2022年7月も終盤ということで、来月8月の大会環境について予想をしていきたいと思います。
今月の大会の結果も踏まえた上で予想していきますので、今後大会への参加を考えているという人は参考にしてみてください。
遊戯王OCGの2022年7月の大会環境を軽くおさらい!
7月の大会環境全体としては、先月などに続いて一部のテーマデッキが使用率と戦績共に頭一つ抜けて活躍することとなりました。
デッキの詳細については後述しますが、その一部のテーマデッキというのが「スプライト」デッキと「イシズティアラメンツ」デッキです。
現状ではどちらも環境トップと言えるほどの活躍をしていますが、前回の規制で「餅カエル」が使用不能となった「スプライト」に対して規制を受けていない「イシズティアラメンツ」の方が若干優勢という風に見ることもできるかもしれません。
上位ベスト4全てがこの2つのテーマデッキのどちらかであるという大会もそう珍しいものではない点からもその活躍ぶりが分かるかと思います。
いずれにせよ「スプライト」デッキと「イシズティアラメンツ」デッキが昨今の大会環境でのツートップであり、この2つ以外のテーマデッキについてはたまに好成績を残す程度となっています。
7月の大会環境の細かい部分としては、ダークウィング・ブラストの発売以降に変化が起きました。
「スプライト」や「ティアラメンツ」の新規カードは上記のテーマデッキをより強力な物としましたし、同名カード3枚を採用するだけで強力な出張セットとなれる「クシャトリラ・フェンリル」や「イシズティアラメンツ」デッキへの対策としても有効な「ビーステッド」テーマが登場し、それら新規カードをメインデッキやサイドデッキに組み込んだりと多くのテーマデッキの構築内容が確実に変わってきています。
「ビーステッド」や「クシャトリラ」に関しては大会で好成績を残したこともあったりと、新しいテーマである故に今後の更なる改良にも期待が持てるでしょう。
2022年8月に大会環境で活躍が予想されるテーマデッキを紹介!
「イシズティアラメンツ」デッキ
墓地肥やし効果と墓地で発動する効果を活用する「ティアラメンツ」テーマと墓地肥やしを得意とする「イシズ」関連カードを採用した混合構築デッキです。
なんと言っても「古尖兵ケルベク」や「古衛兵アギド」で簡単に大量墓地肥やしができることが大きく、墓地へ送られたカード次第では強力な融合モンスターを複数体並べることも視野に入ります。
効果で墓地へ送られた場合に発動できる効果と融合テーマであるという点から「シャドール」とも相性が良く、3テーマの混合構築は「イシズシャドールティアラメンツ」等とも呼ばれています。
「ティアラメンツ・ルルカロス」の登場により戦術の幅がさらに広がりましたし、手札次第では通常召喚権を使用せずとも展開が可能なことから相手の制圧盤面を崩すために「ラーの翼神竜-球体形」や「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」等をサイドデッキに採用している構築も多いです。
敢えて言うまでもありませんが安定力の高さを含め非常に強力なデッキなので、8月の大会環境でも当然のように活躍することでしょう。
「イシズティアラメンツ」のデッキレシピについては当サイトでも紹介しております↓
「スプライト」デッキ
レベル・ランク・リンクが2のモンスターを駆使する「スプライト」テーマをメインとしたデッキです。
「スプライト」カードだけでなく、簡単にレベル2モンスターを展開できるギミックとして「鬼ガエル」と「粋カエル」のセットや「素早いビーバー」等も採用されており、墓地肥やし効果を持つ「スプライト・スプリンド」の登場により「素早いアンコウ」を採用した構築も見られるようになりました。
同じく環境トップの「イシズティアラメンツ」デッキへの対策として、「ディメンション・アトラクター」や「ビーステッド」モンスターをメインデッキあるいはサイドデッキに採用した構築も多いです。
新商品や他テーマの存在もありますが、性能が高いのは言わずもがなですので8月の大会環境でも大活躍することでしょう。
当サイトでも「スプライト」デッキレシピを紹介しております↓
「エルドリッチ」デッキ
「エルドリッチ」関連カードを使いつつも汎用性の高い罠カードや強力なロック効果を持つ罠カードを活用したメタビート軸が主流となっています。
「スキルドレイン」や「群雄割拠」を活用して相手の展開などを抑えていくのはもちろん、昨今では「ティアラメンツ」や「ギガンティック・スプライト」等に対して有効な「暗闇を吸い込むマジック・ミラー」を採用しているデッキもよく見られます
昨今の環境トップデッキに刺さるメタカードやロックカードを使えれば好成績を残すことも可能ですので、8月の大会環境でも活躍できるように思います。
当サイトでは「エルドリッチ」デッキレシピの紹介も行っております↓
【エルドリッチデッキレシピ2022】回し方・対策・相性の良いカードを紹介!2022年1月リミットレギュレーション対応版!
「クシャトリラ」デッキ
自己特殊召喚効果・サーチ効果・裏側表示で除外する効果を持った「クシャトリラ」モンスターを駆使するのが特徴のテーマデッキです。
「クシャトリラ」モンスターを使ったランク7エクシーズを出せるのはもちろん、手軽に強力なモンスターを出せることでも有名な「烙印」や「P.U.N.K.」等と混合構築にすることで安定力などを向上させたデッキも好成績を残しました。
登場して間もないテーマであることからテーマカードが比較的少ない上に、どうしても「クシャトリラ・フェンリル」の出張性能の方が注目されがちですが、混合構築にするテーマの選択等まだまだ試行錯誤できる余地はあるので「クシャトリラ」デッキの今後の活躍には期待が持てます。
「暗黒界」デッキ
効果によって手札から捨てられた場合に発動できる効果を持つ「暗黒界」モンスターと、そのトリガーとなれる手札のカードを捨てる効果を持ったカードをメインとしたテーマデッキです。
8月6日に発売予定のストラクチャーデッキR-デビルズ・ゲート-にて、新たに融合モンスターが登場したりと大幅に強化されます。
融合モンスター以外の「暗黒界」モンスターはフィールドで利用できる効果を持たないため、「エルドリッチ」デッキ同様「スキルドレイン」(ストラクチャーデッキR-デビルズ・ゲート-に再録済)等を使うことで相手の行動のみを抑えるといった動きも可能です。
環境トップである「イシズティアラメンツ」デッキや「スプライト」デッキに太刀打ちできるかと言われると中々に難しいかと思いますが、せっかく新商品で強化されるテーマデッキですので個人的な願望も含めて活躍して欲しい所です。
まとめ!
2022年8月の大会環境で活躍するカードを予想してきましたが、8月の環境も「餅カエル」が禁止カードとなり、戦力ダウンしたとはいえ「スプライト」を多く見かけることが多いのではないかと個人的には感じるところであります。
また、「イシズティアラメンツ」も「スプライト」に負けじと「ラーの翼神竜-球体形」や「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」等をサイドデッキに採用している点を見ると、7月続き8月もこの2テーマが環境トップを争う形になりそうです。
2022年7月に大会で活躍したテーマデッキの紹介はコチラ↓