2022年10月も残すところあとわずかとなったところで、今月の大会環境についての振り返っていきます。
活躍したテーマデッキとその特徴も一緒に紹介していくので、今後大会への参加を検討しているという人は参考にしてみてください。
【遊戯王OCG】2022年10月の環境を軽くおさらい!
10月の大会環境全体としては、中旬から大きな変化が起きました。
まず10月上旬についてですが、「イシズティアラメンツ」デッキが使用率・戦績共に環境トップとして活躍しました。
「イシズ」関連カードも「ティアラメンツ」カードも10月の新リミットレギュレーションによって一部のカードが規制されたのですが、結果的に言えば規制をものともしませんでした。
「イシズティアラメンツ」デッキ以外にも好成績を残すテーマデッキはありましたが、必然的に「イシズティアラメンツ」デッキとの対戦を想定した相性や対策手段の確保などが重要視されやすかったです。
ほとんど「イシズティアラメンツ」デッキの1強状態だったこの時の環境に変化を起こしたのが10月15日に発売した基本パック フォトン・ハイパーノヴァです。
フォトン・ハイパーノヴァでは「ティアラメンツ」の強化もあった一方で、「クシャトリラ」テーマが本格始動することとなりました。
これにより10月の下旬に行われた大会環境では「クシャトリラ」デッキが活躍の場を広げてきています。
昨今の大会環境では「ティアラメンツ」デッキや「クシャトリラ」デッキが大会環境で特に活躍しており、使用率や戦績の面から考えても環境の2トップになっていると言えるでしょう。
その活躍ぶりは優勝や準優勝どころか、大会のベスト4全てが「ティアラメンツ」デッキか「クシャトリラ」デッキのどちらかあるいは両方の混合構築が埋めている、ということも珍しくないほどです。
以上の2テーマ以外にも大会環境で活躍しているテーマデッキも複数あるのですが、「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」の活躍ぶりが圧倒的過ぎてどうしても注目度が低いというのが現状です。
【遊戯王OCG】2022年10月に活躍したテーマデッキを一覧で紹介!
「イシズティアラメンツ」デッキ
墓地肥やしと墓地で発動する効果を駆使する「ティアラメンツ」に墓地肥やしを得意とする「イシズ」関連カードを採用した構築であり、10月の上旬の大会環境では特に猛威を振るったテーマデッキです。
新リミットレギュレーションによって「ティアラメンツ」も「イシズ」関連カードもキーカードのいくつかが制限カードにまで規制されましたが、空いた枠にはミラーマッチを想定して「ビーステッド」モンスターを採用していた構築も多かったです。
フォトン・ハイパーノヴァの発売以降は、新規カード「ティアラメンツ・クシャトリラ」を採用しつつもこれまで通り「ティアラメンツ」と「イシズ」関連カードの両方を駆使する「イシズティアラメンツ」デッキ
「ティアラメンツ・クシャトリラ」の登場によって生まれた「クシャトリラ」とのシナジーを利用する混合構築「クシャトリラティアラメンツ」デッキ、「ティアラメンツ」を中心としながらも「クシャトリラ」と「イシズ」関連の両方を取り込んだ混合構築「クシャトリライシズティアラメンツ」デッキなどが大会環境で活躍しています。
もはや言わずもがなではありますが、墓地肥やし性能による安定力の高さやアドバンテージを稼ぎながらも優秀なモンスターに繋げられる融合効果は強力です。
当サイトでは2022年10月環境に対応した「イシズティアラメンツ」デッキレシピの紹介を行っております⬇︎
「ふわんだいぃず」デッキ
アドバンス召喚を駆使する鳥獣族テーマデッキです。
除外からの手札に戻る効果でアドバンテージの補充をしたり、相手ターン中でも最上級モンスターをアドバンス召喚することで制圧盤面を構築することも可能です。
「ディメンション・アトラクター」での墓地利用封じや「烈風の結界像」での特殊召喚封じは「イシズティアラメンツ」デッキにも有効だったため、10月上旬の大会環境では度々好成績を残しました。
ただ「ティアラメンツ」へのメタとして非常に刺さる「ディメンション・アトラクター」の準制限カード化はやはり痛く、「ティアラメンツ」は新規カードや混合構築によってむしろ勢いを増していることもあって、「ふわんだいぃず」デッキは10月下旬では活躍の場が減りました。
当サイトでは「ふぁんだりぃず」デッキレシピの紹介を行っております⬇︎
「ビーステッド」デッキ
墓地の光・闇属性モンスターを除外して自己特殊召喚できる「ビーステッド」モンスターをメインとしつつも、大会環境では「烙印」「ドラゴンリンク」「PUNK」「御巫」「ドラゴンメイド」「ティアラメンツ」「エルドリッチ」「サンダー・ドラゴン」など様々なテーマとの混合構築が使用されています。
レベル6の「ビーステッド」モンスターは条件を満たしていれば相手ターン中に墓地の光・闇属性モンスターを除外しつつも展開できるため、「ティアラメンツ」への対抗策としても様々なデッキに出張採用されていました。
特に上記で挙げた他テーマとの混合構築は10月の大会でも好成績を残しました。
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「クシャトリラ」デッキ
裏側表示での除外を活用するランク7エクシーズテーマであり、高い展開力から制圧盤面の構築をすることも可能です。
フォトン・ハイパーノヴァにてカードプールが増えたことで本格始動し、その高いデッキパワーをいかんなく発揮することで10月下旬の大会環境では「ティアラメンツ」と並ぶほどの使用率と戦績を誇っています。
単体でのカードパーが高いカードが多いことも有り、採用する「クシャトリラ」カードを最低限にすることで手札誘発モンスター等を多めに採用している構築も多いです。
他にも昨今では上記で触れたような「ティアラメンツ」との混合構築も活躍しています。
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「ラビュリンス」デッキ
除去効果を持った通常罠カードや通常罠カードに関連する効果を活用する悪魔族テーマデッキです。
豊富な除去手段と罠カードによる奇襲性はシンプルに強力であり、それらをトリガーとしたアドバンテージ獲得によって更に強力な盤面を作ることも可能です。
通常罠カードである「メタバース」で引き込める「王家の眠る谷-ネクロバレー」によって「ティアラメンツ」の得意とする墓地利用を封じられるため、10月の大会環境でも度々好成績を残しました。
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まとめ!!
2022年10月は新リミットレギュレーションがスタートし、環境デッキはデッキの調整を余儀なくされましたが、その中でも活躍したのが「イシズティアラメンツ」「クシャトリラ」がツートップとなりました。
2022年11月はセレクションパック5が発売しますが、既存テーマの再録がメインということもあり、環境に大きな影響を与えることはないでしょう。
2022年11月の環境も恐らく10月環境と大きく変化がないことが予想されますが、「イシズティアラメンツ」「クシャトリラ」のツートップに対して、どの様に対策やメタカードを採用していくかが、環境で戦っていくカギになるのではと、個人的に予想します。
2022年11月の環境予想についてはコチラ⬇︎