2022年9月も終わりということで、今月の大会環境について振り返っていきたいと思います。
活躍したテーマデッキやその特徴も一緒に紹介していくので、今後大会への参加を検討しているという方はぜひ参考にしてみてください。
【遊戯王OCG】2022年9月の大会環境を軽くおさらい!
9月の大会環境ですが、上旬に関しては目に見えた変化はほとんどありませんでした。
「イシズティアラメンツ」デッキや「スプライト」デッキが使用率・戦績共に他テーマよりも頭一つ抜けて活躍し、大会環境のツートップとなっていました。
「エクソシスター」等のそれ以外のテーマデッキも度々好成績を残していましたが、上記のツートップの存在によって環境が固定化されていたのは否めません。
9月の中旬には10月から適用される新リミットレギュレーションの内容が発表され、「イシズ」関連や「ティアラメンツ」カードに「スプライト」カードなどが規制強化を受けることとなりました。
規制改定の際の恒例ではありますが、9月の下旬には新リミットレギュレーション適用下で行われる大会もあったため一足先に新しい環境を体験できました。
新リミットレギュレーション適用下の言わば新環境についてですが、規制強化による弱体化を受けてなお「イシズティアラメンツ」デッキがその高いデッキパワーで活躍しています。
「スプライト」デッキは規制強化を受けて以降は活躍の場が一気に減ったため、規制改定による弱体化は効果があったようです。
この時期はどんなデッキなら新環境を戦えるか試行錯誤するユーザーが多いタイミングでもあるため、これまで大会環境ではあまり見かけなかったテーマデッキが好成績を残したという大会も複数あります。
ツートップから一強に変化したとも言える昨今の環境は良いものとは思えませんが、まだ規制改定の内容が発表されて間もないことや今後の新商品の内容も踏まえての規制改定であろうことも踏まえると、規制改定の内容の良否を判断するにはまだ早いのかもしれません。
2022年9月の大会環境で活躍したテーマデッキ一覧!
「イシズティアラメンツ」デッキ
墓地肥やし効果と墓地で発動する融合効果を使う「ティアラメンツ」テーマと墓地肥やしを得意とする「イシズ」関連カードを組み合わせた混合構築です。
お互いのターンに連鎖的な墓地肥やしから融合召喚を行える動きも優秀で、墓地肥やし性能の高さもあって安定して強力な盤面を構築できるという強みは大きいです。
9月上旬では「スプライト」デッキと同じくらいの大活躍をしていましたが、新リミットレギュレーション適用下での大会では「スプライト」デッキの活躍が減ったこともあって使用率・戦績共に単独トップ状態となっています。
後述する「ビーステッド」や「エクソシスター」などが大会環境で好成績を残した要因の一つとしてこのデッキへの対処が可能だからというのもあることからも使用率とデッキパワーの高さが窺えます。
当サイトでは「イシズティアラメンツ」デッキレシピの紹介も行っております↓
「スプライト」デッキ
レベル・ランク・リンクが2のモンスターを展開することを得意としたテーマデッキです。
その高い展開力によって素早くレベル2モンスターをフィールドに並べ、ランク2エクシーズやリンク2モンスターを使った制圧力の高い盤面を構築する動きが優秀です。
9月上旬では上記の「イシズティアラメンツ」デッキと肩を並べるレベルで環境トップデッキとして活躍していましたが、規制改定によって「スプライト・ジェット」と「スプライト・スターター」の2枚のキーカードが制限カードになった上に、レベル2モンスターを簡単に並べられる「鬼ガエル」ギミックが利用できなくなったのは明確な弱体化となりました。
新リミットレギュレーション適用下で行われた大会では「トライブリゲード」との混合構築なども好成績を残しました。
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「エクソシスター」デッキ
墓地利用メタを得意としているエクシーズテーマデッキです。
相手ターン中のエクシーズ召喚やフリーチェーンの除去効果で相手の展開妨害を行えたりと、制圧力においても高い性能を発揮できる点が強力です。
墓地肥やしや墓地利用を駆使する「イシズティアラメンツ」デッキとの相性の良さもあって、9月上旬から下旬にかけての大会環境では使用率が高くなっています。
墓地利用の妨害手段として強力な「ディメンション・アトラクター」や「ビーステッド」モンスターを採用しているのが昨今の主流であり、今回の規制改定で「ディメンション・アトラクター」が準制限カードに規制されたのは初手に引き込める確率が下がったという意味でも影響がありました。
当サイトでは「エクソシスター」デッキレシピの紹介も行っております↓
「ビーステッド」デッキ
墓地の光・闇属性モンスターを除外して自己特殊召喚する動きが特徴的なドラゴン族のテーマデッキです。
今のところテーマカードの種類が少ないこともあって純構築は見られませんが、大会環境では様々な別テーマとの混合構築が使用されています。
8月の環境でも「烙印」「エクソシスター」「ドラゴンメイド」等との組み合わせが好成績を残していましたが、9月では更に「P.U.N.K.」「御巫」ドラゴンリンク「ティアラメンツ」などと組み合わせたデッキが好成績を残しました。
「イシズティアラメンツ」デッキとの相性や他テーマと混合構築しやすいという利便性から、昨今の大会環境では最も試行錯誤されているテーマとも言えます。
当サイトでは「ビーステッド」デッキレシピの紹介も行っております↓
「ナチュル」デッキ
相手の行動妨害を得意とする地属性のテーマデッキです。
「ナチュル・カメリア」や「ナチュル・モルクリケット」といった非常に優秀な新規カードが登場して以降はデッキの展開力や安定力が大きく向上したため、安定して強力な制圧盤面を構築することも可能となりました。
大会環境では地属性という点でシナジーがある「春化精」テーマ、地属性・天使族という点で「春化精」とシナジーがある「イシズ」関連カードの両方を採用した構築が主流であり、「イシズ」関連カードの墓地肥やしや「春化精」での蘇生も活用することでより強力な動きが出来ます。
他のテーマデッキと比べると注目度はあまり高くありませんが、「イシズ」関連カードが規制を受けている新リミットレギュレーション適用下の大会でも着実と好成績を残しています。
まとめ!
2022年9月の大会環境は目に見えた環境の変化はなく、10月の新リミットレギュレーション適用化の大会でも「イシズティアラメンツ」が群を抜いており、しばらくは「イシズティアラメンツ」が大会で活躍する環境になるかと思います。
2022年9月の大会環境は新リミットレギュレーションへの移行前の最後の環境でしたが、新リミットレギュレーションが適用になっても恐らく大きな環境の変化は期待できないというのが個人的な感想です。
「イシズティアラメンツ」環境に関しては、正直飽きてしまったという人も多いかと思います。
2022年10月の環境に関しては大きな変化はないかと思いますが、基本パック フォトン・ハイパーノヴァで新規テーマ、強化テーマが多数収録されますので、そこで環境がどう動くのか注目するところです。
2022年10月環境で活躍するテーマの予想はコチラ