2022年5月も終わったところで、今月の大会環境を振り返っていきたいと思います。
大会で活躍したテーマデッキとその特徴についても紹介するので、今後大会への参加を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
【遊戯王OCG】2022年5月の環境を軽くおさらい!
5月の大会環境全体としては、一部のテーマデッキが活躍することになりました。
昨今の大会で猛威を振るっているのが「ガエル」と「スプライト」の混合構築である「ガエルスプライト」デッキであり、使用率と戦績共に文句無しのトップです。
「スプライト」は4月下旬に登場した新規テーマであり、5月が始まってすぐの頃は「ガエル」以外の別テーマとの混合構築も見られましたが、昨今では専ら「スプライト」デッキと言えば「ガエルスプライト」デッキとなっています。
「ガエルスプライト」デッキの次に活躍したと言えるのが「烙印」関連を採用した「ティアラメンツ」デッキ、通称「烙印ティアラメンツ」デッキです。詳しくは後述もしますが、「烙印」関連は他テーマにも採用されていることからもギミックの性能の高さを表しています。
これら一部のテーマデッキが優勝や準優勝と言った好成績を残しており、それ以外のテーマデッキは活躍の場が少なくなっています。
「ガエルスプライト」デッキ等の強さを証明している一方で、一部のテーマデッキが使用率と戦績で独走している昨今の状態は環境的に好ましいとは言えないため、2022年6月中旬に発表されるであろう次回の規制改定で弱体化されのではないかと噂されています。
2022年5月に大会環境で活躍したテーマデッキを紹介!
「ガエルスプライト」デッキ
レベル・ランク・リンクが2のモンスターを駆使して戦うのが特徴の「スプライト」テーマと、同じくレベル・ランクが2のモンスターを展開できる「ガエル」テーマを併せた構築です。
前述もしたように2022年5月の大会で最も好成績を残したテーマデッキでもあります。
「ギガンティック・スプライト」の効果によって大量展開への対策カードである「原始生命態ニビル」を防ぎながらも強力な盤面構築が可能で、尚且つデッキの展開ギミックに必要なカードがあまり多くない故に手札誘発カードを多数投入できるという利点もあります。
登場してからひと月足らずでここまで大会環境で活躍することからも「スプライト」テーマの性能の高さが窺えます。
当サイトでも「ガエルスプライト」デッキレシピを紹介しておりますので、気になる方は参考にしていただければ幸いです↓
「烙印ティアラメンツ」デッキ
墓地肥やし効果と墓地で発動する効果を活用する「ティアラメンツ」テーマに「烙印融合」を筆頭にした「烙印」関連カードを採用した構築です。
「ティアラメンツ」と「烙印」関連はどちらも消費を抑えての融合召喚や素材とするモンスターをデッキやエクストラデッキに戻すことで繰り返し利用することが出来るため、継続的にアドバンテージを稼ぎながらもデュエルを有利に進めることができます。
「ティアラメンツ」は「シャドール」など他にも相性の良い融合テーマが複数あるため、混合構築でも性能を発揮しやすいというのは確かなメリットです。
上記の「ガエルスプライト」デッキほどではないながらも、他のテーマデッキよりは使用率も好成績も多くなっていました
当サイトでは「烙印ティアラメンツ」のデッキレシピと回し方を紹介しております↓
「エルドリッチ」デッキ
大会環境における「エルドリッチ」デッキは、汎用性や性能が高いロック効果を持つ罠カードを活用するメタビート軸が主流です。
「スキルドレイン」「群雄割拠」「御前試合」「センサー万別」「サモンリミッター」「手違い」などで相手の動きを抑えつつも「黄金卿エルドリッチ」で戦っていく構築の他にも、「エルドリッチ」関連カードだけでなく「死霊王 ドーハスーラ」等の「アンデットワールド」関連を採用した構築も好成績を残しました。
中には「烙印融合」等の「烙印」関連を採用した構築(通称「烙印エルドリッチ」デッキ)もあり、「黄金卿エルドリッチ」や罠カード以外の手段でも戦っていけるという点がメリットとなっています。
高速化している昨今においてロックカードの強力さは依然変わっていないため、これらを上手く利用することで着実と好成績を残しました。
当サイトでも「エルドリッチ」テーマデッキの紹介を行なっております↓
【エルドリッチデッキレシピ2022】回し方・対策・相性の良いカードを紹介!2022年1月リミットレギュレーション対応版!
「@イグニスター」デッキ
展開力の高さが大きな特徴のサイバース族テーマであり、安定して大量展開を行うことも可能です。
効果を受けない耐性を持つ上に最大攻撃力6000となれる「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」、複数回の除去ができる上に攻撃力5300となる「アクセスコード・トーカー」(「アップデート・ジャマー」で2回攻撃を付与すればワンターンキルも狙える)の2体の切り札へ繋ぐことで勝利を目指せます。
また採用するテーマカードを展開に必要な最低限に抑えることで、残りの枠を手札誘発カードやその対策カードに出来る点も優秀です。
最近ではサイバース族という共通点がある「斬機」要素を取り込んだ構築が好成績を残しており、「斬機サーキュラー」を起点とした簡単な展開ギミックによって更に展開力を向上させています。
まとめ!
2022年5月に大会環境で活躍したテーマデッキを紹介してきましたが、正直な話をすれば、2022年5月環境は「ガエルスプライト」一強という印象で、「ガエルスプライト」に次いで、今回紹介したテーマデッキが環境で結果を残した形だったかと思われます。
2022年7月からは、早くも次のリミットレギュレーションが発表されますが、高い確率で「スプライト」関連のカードは規制されることが予想されます。
2022年6月もこのままの勢いでいけば、「ガエルスプライト」一強状態になりますが、この辺については、恐らく「スプライト」一強に飽きてきている人も多いかと思いますので、次の規制で、前環境みたいに様々なテーマが環境に残る、群雄割拠時代に戻ることを個人的にも望んでいるところです。
2022年6月の環境予想はコチラ↓