ジャンプフェスタ2022の会場もしくはECサイト限定で販売されるプレミアパック2022に「幽合-ゴースト・フュージョン」が収録されることが判明しました。
そこで今回は「幽合-ゴースト・フュージョン」の効果を考察し、相性の良いカードなどについて紹介していきます。
「幽合-ゴースト・フュージョン」の効果考察!
幽合がゴーストフュージョンって名前になったの一瞬なんでかなと思ったけどカード名宣言する時に普通の融合と分からなくなって困るからかな? pic.twitter.com/viwIBIM2Qm
— 雨宮ユウ (@punsukabooks) December 7, 2021
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
その際、融合素材モンスターは全てアンデット族モンスターでなければならない。
自分のLPが相手より少ない場合、自分の手札・デッキ・墓地のアンデット族モンスターも1体まで除外して融合素材とする事ができる。
「幽合-ゴースト・フュージョン」はカード名ターン1で発動できる通常魔法カードです。
名前に「フュージョン」が付く通常魔法カードであることから「竜魔導の守護者」等の一部のサポートカードの恩恵を受けることができます。
効果についてですが、自分フィールドからアンデット族モンスターを融合素材にして融合召喚するというものであり、その際自分のライフが相手より少なければ手札・デッキ・墓地のアンデット族モンスターを1体まで素材にすることができます。
融合素材に使えるのはアンデット族モンスターのみであり、融合召喚先に指定は無いものの出せる融合モンスターはある程度限られることとなります。
普通に使うとフィールド融合しか出来ず素材も限定されていることから使い勝手が良いとは言いづらいため、このカードを使うのであれば自分のライフが相手より少ない状態であることが基本になるかと思います。
後半の効果を使う上で覚えておくべき点は2つあります。
1つは手札・デッキ・墓地から素材に使えるのは最大1体ということです。
そのため自分のライフが少ない状況であろうとも自分フィールドにアンデット族モンスターが1体でもいなければこのカードは発動できず、最低でも自分フィールドのアンデット族モンスター1体は融合素材にしなければいけないということです。
もう1つはフィールドから素材にしたモンスターは墓地へ送られますが、手札・デッキ・墓地から素材にしたモンスターは除外されることです。
素材指定の緩い「冥界龍 ドラゴネクロ」を融合召喚するのであれば、実質的に手札・デッキ・墓地から好きなアンデット族モンスター1体を除外出来るということでもあるため、この点を利用してアドバンテージを稼ぐのも有りでしょう。
より多くのアドバンテージを稼ぎたいのであれば、フィールドから素材にするモンスターは墓地で発動する効果、手札・デッキ・墓地から素材にするモンスターは除外された場合に発動する効果のものを使うのが理想的です。
素材に指定こそあるもののその後の制約やデメリットは無いので、融合召喚したモンスターやその素材に使ったモンスターの効果を活かして更なる展開などに繋ぐことも可能です。
「幽合-ゴースト・フュージョン」と相性の良いカード・テーマを紹介!
「シノビネクロ」
遊戯王カード シノビネクロ ウルトラレア Vジャンプ付属カード VJMP|チューナー・効果モンスター 闇属性 アンデット族
コストあるいは効果によって墓地から除外された場合に自己特殊召喚できる効果を持つレベル2チューナーです。
予め墓地に送っておいたこのカードを「幽合-ゴースト・フュージョン」の融合素材として除外すれば、融合召喚しつつもこのカードを帰還させられます。
融合モンスターとこのカードでシンクロやリンク召喚を狙うことも出来たりと、様々な用途に使っていけるでしょう。
「冥界龍 ドラゴネクロ」
【遊戯王カード】 冥界龍 ドラゴネクロ 【シークレット】 PP16-JP006-ser ジャンプフェスタ 2014先行販売
アンデット族モンスター2体という緩い素材指定で融合召喚できることから、「幽合-ゴースト・フュージョン」での融合召喚先の候補筆頭です。
このカードの効果により、相手フィールドにレベルを持つ攻撃表示モンスターがいればこのカードの攻撃と生成したトークンによる追撃で相手に大ダメージを与えることが狙えます。
上記の「シノビネクロ」とこのカードを併せれば素早くレベル10シンクロモンスターに繋ぐことができるため、「冥界濁龍 ドラゴキュートス」の他にも様々な汎用レベル10シンクロを出していけます。
このカード自体はアンデット族ではなくドラゴン族ですので、『アンデット族モンスターしか特殊召喚できない』などの制約とは相性が悪い点に注意が必要です。
「黄金狂エルドリッチ」
遊戯王 BLVO-JP040 黄金狂エルドリッチ (日本語版 プリズマティックシークレットレア) ブレイジング・ボルテックス
「エルドリッチ」モンスター+レベル5以上のアンデット族モンスターで融合召喚でき、非常に高い攻守と戦闘・効果破壊耐性があるのに加えてコントロール奪取効果も持っています。
素材指定の都合から、「幽合-ゴースト・フュージョン」を使った融合召喚先の候補になります。
上記の「冥界龍 ドラゴネクロ」よりは素材指定が厳しいものになっていますが、「黄金卿エルドリッチ」自体はその効果の特性から汎用性がありますし、レベル5以上のアンデット族に関しても「ヴァンパイア・フロイライン」や「死霊王 ドーハスーラ」などはアンデット族デッキであれば汎用的に採用が見込めるため、「エルドリッチ」デッキ以外であっても「幽合-ゴースト・フュージョン」を使って融合召喚することは十分狙えるでしょう。
「不知火」テーマ
除外を活用するアンデット族のシンクロテーマであり、除外された場合に発動する効果を持つモンスターも多く存在します。
「幽合-ゴースト・フュージョン」の後半の効果で手札・デッキ・墓地から除外するモンスターに「不知火」モンスターを選ぶことで、アドバンテージを稼ぐことが狙えます。
有力な候補としては、相手フィールドの表側表示カード1枚を対象にして破壊する「不知火の宮司」、手札交換効果を持つ「不知火の武部」、自身以外の除外されている「不知火」モンスターを特殊召喚できる「不知火の隠者」が挙げられます。
また「幽合-ゴースト・フュージョン」でフィールドから素材にするモンスターに「妖刀-不知火」を使えば次のターン以降の切り返しの準備も出来るでしょう。
「幽合-ゴースト・フュージョン」の評価は?まとめ!
「幽合-ゴースト・フュージョン」は自分のライフが相手より少ないという条件を満たす必要こそありますが、上手く使えれば消費を抑えて融合召喚をしつつも素材にしたモンスターでアドバンテージを稼げるアンデット族用の融合カードであると評価できます。
また同パックに収録される「劫火の翼竜 ゴースト・ワイバーン」なら「幽合-ゴースト・フュージョン」を簡単にサーチが出来る上に自身も素材として活用できるため、「幽合-ゴースト・フュージョン」+「劫火の翼竜 ゴースト・ワイバーン」+「冥界龍 ドラゴネクロ」のセットを様々なアンデット族デッキに出張採用することも検討出来るでしょう。
現状ではアンデット族関連の融合モンスターの層はそこまで厚くないものの、今後増えていく可能性もあるため「幽合-ゴースト・フュージョン」は将来性にも期待が持てるカードと言えるでしょう。