2022年11月も残すところあとわずかということで、今月の大会環境についての振り返っていきます。
活躍したテーマデッキとその特徴も合わせて紹介していくので、今後大会への参加を検討しているという人はぜひ参考にしてみてください。
2022年11月の環境を振り返り!
11月の大会環境全体としては、固定化の一途をたどることとなりました。
10月に基本パック フォトン・ハイパーノヴァが発売してから11月に至るまで、強化あるいは本格始動した「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」の2つが大会環境のトップとして活躍していました。
そんな偏った環境の中11月になってからは、日を追うごとに「クシャトリラ」よりも「ティアラメンツ」の方が使用率と戦績共に上になってきました。
以前は横並びに活躍していたテーマデッキでしたが、11月終盤の昨今では「ティアラメンツ」が1番、「クシャトリラ」が2番という形に落ち着いてきているというのが現状です。
大会では「ティアラメンツ」か「クシャトリラ」あるいはその両方の混合構築が上位を埋めてしまうことも珍しくなくなっており、それ以外のテーマデッキはベスト4に入れればかなり活躍した方だとすら言えてしまいます。
特に「ティアラメンツ」デッキに関しては「イシズ」関連の登場以降大会環境トップの座につき続いているテーマデッキですので、大会環境では「ティアラメンツ」デッキへの対策カードを採用するのが基本となってきていますし、「ティアラメンツ」デッキにとってもミラーマッチを想定した構築にしているものが多くなりました。
大会環境の固定化を示す一種の目安となる「浮幽さくら」の使用率も極めて上がっており、昨今ではサイドデッキではなくメインデッキに「浮幽さくら」をフル投入しているというデッキですら見かけるようになっています。
2022年11月に大会環境で活躍したテーマデッキを紹介!
「ティアラメンツ」デッキ
墓地肥やし効果と墓地で発動する効果を駆使する融合テーマであり、安定力の高さやお互いのターンに動ける点が非常に強力です。
11月では「ティアラメンツ・クシャトリラ」や「クシャトリラ・フェンリル」、それらをサーチできる「六世壊=パライゾス」を採用したものが環境で大活躍しています。
墓地肥やしを得意とする「イシズ」関連カードを採用した構築もありますが、昨今では「イシズ」関連カードを抜いてその分手札誘発カードを多めに採用した構築が主流となっています。
中には墓地で発動する効果と融合召喚を扱うというシナジーから「シャドール」との混合構築にしているものもありました。
「クシャトリラ」カードの採用枚数を増やした混合構築は「クシャトリラティアラメンツ」等と呼ばれており、より強力な盤面を作ったり状況に応じてどちらを狙うかを切り替えたりしていけます。
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「クシャトリラ」デッキ
裏側表示での除外を駆使するエクシーズテーマであり、高い展開力によってランク7エクシーズを並べたりといった強力な制圧盤面の構築も可能です。
11月に入ってからは「ティアラメンツ」に使用率と戦績共に上回られてきていますが、多くの好成績を残し環境上位として大活躍しました。
シンプルにカードパワーが高いカードも多いですし、除外を活用する故に自分には影響がほぼない「ディメンション・アトラクター」などを採用することで積極的に相手の墓地利用を防ぐことも狙えます。
上記でも触れた「ティアラメンツ」との混合構築も活躍しており、対「ティアラメンツ」を想定したサイドデッキにしている参加者も多いです。
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「ラビュリンス」デッキ
除去効果を持った通常罠カードや通常罠カードに関連する効果を駆使する悪魔族テーマデッキです。
罠カードによる豊富な除去手段で展開を妨害しつつも、「ラビュリンス」モンスターでアドバンテージを稼ぐことでデュエルを有利に進められます。
また通常罠カードである「メタバース」からアクセスできる「王家の眠る谷-ネクロバレー」は「ティアラメンツ」対策として非常に有用ですので、「ティアラメンツ」デッキの使用率の高い昨今の大会環境では採用するのが基本となっています。
最近ではモンスターの採用割合を極力抑えることで安定力や妨害性能をより上げた構築が主流であり、11月の大会環境でも度々好成績を残しました。
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「ビーステッド」デッキ
墓地の光・闇属性モンスターを除外して自己特殊召喚できる「ビーステッド」モンスターをメインとしたテーマです。
大会環境では「烙印」「PUNK」「ドラゴンメイド」「ティアラメンツ」などといった別テーマとの混合構築が多く、中でも「烙印ビーステッド」デッキは恩恵を受けられるサポートカードによって安定してデッキを回していけます。
レベル6の「ビーステッド」モンスターは「ティアラメンツ」への対抗手段としても有用なことも有り、「ティアラメンツ」デッキの使用率が高い昨今は比較的活躍させやすい傾向にあります。
上記で挙げた他テーマほどではありませんが、11月の大会でも活躍しました。
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「スプライト」デッキ
レベル・ランク・リンクが2のモンスターを活用するテーマであり、昨今では「リチュア」や「トライブリゲード」との混合構築が主流です。
「リチュア」テーマのキーカードである「グリム・リチュア」「リチュア・アビス」「ヴィジョン・リチュア」のレベルが2であることに注目した「リチュア」との混合構築は、「イビリチュア・ネーレイマナス」での展開や制圧をしていけます。
一部の「トライブリゲード」モンスターや「素早いビーバー」などは「スプライト」の恩恵を受けられるレベル2モンスターですし、リンク2の「トライブリゲード」モンスターを活用したりすることで制圧や切り返しを行っていけます。
「スプライト」は規制されて以降は一線を退いていましたが、11月では上記の混合デッキが優勝した大会も複数ありました。
まとめ!
2022年11月の環境は、相変わらず「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」が環境トップであり、この2強を崩すのは現時点だと難しいでしょう。
「ティアラメンツ」又は「クシャトリラ」の混合構築も最近では、大会などで見かけることも多く、この2テーマの強さだけではなくテーマとしての汎用性も物語っていることが分かります。
2022年12月は「蟲惑魔」の強化に注目されておりますが、おそらく「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」を崩すまではいかなくとも、大会環境に入り込むのか注目です。
2022年12月の大会環境も、どのような動きになるのか、今から楽しみです。
2022年12月の環境予想はコチラ⬇︎
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