてもらいませんか?

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