2022年9月も終盤ということで、来月10月にシングル価格が高騰しそうなカードについて予想していきます。
あくまでも予想なので確実に当たるとは限りませんが、今回紹介するカードの中には既に価格の上昇が始まってきているものもあるので、売買を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
2022年10月の高騰傾向を軽く予想してみた!
10月の高騰傾向については、これまでのことも踏まえると新商品や大会環境が原因で価格が上がることかと思います。
新商品についてですが、10月15日には基本パック フォトン・ハイパーノヴァが発売予定です。
9月27日現在では収録カード種類の内約半数が判明しており、「ギャラクシー」「クシャトリラ」「ジェネレイド」「リチュア」等のテーマが新規カードで強化されます。
「クシャトリラ」に関しては今回からが本格始動であることや「カオス」シンクロ関連はカテゴリとしての括りではないこともあって、今のところ判明しているのは既存テーマの強化となる新規カードばかりであり、新規テーマについてはまだ分かっていません。
また10月には11月5日に発売予定のコンセプトパック セレクション5についての続報もあるかと思いますが、既に判明している情報からも分かるようにスポットの当たるテーマのカードはほとんど再録されるであろうことが分かっているため、価格相場に与える影響は小さいでしょう。
大会環境についてですが、新リミットレギュレーション環境下での大会結果や上記のフォトン・ハイパーノヴァの影響で変化していくことが考えられます。
既にいくつかの大会は新リミットレギュレーション環境下で行われており、その中で目立った活躍をしたテーマは注目を集めやすく、テーマのキーカード等の価格は上がりやすくなるでしょう。
また10月中旬に発売するフォトン・ハイパーノヴァでは、既に新リミットレギュレーション適用下の大会環境でも活躍している「ティアラメンツ」の強化、性能の高さなどから注目を集めている「クシャトリラ」の本格始動、更には「ビーステッド」の強化も可能性が非常に高いため、パック発売後の大会環境へ大きな影響を与えることが予想されています。
新規カードによって大会環境に変化が起きれば、その分新しく活躍したテーマカード等の価格は高騰しやすいことでしょう。
2022年10月にシングル価格の高騰が予想されるカードを紹介!
「深淵の獣ルベリオン」
特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
このカードは通常召喚できない。
「深淵の獣ルベリオン」は1ターンに1度、
自分フィールドのレベル6以上のドラゴン族・闇属性モンスター1体をリリースした場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから「深淵の獣ルベリオン」以外の「ビーステッド」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「烙印」永続魔法・永続罠カード1枚を選んで自分フィールドに表側表示で置く。
「ビーステッド」テーマにとっては、サーチ効果によってデッキの安定力向上ができることや「烙印」永続魔法・永続罠カードによる盤面強化ができることから、エースモンスターでありキーカードでもあります。
新リミットレギュレーション適用下で行われた大会にて「烙印ビーステッド」や「ビーステッド」を採用したドラゴンリンクデッキ等が好成績を残したことから注目を集めてきています。
またフォトン・ハイパーノヴァでは前回登場したばかりの「ビーステッド」テーマに新たにカードが加わる可能性が高いため、今後更に利用価値が上がるであろうことも含めて価格高騰が予想されます。
「ウェルカム・ラビュリンス」
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「ラビュリンス」モンスター1体を特殊召喚する。
このカードの発動後、次のターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしかデッキ・EXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「ラビュリンス」モンスターであればステータス等の指定無しでリクルートできることや、「白銀の迷宮城」で除去効果を付与できることから「ラビュリンス」デッキのキーカードの内の1枚です。
「ラビュリンス」デッキは新リミットレギュレーション適用下で行われた大会でぽつぽつと好成績を残しており、そういった活躍から注目を集めつつあります。
元々イラストアドの高さから人気のたかいテーマだったこともあるため、今後の大会で活躍出来れば需要増加による価格上昇はあり得るでしょう。
「七星の宝刀」
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
レベル7モンスター1体を除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
レベル7モンスターを除外することで2枚ドローできる通常魔法カードであり、コストを選べる範囲が広い代わりにコストにしたカードが除外されてしまうレベル7版の「トレード・イン」とも言えます。
ランク7エクシーズを主軸としているテーマである「クシャトリラ」に採用可能なカードでもあり、「クシャトリラ」では除外されている「クシャトリラ」モンスターを帰還させる効果を持つカードが複数あるため、このカードのコストとして除外したカードをその後の展開に貢献させることも可能です。
フォトン・ハイパーノヴァにてテーマカードが多数登場することで本格始動となった「クシャトリラ」との相性の良さから、今後の価格上昇は十分あり得るでしょう。
「リチュアの儀水鏡」
儀式魔法
「リチュア」儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスター同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「リチュア」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
(2):墓地のこのカードをデッキに戻し、
自分の墓地の「リチュア」儀式モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
「リチュア」テーマの儀式魔法カードであり、墓地で発動する効果によって「リチュア」儀式モンスターをサルベージ出来る点が優秀です。
サルベージした儀式モンスターの儀式召喚を狙えるのはもちろん、別の儀式モンスターを儀式召喚する際の儀式素材としてサルベージした儀式モンスターを使うというのも有効だったりと、他の「リチュア」カードによるアクセスのしやすさや短所の無い効果を持つことから「リチュア」儀式魔法カードの中でも特に扱いやすいです。
「リチュア」はフォトン・ハイパーノヴァにて強化されるため、「リチュア」デッキのキーカードの内の1枚であるこのカードは価格が上がることでしょう。
「呪眼領閾-パレイドリア-」
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「呪眼」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在し、
自分の「呪眼」モンスターが攻撃されたダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
(3):フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合、
自分の墓地の「呪眼」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
サーチとサルベージによってアドバンテージを稼げることから「呪眼」デッキにとってのキーカードです。
「呪眼」テーマはその特性上下級モンスターで制圧していく戦術も可能でしたが、フォトン・ハイパーノヴァに収録される新規カードはリンクモンスターを活用する動きを大幅に強化してくれる性能をしているため、デッキ構築の幅が広がりました。
安定力に関わってくることからこのカードは「呪眼」デッキでならフル投入が望ましいカードでもあるため、今回の強化を機に価格が上がることが予想されます。
「光の王 マルデル」
効果モンスター
星9/光属性/植物族/攻2400/守2400
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「光の王 マルデル」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「光の王 マルデル」以外の、「ジェネレイド」カード1枚または植物族モンスター1体をデッキから手札に加える。
召喚・特殊召喚成功時のサーチ効果により、「ジェネレイド」デッキにおいては優先的に特殊召喚したいキーカードでもあります。
フォトン・ハイパーノヴァに収録される新規カードである「王の呪 ヴァラ」はその効果により「ジェネレイド」モンスターの展開ができるため、素早くエクシーズモンスターに繋げる上でもこのカードのサーチ先として有力な候補となります。
今回の強化によって「ジェネレイド」はエクシーズ召喚がかなりしやすくなるため、「ジェネレイド」テーマにおけるキーカードであるこのカードの価格上昇が考えられます。
「混沌領域」
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から光属性または闇属性のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
そのモンスターとは属性が異なり、
レベル4~8の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外し、
除外されている自分の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
光属性と闇属性の両方を扱う「カオス」関連にとっては墓地を肥やしつつもサーチができることから初動として非常に優秀なカードです。
フォトン・ハイパーノヴァに収録される「カオス」シンクロ関連の新規カードだけであればこのカードのサーチ先は限られてしまいますが、このカードと相性が良い「輝白竜 ワイバースター」と「暗黒竜 コラプサーペント」は「カオス」シンクロ関連にとってシンクロ素材の確保が出来るという点でも非常に相性が良いためセットでの採用が検討出来ます。
レアリティの高さや優秀な効果から元々シングル価格の高いカードであり、今回の新規カードによる需要増加で価格が上がりそうです。
まとめ!
2022年10月は基本パック フォトン・ハイパーノヴァの影響で高騰するカードが多い印象です。
今回紹介したカードは再録がなかったり、強化されるテーマを組むのであれば必須レベルのカード達ですので、もし強化を機にデッキを組むのであれば今のうちに確保しておくことをおすすめします。
また、今回紹介したカード以外にも基本パック フォトン・ハイパーノヴァの新規テーマや強化されるテーマの続報次第ではシングル価格が高騰するカードが出てくることが予想されますので、気になる人はTwitterの買取情報にアンテナを貼っておくといいでしょう。
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