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遊戯王OCGでは年に4回の規制改定があるのですが、例年通りであれば2024年1月からは新しいリミットレギュレーションが適用されることになります。
今回は新リミットレギュレーションにて規制強化されるカードについて予想していきたいと思います。
あくまでも予想なので、必ず当たるとは限らない点は予めご承知おきください。
2024年1月リミットレギュレーションの規制傾向を予想!
規制強化の傾向に関してですが、これまで通り大会環境のテコ入れを目的として性能の高いデッキの弱体化などをすることでしょう。
そのため規制強化を予想していくにあたって、前回の規制改定から現在までの大会環境について知っておく必要があります。
前回の規制改定、つまり2023年10月から2023年12月3日現在までの大会環境についてですが、「罪宝R-ACE」デッキの活躍が特に目立っていたと言えます。
前回の規制でそれまで「罪宝R-ACE」と肩を並べて環境トップであった「罪宝ティアラメンツ」が大幅な弱体化を受けたことにより、その後は「罪宝R-ACE」と「ピュアリィ」が環境上位として活躍することとなりました。
「R-ACE」自体も前回の規制改定で弱体化をしたのですが、規制自体が軽微だったこともあってそこまで大きな影響にはなりませんでした。
しばらくは似た環境が続いていたものの、2023年10月末に発売したファントム・ナイトメアにて
- 炎属性デッキの強化に繋がる「賜炎の咎姫」
- 「罪宝」「スネークアイ」の強化に繋がる「蛇眼の炎燐」
- 更には新規テーマである「粛声」
が登場したことで、大会環境はさらに変化することとなりました。
新規カードによって更にパワーアップした「罪宝R-ACE」が使用率・戦績共に文句無しの環境トップに躍り出ることとなり、新規カードが強化に繋がった「罪宝炎王」「スネークアイ」「サラマングレイト」や、新規テーマの「粛声」デッキも大会環境で活躍することとなりました。
上記で挙げたデッキの他にも、「ピュアリィ」「ラビュリンス」「神碑」「センチュリオン」「ホルス」「覇王魔術師」などは 環境上位から中堅で活躍していました。
これらのことを踏まえると、大活躍をしていた「罪宝R-ACE」デッキは規制を免れないでしょう。その他環境上位で活躍していたデッキも規制されることかと思われます。
ただし、「罪宝R-ACE」だけを厳しく規制したなら「ピュアリィ」などが繰り上がってくるだけになることが考えられます。
「罪宝R-ACE」や「ピュアリィ」等を全体的に厳しく規制したなら登場・強化したばかりである故に規制され辛い「粛声」などが活躍し過ぎることも考えられるため、「罪宝R-ACE」にとってはある程度厳しめなものの全体的には緩めの規制強化になるのではないかと予想できます。
2023年1月のリミットレギュレーションに関しての紹介はコチラ⬇︎
2024年1月リミットレギュレーションで規制強化が予想されるカード一覧!
「ブロックドラゴン」禁止カード化
特殊召喚・効果モンスター(制限カード)
星8/地属性/岩石族/攻2500/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・墓地の地属性モンスター3体を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
レベルの合計が8になるように、デッキから岩石族モンスターを3体まで選んで手札に加える。
墓地リソースのみを使っても特殊召喚出来ることや最大3体までサーチできる効果が非常に優秀であり、「アダマシア」等の岩石族デッキでは特に重宝するカードです。
このカード自体のカードパワーが高く、サーチや墓地肥やしでアクセスできることから元々1枚のみ採用するケースがほとんどだったこともあり、前回の制限カード化は今回禁止カード化するための段階的な規制だったのではないかと思われます。
既にTCGとマスターデュエルの方では禁止カードとなっているため、それらに続く形での規制強化をすると予想できます。
「ピュアリィ・デリシャスメモリー」制限カード化
速攻魔法(準制限カード)
(1):フィールドのモンスター1体を選び、そのモンスターは次のターンの終了時まで戦闘では破壊されない。
さらに、以下の効果を適用できる。
●自分の手札を1枚選んで捨て、デッキからレベル1の「ピュアリィ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードを素材として持っている「ピュアリィ」Xモンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×300アップする。
「ピュアリィ」速攻魔法カードの内の一種であり、戦闘破壊耐性の付与と自身をエクシーズ素材としたモンスターの強化が出来る固有効果を持っています。
「ピュアリィ」デッキにとっては強固な耐性を持つ「エクスピュアリィ・ノアール」の打点を上げる上でも役立つキーカードです。
環境トップの「罪宝R-ACE」デッキの規制次第では「ピュアリィ」デッキが次期環境で活躍することが考えられるため、それを警戒した規制強化がされる可能性はあります。
TCGでは既に制限カードに規制されているカードでもあるので、前回の準制限カード化に続いて段階的な規制強化としてこのカードが規制されると予想します。
「篝火」準制限カード化
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキからレベル4以下の炎族モンスター1体を手札に加える。
レベル4以下の炎族モンスターのサーチができ、名称ターン1指定の付いた炎族版の「増援」とも言えるカードです。
これまで長きにわたって不遇だった炎族の強化カードでもあるのですが、逆に言えば優秀な炎族モンスターがいなかったからこそ、シンプルなサーチ効果を持つこのカードが許されていたとも評価できます。
「蛇眼の炎燐」を筆頭にした優秀なサーチ先が複数現れた現在ではこのカードはシンプルに優秀な効果を持ったパワーカードであり、大会環境で活躍している「罪宝R-ACE」「罪宝炎王」「スネークアイ」ではフル投入されていることもこのカードの性能の高さを証明しています。
「増援」と同じように制限カード化でも良いように思いますが、更なる規制強化の牽制と様子見として準制限カード化されると予想します。
「EMERGENCY!」準制限カード化
速攻魔法
このカード名はルール上「R-ACE」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「R-ACE」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
その後、自分の手札・フィールドから「R-ACE」モンスター1体をリリースする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「R-ACE」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
レベルなどのステータスを問わず「R-ACE」モンスターをリクルート出来るのが特に強力な速攻魔法カードです。
このカードの登場以前の「R-ACE」デッキは大会環境で好成績を残すこともほとんど無かったことからも分かるように、大会環境でトップとして活躍できるまでに「R-ACE」デッキの性能を上げて原因の1つがこのカードです。
「R-ACE」デッキを弱体化するために帰省するカードとしてはこのカードが一番効果的だと思いますし、「R-ACE」デッキの活躍をより重く受け止めたのであればこのカードの制限カード化あるいはこのカードに加えて別の「R-ACE」カードが規制されることも十分あり得るでしょう。
「“罪宝狩りの悪魔”」準制限カード化
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のデッキ・墓地から「ディアベルスター」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
「“罪宝狩りの悪魔”」以外の自分の墓地・除外状態の「罪宝」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキの一番下に戻す。
その後、自分は1枚ドローする。
「黒魔女ディアベルスター」のサーチ・サルベージができるだけでなく、墓地の「罪宝」魔法・罠カードをデッキに戻してドローする効果もあります。
「罪宝」魔法・罠カードのサーチが出来る「黒魔女ディアベルスター」の性能の高さも含め、「罪宝」関連カードを利用したい際にはセットでの採用が推奨されるキーカードです。
出張セットとして高い性能を誇ることに加え、昨今の「罪宝R-ACE」や「罪宝炎王」の活躍を受けて規制されることが予想できます。
構築次第ではこのカードを3枚積みしないケースもあるのですが、今後への牽制も含めて準制限カード化が無難なようにも思います。
「ビッグウェルカム・ラビュリンス」準制限カード化
「ラビュリンス」デッキのキーカードであり、「ラビュリンス」モンスターを手札・デッキから特殊召喚する効果と墓地で発動できるバウンス効果はどちらも非常に優秀です。
このカードの特殊召喚効果後のバウンスは「ラビュリンス」モンスターの持つ通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる効果のトリガーとしても機能するため、特殊召喚したモンスターや状況次第ではアドバンテージ獲得や妨害などにも利用できます。
環境上位とまではいかないものの、前回の規制適用以降も「ラビュリンス」デッキは大会環境で引き続き活躍していたため、次期環境での活躍を警戒する意味でもこのカードを規制することが考えられます。
まとめ!
2024年1月リミットレギュレーションの傾向としては、大幅な規制強化よりも準制限などに抑えるなど、一旦様子見となることが予想されます。
現状「R-ACE」は環境トップではあるものの、一強ではない為、デッキとして機能しなくなるほどの弱体化は恐らくはないでしょう。
大幅な規制はないものの、主力カードの準制限化は少なからずデッキと価格相場へ影響するので、これから新規でデッキを組む予定のある方や、シングル購入を検討の方はタイミングをしっかり見定めることをおすすめします。
2023年1月のリミットレギュレーションに関しての紹介はコチラ⬇︎