2022年6月も終わりということで、今月の大会環境について振り返っていきたいと思います。
大会で活躍したテーマデッキとその特徴などについても紹介していくので、今後大会への参加を考えているという人はぜひ参考にしてみてください。
【遊戯王OCG】2022年6月の環境を軽くおさらい!
6月の大会環境全体としては、一部のテーマデッキが群を抜いて活躍することとなりました。
その活躍しているテーマデッキというのが、「ガエル」と「スプライト」の混合構築である「ガエルスプライト」デッキと「イシズ」関連カードと「ティアラメンツ」を合わせた「イシズティアラメンツ」デッキです。
6月上旬では「ガエルスプライト」デッキが環境トップとして多くの大会で好成績を残し、「イシズティアラメンツ」デッキはそれに続く形となっていました。
しかし6月中旬には7月から適用される新リミットレギュレーションの内容が発表され、「餅カエル」等が禁止カードとなることが判明しました。
6月下旬には新制限環境下で行われる大会も複数あり、規制により若干の弱体化がされた「ガエルスプライト」デッキと「イシズティアラメンツ」デッキは戦績や使用率の面で並ぶこととなりました。
昨今では完全に「ガエルスプライト」デッキと「イシズティアラメンツ」デッキの2強環境となっており、その使用率の高さ故に「ガエルスプライト」デッキ対「イシズティアラメンツ」デッキとなる試合やミラーマッチも頻繁に発生しています。
詳しくは後述もしますが、上記の2つのテーマデッキ以外にも「エクソシスター」や「エルドリッチ」も好成績を残したり使用率も上昇傾向にあるのですが、「ガエルスプライト」デッキと「イシズティアラメンツ」デッキと比べると大きな差が開いてしまっているのは誰の目にも明らかです。
2022年6月に大会環境で活躍したテーマデッキ一覧!
「ガエルスプライト」デッキ
レベル・ランク・リンクが2のモンスターを駆使する「スプライト」テーマと、「ガエル」テーマを併せた構築です。
制圧力のある「餅カエル」が禁止カードとなって以降もレベル2モンスターの展開ギミックである「鬼ガエル」と「粋カエル」のセットは依然変わらず使用されており、安定力などに貢献しています。
また「餅カエル」がいなくなってからは、同名モンスターをリクルートすることでレベル2モンスターを素早く並べられる「素早いビーバー」を採用した構築も結果を残しています。
同じく環境トップの「イシズティアラメンツ」デッキ対策として非常に有効な「ディメンション・アトラクター」をメインデッキあるいはサイドデッキに採用した構築も多く見られており、それだけ対策を打つべき相手が限られているとも言えます。
当サイトでは「ガエルスプライト」テーマの紹介も行っております↓
「イシズティアラメンツ」デッキ
墓地肥やし効果と墓地で発動する効果を活用する「ティアラメンツ」テーマに墓地肥やしを得意とする「イシズ」関連カードを採用した構築です。
「古尖兵ケルベク」や「古衛兵アギド」による大量墓地肥やしによって「ティアラメンツ」モンスターを墓地へ送り、あれらの効果で融合召喚等の展開を行っていく動きは強力です。
他にも「イシズ」関連を採用するのを前提とした上で、「シャドール」カードを多めに採用した60枚構築のものや「烙印」関連を採用して融合手段を増やした構築もあります。
昨今では「マスクチェンジ・セカンド」を採用することで「M・HERO ダーク・ロウ」を出せるようにし、ミラーマッチへの対策を取っているというデッキも見られます。
「イシズティアラメンツ」デッキレシピについて、当サイトでも紹介しております↓
「エクソシスター」デッキ
相手の墓地利用メタに特化しているのが特徴のテーマデッキです。
墓地で発動する効果を使う「イシズティアラメンツ」デッキ、蘇生効果も使う「ガエルスプライト」デッキの両方に対して性能を発揮できることもあり、使用率や戦績では差こそあるものの上記の環境2トップのデッキに続く形で活躍しています。
このことから着実と好成績を残してきているテーマデッキでもあり、それに合わせて使用率も確実に上がってきているのが現状です。
「ガエルスプライト」デッキと「イシズティアラメンツ」デッキの方が目立つものの、「エクソシスター・マルフォ」の登場以降テーマデッキ自体の性能が大きく上がった「エクソシスター」デッキも昨今の大会環境において有力なテーマデッキとなっています。
当サイトでは「エクソシスター」デッキレシピの紹介も行っております↓
「エルドリッチ」デッキ
「エルドリッチ」関連カードを使いつつも汎用性や性能が高いロック効果を持つ罠カードを活用したメタビート軸が主流です。
「スキルドレイン」や「群雄割拠」を早い段階で使えればデュエルを有利に持ち込みやすく、「死霊王 ドーハスーラ」等の「アンデットワールド」関連を採用して制圧力を上げた構築も大会環境で活躍しました。
昨今の環境トップデッキに対しては特にロックカードを序盤の内に使えるか否かは重要なポイントになるため、「金満で謙虚な壺」や「強欲で金満な壺」等で積極的に引き込んでいくことのも一つの戦略となっています。
当サイトでは「エルドリッチ」テーマデッキの紹介も行っております↓
【エルドリッチデッキレシピ2022】回し方・対策・相性の良いカードを紹介!2022年1月リミットレギュレーション対応版!
「ふわんだりぃず」デッキ
追加召喚と除外から手札に戻る効果を使うのが特徴の鳥獣族テーマデッキです。
自分は墓地を利用しないため「イシズティアラメンツ」デッキに対して非常によく刺さる「ディメンション・アトラクター」や「次元の裂け目」を無理なく採用することができますし、鳥獣族という点でシナジーがある「烈風の結界像」は「ガエルスプライト」デッキの展開を防ぐことが出来ます。
このように「ふわんだりぃず」は環境の2トップへの対抗策を用意しやすいテーマデッキでもあるため、6月の大会環境で好成績を残すこともありました。
「強欲で金満な壺」や「金満で謙虚な壺」等も出来る限り採用することで、自分の手札事故の可能性を抑えたり相手へのメタカードの確保をしやすくした構築が基本となっています。
まとめ!!
2022年6月に大会環境で活躍したテーマデッキを紹介して来ましたが、6月の環境はやはり、「ガエルスプライト」それと対をなすように「イシズティアラメンツ」が活躍するする環境でした。
「ガエルスプライト」については、主力エクシーズモンスターであった「餅カエル」が禁止になった影響が大きかったと思ったら、実はそんなことはなかったことに「やはりか・・・・」と思った人も多いのではないでしょうか?
2022年6月は、久々に見る一強、二強環境といった印象でしたが、次の制限改定までしばらくこの状態が続くことが予想されるでしょう。