2022年2月も終わりというところで、今月の大会環境を振り返っていきたいと思います。
大会で好成績を残したテーマデッキやその特徴なども併せて紹介するので、今後大会に参加する予定があるという人は参考にしてみてください。
2022年2月の大会環境を軽くおさらい!
2月の大会環境全体としては、特別大きな変化は見られませんでした。
「勇者トークン」の出張セットは規制されて以降も採用率がかなり高く、規制前と比べても同じくらいどころか「勇者デスピア」デッキの台頭と使用率上昇によりむしろ増えている状態となっています。
とはいえ、「勇者トークン」の出張セットが活躍しているということ自体は1月の大会環境と同じですので、特別変わったこととは言えないでしょう。
もちろん「勇者トークン」の出張セットを採用していないテーマデッキも活躍しており、「勇者トークン」の出張セットを採用しないと弱いということは決してありません。
デッキの強さにおいては大会の結果がそれを表していますが、「○○勇者」「勇者○○」といった名前のデッキが大会環境で頻繁に見られるのも事実ではあります。
大会環境で活躍しているテーマデッキとしては、2月28日現在では「勇者デスピア」デッキはトップと言えるほどの使用率であり、「天威勇者」や「ドライトロン宣告者」等も1月までと変わらないくらいに使われています。
成績においては「勇者デスピア」デッキの独走とはなっておらず、大会等の違いにより差はあれど全体的には多種多様なテーマデッキが互角に渡り合う状態となっています。
再び群雄割拠な環境になってきていると見ることもできますが、それを踏まえても「勇者トークン」の出張セットの採用率の高さは気になる所でもあります。
2022年2月に大会で活躍した環境テーマデッキを紹介!
「勇者デスピア」デッキ
「デスピア」テーマやそのサポートカードである「烙印」カードを主軸としつつ、「勇者トークン」の出張セットを採用したテーマデッキです。
「烙印融合」を使った連続融合の展開は非常に優秀であり、アドバンテージを稼ぎながら継続的に強力なモンスターを出していけることから消費を抑えながら戦い続けられるのは大きな魅力です。
「デスピア」関連カード自体は妨害されてもなお連続融合が出来るようなタイプではないこともあり、「勇者トークン」の出張セットで相手の妨害から自分のコンボを守ることが出来る点はかなり相性が良いです。
「神炎竜ルベリオン」の効果がデッキに戻して融合召喚すること等から、エクストラデッキに頼る融合デッキでありながらも必要なカードがそこまで多くないため、「金満で謙虚な壺」を採用してキーカードを引き込みやすく出来るという点も優秀です。
当サイトでは「勇者デスピア」デッキレシピを紹介しております↓
「天威勇者」デッキ
「天威」「相剣」「竜星」といった幻竜族のシナジーを意識した混合構築デッキの呼び名であり、更にそこに「水晶機巧-ハリファイバー」や「幻獣機オライオン」等の汎用的なリンク&シンクロ要素を混ぜ合わせることで安定して大量展開を行えるのが特徴です。
展開したモンスターを様々なシンクロモンスターに繋げられることから、制圧盤面の構築だけでなく切り返しの際にも高い性能を発揮できることも大会環境で活躍出来ている理由の一つです。
また除去手段が豊富なことから対応力の高さも魅力であり、戦闘ダメージだけでなく効果ダメージも含めで様々な方向から相手を追い詰めていけます。
「ドライトロン宣告者」デッキ
攻撃力を参照した儀式召喚や相性の良い天使族モンスターを使うことによってアドバンテージを稼ぎながら強力な効果の儀式モンスターを出していけるのが特徴のテーマデッキです。
サーチ効果を多用することもあって安定して展開をしていくことができ、盤面が整った後の制圧力の高さは昨今の環境デッキを相手にしても引けを取りません。
制圧力がより高い「崇光なる宣告者」を主軸にした構築と、サポートカードが豊富でデッキの事故率が低い「神光の宣告者」を主軸にした構築の主に2パターンがあります。
「アダマシア」デッキ
デッキトップからカードをめくって岩石族の非チューナーを特殊召喚する動きが特徴的な岩石族テーマです。
上手くいった時の「アダマシア」チューナーの展開力の高さは言わずもがなであり、シンクロだけでなくリンクやエクシーズといった様々な召喚方法も活用できます。
昨今では「ブロック・ドラゴン」で有効活用できる地属性でありながらも「水晶機巧-ハリファイバー」に繋げやすい「No-P.U.N.K.セアミン」等が採用されている構築が主流となっています。
当サイトでは「アダマシア」デッキレシピを紹介しております↓
「セリオンズ」デッキ
装備カードにする効果や装備モンスターに効果を付与する効果が大きな特徴のテーマデッキです。
テーマ自体が最近登場した新しいデッキであり、2月の大会環境では優勝記録もいくつか残しているほど活躍しています。
「アルバスの落胤」や「烙印融合」に加えて「勇者トークン」の出張セットを採用した「烙印勇者セリオンズ」と呼ばれる構築や、「水晶機巧-ハリファイバー」や「幻獣機アウローラドン」等のリンク&シンクロの展開ギミックを採用した構築もあったりと、相性の良いカードや環境への対策など様々な試行錯誤がされています。
当サイトでは「セリオンズ」デッキレシピを紹介しております↓
まとめ!
2022年2月に大会環境で活躍したテーマデッキを紹介してきましたが、「2022年1月と比べてほとんど環境に変化のない月だった」と言うのが率直な感想です。
「勇者」関連のカードは規制が入ったものの、まだ出張性は高いかと思います。
また、2022年2月は多種多様なテーマデッキが活躍していますが、3月はデッキビルドパック タクティカルマスターズで新規テーマが増えるので、環境にどの様な影響があるのかも見どころです。
2022年3月の環境予想についての紹介はコチラ↓
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