2022年3月が始まったところで、今月の大会環境について予想をしていきたいと思います。
あくまで予想ではありますが、2月に行われた大会の実績も踏まえた上で紹介していくので参考にしてみてはいかがでしょうか。
【遊戯王OCG】2022年2月の環境傾向を振り返り!
2月の大会環境についてですが、特定のテーマデッキが独走するような急激な変化はなかったものの、それまでよりも様々なテーマデッキが活躍することとなりました。
「勇者トークン」の出張セットを採用したデッキについてはむしろ増えた印象すら受けますが、「勇者トークン」の出張セット採用の有無を除けば多種多様なテーマデッキが好成績を残しました。
具体的には昨今使用率の高い「勇者デスピア」を筆頭に、「勇者電脳堺」や「アダマシア」に「ドライトロン宣告者」などコンセプトも様々です。
また、2月の下旬には「In to the VRAINS!」を採用した「魔弾」デッキが大会で優勝したことも話題となりました。
先月との違いとして、最近では「セリオンズ」デッキが着実と好成績を残してきています。
「烙印勇者」や「ABC」など、どのテーマとの混合構築が一番良いのかは固まっていないこともあって多くのユーザーが自分好みの工夫をしながら大会に挑んでいます。
2022年3月の環境で活躍するテーマデッキを予想!
「ふわんだりぃず」デッキ
風属性と水属性の鳥獣族テーマであり、効果による追加召喚を行ってモンスターを展開していく動きや除外されている自身を手札に戻す動きが特徴的です。
影響力が大きい「虚無空間」や「ディメンション・アトラクター」を無理なく採用することができ、「強欲で謙虚な壺」や「金満で謙虚な壺」を使うことでキーカードを引き込むことも出来たりと、他の環境デッキとは特性が大きく異なる点が複数あるため対策の取り辛さという意味でも強力です。
特殊召喚による大量展開や墓地利用といった昨今の遊戯王で多く見られる動きとはコンセプトが異なることもあり、今後も活躍が見込めるテーマデッキです。
当サイトでは「ふわんだりぃず」テーマデッキの紹介も行っております↓
「烙印トライブリゲード」デッキ
獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを使うリンクテーマである「トライブリゲード」に「アルバスの落胤」や「烙印」魔法・罠カード等を採用した構築です。
「烙印融合」の誓約は「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の効果コピーで無視できるため、「トライブリゲード」による墓地肥やしと展開で強力なリンクモンスターを並べた最後に「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」を出し、その効果で「烙印融合」をコピーして「氷剣竜ミラジェイド」を出せばより強力な盤面構築が可能です。
また「トライブリゲード」の動きが相手に妨害されて出来なくなったのであれば、「烙印融合」で「烙印竜アルビオン」等を使った連続融合の動きを狙うことで戦っていくことが可能です。
「トライブリゲード」は「LL」との混合構築も活躍していますが、最近では「烙印トライブリゲード」デッキも好成績を残してきているため3月の大会環境でも活躍できるでしょう。
「@イグニスター」デッキ
サイバース族である「@イグニスター」モンスターや「Ai」魔法・罠カードを主軸とし、極めて高いアドバンテージ獲得能力と展開力によって1ターンに何度もリンク召喚できるのも特徴的です。
素材を多く使った「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」は高い攻撃力と強固な耐性により突破することがかなり難しい切り札ですし、サイバース族というシナジーがあることから高攻撃力かつ複数回の除去をチェーンを組ませずにできる「アクセスコード・トーカー」も簡単に出せる点も優秀です。
また「@イグニスター」は展開の初動札が多いことから安定して動けるため、残りの枠に手札誘発モンスターなどの汎用カードを他の環境デッキよりも多く投入できるというのもメリットになります。
デッキを使いこなすには複雑なコンボを覚える必要がありますが、それ故に切り札の強さは目を見張るものがあるため3月の大会環境でも好成績を残せることでしょう。
当サイトでは「@イグニスター」テーマデッキの紹介を行っております↓
「SPYRAL」デッキ
多種多様な専用サポートカードを駆使してアドバンテージを稼いだり展開を行えるのが特徴のテーマデッキです。
「SPYRAL-グレース」を墓地に送りつつ展開ができる「マジシャンズ・ソウルズ」は相性が良いため、それをサーチできる「イリュージョン・オブ・カオス」や更にそのサーチが出来る「儀式の準備」、更には「SPYRAL-グレース」の蘇生手段となれるカード等の大量投入によって安定してデッキを回せるようになっています。
現状では他の環境デッキほど目立った活躍をしているわけではありませんが、高い安定力とアドバンテージ獲得能力は間違いなく優秀ですので今後の活躍が予想されます。
「神碑」デッキ
3月19日に発売予定のデッキビルドパック タクティカル・マスターズにて登場する新規テーマの内の1種であり、相手のデッキ破壊が主な戦術という変わった特徴を持ちます。
次の自分バトルフェイズをスキップするという共通のデメリットを持つ速攻魔法カードを駆使する都合から、自分からは戦闘を行わずして勝利を目指せるというコンセプトはかなり珍しいです。
上記のように癖の強さはありますが、構築次第ではビートダウンが主流である昨今のデッキを翻弄することも可能だと思います。
せっかくの新規テーマだからという個人的な願望もありますが、タクティカル・マスターズが発売する頃には4月から適用される新リミットレギュレーションが発表され、それに準じた大会も行われるかと思いますので、大会環境がどのように変化するか分からないという意味でも癖のあるこのテーマを予想として挙げさせていただきました。
当サイトでは「神碑」テーマの特徴を紹介しております↓
まとめ!
2022年3月も始まり、2022年3月に活躍するテーマデッキを予想してきましたが、2022年2月は「勇者」テーマとの混合テーマが多かったものの、様々なテーマが活躍する月だったかと思います。
カードプールに差こそはあるものの、遊戯王マスターデュエルで活躍していたテーマを紙媒体の遊戯王OCGで再び見かける機会が増えたと感じるのは筆者だけでしょうか?
2022年3月はデッキビルドパック タクティカル・マスターズが発売し、その中でもデッキ破壊テーマである「神碑」テーマが環境として流行するのかも見どころです(個人的な意見にはなりますが、デッキ破壊テーマが環境で流行するのは賛否両論がありそうな予感がします)
2022年3月の環境についてはデッキビルドパック タクティカル・マスターズの発売がどれだけ影響するかが、見どころでしょう。
2022年2月の環境について振り返りたい方はコチラ↓
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