2022年2月も残すところあとわずかということで、来月3月にシングル価格が高騰しそうなカードを予想していきたいと思います。
あくまで予想なので確実に当たるわけではありませんが、今回紹介する中には既に価格が上昇し始めているものもあるので売買を検討する際は参考にしてみてください。
2022年2月のシングル価格相場の動きを軽くおさらい!
2月のシングル相場全体の動きとしては、大会環境の影響で価格が上がったカードが比較的多かったです。
大会環境に大きな動きがあったというわけではないのですが、様々なデッキが大会で好成績を残していることからそれぞれのテーマデッキのキーカードや、今の大会環境では刺さりやすいメタカードの価格が高騰傾向にありました。
大会環境では「デスピア」「SPYRAL」「電脳堺」「天威」など「勇者トークン」の出張セットを採用したデッキが複数ありながらも、「ふわんだりぃず」「ドライトロン宣告者」「アダマシア」など「勇者トークン」の出張セットを採用していないデッキも引けを取りません。
大会環境全体が群雄割拠な状態に戻ってきていると言え、使用率の高さや優勝などの結果を受けていくつものカードのシングル価格が上下しました。
もちろん新商品やその情報も相場価格に影響を与えており、2月19日に発売したヒストリーアーカイブコレクションでは新規カードによって様々なテーマデッキが強化されることとなりました。
強化されたテーマのキーカードや、新規カードと好相性なカード等は今も高騰傾向にあります。
また3月19日にはデッキビルドパック タクティカル・マスターズが発売予定ですが、現在判明している情報を見るにいずれのテーマも一癖も二癖もある動き方をするようです。
汎用的で性能の高いカードは価格が高騰しやすい傾向にあるのですが、テーマの癖が強い分それらと相性が良いとは言いづらいこともあって今のところシングル相場に与える影響はあまり大きくありません。
2月25日現在では3つ目のテーマ「ラビュリンス」について未だ判明していませんが、「トラップトリック」が再録されることから通常罠カードを活用するテーマである可能性が非常に高いです。
他にも4月23日に発売予定のパワー・オブ・ジ・エレメンツでは「ネオス」を中心とした「E・HERO」テーマの強化がされることが判明しており、既存の「ネオス」関連カードは着実とシングル価格が高騰してきています。
2022年3月にシングル価格の高騰が予想されるカードを一覧で紹介!
「LL-アンサンブルー・ロビン」
遊戯王 DP25-JP036 LL-アンサンブルー・ロビン (日本語版 シークレットレア) デュエリストパック – 疾風のデュエリスト編 –
相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合にエクシーズ素材を1つ取り除くことでそのモンスターをバウンスするという、ターン1制限のない効果を持つのが特徴のエクシーズモンスターです。
「LL」テーマと「トライブリゲード」テーマの混合構築である「LLトライブリゲード」デッキのキーカードであり、複数個のエクシーズ素材を持ったこのカードによって相手の特殊召喚したモンスターを片っ端からバウンスすることで展開をさせないという動きは強力です。
ただし、特殊召喚を無効にしているわけではないため特殊召喚成功時の効果は発動できること、展開力の高さが売りの「LLトライブリゲード」には昨今特に多く見られる「原始生命態ニビル」が非常によく刺さることには注意が必要です。
イラストアドの高さという点でも注目されていましたが、最近開催された大会にて「LLトライブリゲード」デッキが好成績を残したこともあって今後の高騰が予想されます。
「真紅眼の亜黒竜」
遊戯王カード 真紅眼の亜黒竜(シークレットレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION レッドアイズ・オルタナティブ・ブラックドラゴン 闇属性 ドラゴン族 シク
「レッドアイズ」モンスターをリリースすることで特殊召喚でき、戦闘または相手の効果で破壊された場合に「レッドアイズ」モンスターを蘇生しそれが「真紅眼の黒竜」であればその元々の攻撃力を倍化する効果を持ちます。
ヒストリーアーカイブコレクションで登場した「真紅き魂」、Vジャンプの付属として登場した「真紅眼の黒星竜」により「レッドアイズ」デッキは強化されました。
今回の強化を受けて「レッドアイズ」デッキで活躍出来るこのカードの需要が増えてきており、再録されたことが無いことも含めて3月も価格の高騰はあり得るでしょう。
「In to the VRAINS!」
【中古】遊戯王 Into the VRAINS! 【HC01-JP043 シークレットレア】 HISTORY ARCHIVE COLLECTION シングルカード
手札のモンスター1体を特殊召喚してリンク召喚を行う通常魔法カードであり、リンク召喚成功時の効果や素材として墓地へ送られたモンスターの効果を相手に妨害されずに済む点が魅力になります。
このカードを採用した「魔弾」デッキが大会で優勝したことをきっかけに大きな話題となり、需要が急増しているカードです。
既に多くのサイトやショップで相場価格が上がっており、この調子でいくとしばらくの間は価格は上昇傾向になるでしょう。
「無限泡影」
遊戯王 RC03-JP049 ウルトラレア 罠 無限泡影 【中古】【Sランク】
もはやお馴染みとなっているモンスター効果を無効化する罠カードであり、条件を満たしていると手札から発動できることから相手の先攻展開に対する妨害カードとしても機能してくれる点が優秀です。
大会環境での使用率の高さは言わずもがなですが、デッキビルドパック タクティカル・マスターズにて登場する「ラビュリンス」が通常罠カードを扱うテーマらしいということから、『通常罠カードを活用するなら「無限泡影」とも相性が良いはず』ということで少しずつ注目を集めています。
本当に相性が良いのかどうかは分からないものの「ラビュリンス」テーマの特徴次第ではフル投入することもあり得るでしょうし、元々の汎用性と性能の高さもあるため高騰はしやすいかと思われます。
「ネオス・フュージョン」
【中古】遊戯王 SAST-JP060 ネオス・フュージョン (日本語版 20thシークレットレア) SAVAGE STRIKE サベージ・ストライク
「E・HERO ネオス」を含むモンスター2体のみを使って疑似的なデッキ融合(融合召喚では無いため)が出来る通常魔法カードです。
融合召喚ではなく召喚条件を無視して特殊召喚することから、特殊な召喚条件を持つコンタクト融合体も出せる点も大きな魅力になります。
デッキの構築次第ではこのカード1枚から強力な効果と高いステータスを誇る「E・HERO ネオス・クルーガー」や「レインボー・ネオス」を出すことも出来るため、「ネオス」関連カードの中でも特に優秀なカードとして挙げられます。
元よりその性能の高さから高額となっていましたが、パワー・オブ・ジ・エレメンツで「ネオス」関連が強化される影響で3月には更に価格が高騰していくでしょう。
まとめ!
2022年3月にシングル価格が高騰するカードを予想してきましたが、今回紹介したカードの中にはすでに高騰が始まっているカードもあり、3月も更なる高騰も十分に予想できますので、欲しいカードや相性の良いテーマデッキを持っているのであれば、早めに購入しておくのも手でしょう。
3月19日にはデッキビルドパック タクティカル・マスターズが発売しますが、残り1テーマである「ラビュリンス」はまだ概要が判明しておりませんが、恐らく罠カードを使ったテーマなのではないかと予想されます(名前も罠カードで迷宮に迷わせるようなネーミングですし)
デッキビルドパックについては、相性の良いカードが後半で再録される可能性も十分にあるので、相性の良いカードを購入する際は、見極めが重要になってくるでしょう。
今回紹介したカード以外にも、今後判明した情報によっては、いきなりシングル価格が高騰する可能性もありますので、気になる方は常に大会環境や最新情報にはアンテナを貼っておくことをおすすめします。
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