2021年10月も終盤となったところで、来月の大会環境で活躍しそうなテーマデッキを予想していきます。
10月27日現在までに行われた大会の結果などを元に予想していきますが、あくまで予想なので必ず当たるわけではないことは予めご承知おきください。
目次
2021年10月の大会環境を軽くおさらい!
10月の大会環境ですが、全体としては多種多様なテーマデッキが好成績を残す群雄割拠な状態が続きました。
具体的には「相剣」「ドライトロン」「幻影騎士団」「プランキッズ」「サンダー・ドラゴン」等々、コンセプトも得意としている動きも異なるテーマデッキたちがデッキ相性や対策手段の用意をすることで覇を競っている状況と言えます。
「勇者トークン」や「D-HERO デストロイフェニックスガイ」といった出張セットの活躍も目立っており、優勝や準優勝といった好成績を残したデッキの中では約半数近くがこの出張セットのどちらかあるいは両方を採用していました。
出張セットとしては活躍の幅が広いと言えますが、上記の出張セットのどちらも採用していないテーマデッキも活躍しています。
中でも10月16日に発売したバトル・オブ・カオスにて新規カードが登場した「相剣」デッキは、汎用性の高い罠カードを多めに採用して相手の戦術妨害に重点を置いた構築も結果を出しています。
一時期はこれらの出張セットを採用していないデッキが好成績を残すことの方が珍しかったほどでしたが、それを踏まえれば昨今では「勇者トークン」や「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットの流行が少し落ち着き始めているようにも感じます。
弱点を補ったり長所をより伸ばすために出張セットを採用したテーマデッキ、出張セットを採用せずとも大会環境で活躍できるよう試行錯誤されたテーマデッキ、出張セットという存在は無視できないもののどんなテーマデッキが優勝してもおかしくはない大会環境と言えるでしょう。
2021年11月の大会環境で活躍するテーマデッキを予想!
「ドライトロン」デッキ
レベルではなく攻撃力を参照して儀式召喚するのが特徴のテーマデッキであり、攻撃力が低い代わりに制圧力の有る「宣告者」との混合構築が昨今の主流です。
採用する「ドライトロン」モンスターは儀式召喚のサポートに特化させ、「ドライトロン」儀式モンスターを採用せず「宣告者」の制圧力を重視した構築もよく見られます。
「勇者トークン」や「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットを採用していないデッキも好成績を残していたので、11月の大会環境でも活躍していけるでしょう。
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「トライブリゲード」デッキ
獣族・獣戦士族・鳥獣族を主軸としたリンクデッキであり、墓地リソースを活用することで高リンクモンスターに繋げることも容易なのが特徴です。
元より「トライブリゲード」テーマではリンク召喚先の方には制約がかからないため、汎用リンクモンスター等を使って制圧力の高い盤面構築することも可能でした。
昨今では「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットを採用しているデッキも活躍していますので、11月の大会環境でも好成績を残せるはずだと予想します。
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「電脳堺」デッキ
レベルやランクが3の倍数のモンスターを駆使する展開力に長けたテーマであり、エクシーズとシンクロの両方を活用する対応力の高さも長所です。
2021年10月に「真竜皇V.F.D.」が禁止カード化されてからは大会環境での活躍が目立たなくなっていましたが、昨今では「勇者トークン」の出張セットを採用した構築が着実と結果を出してきています。
元々「電脳堺」テーマ自体は規制されていなかったこともあるため、今後の活躍にも十分期待できます。
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「エルドリッチ」デッキ
罠カードを駆使するアンデット族テーマであり、その特性からモンスターの採用枚数が少なくてもしっかり動けるという特徴もあります。
出張セットを合わせても問題なくデッキを回せるため、昨今の大会環境では「勇者トークン」と「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットの両方を採用している構築も活躍しています。
元々デッキのエースである「黄金卿エルドリッチ」も使い回しやすさなどから優秀ですし、出張セットの強さは言わずもがなですので11月も好成績を残せるのではないかと思います。
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「伝説のフィッシャーマン」デッキ
「伝説のフィッシャーマン」を筆頭に「海」に関連する効果を持つカードを中心とした水属性デッキです。
11月20日に発売予定のデュエリストパック-深淵のデュエリスト編-にて新規カードが複数登場し強化されるデッキでもあります。
デッキの切り札である「伝説のフィッシャーマンⅢ世」の除去性能は現環境でも通用するほど強力ですし、新規カードの「電気海月-フィサリア-」は出しやすい下級モンスターでありながらも展開効果と制圧効果の両方を持っているため非常に優秀です。
大会環境で活躍するにしても深淵のデュエリスト編が発売する20日以降にはなりますが、せっかく大幅強化されるテーマですので個人的な願望を含めて予想させていただきました。
まとめ
2021年11月の遊戯王OCGの環境を予想して来ましたが、参考になりましたでしょうか?
2021年10月は「D−HERO デストロイ・フェニックスガイ」と「勇者トークン」の出張を目にする機会がまだ多かったと思います。
11月の環境も恐らく、この2つと相性の良いテーマ関連のデッキが環境に残ることが予想できます。
話は少し逸れますが、恐らく次のリミットレギュレーションでは、「D−HERO デストロイ・フェニックスガイ」と「勇者トークン」の出張関連は何かしらの規制を受けそうな予感がします(というか、個人的にはして欲しいと感じる次第です)
今大会を行うショップも増えて来ましたが、コロナウイルスの脅威が無くなった訳ではありませんので、引き続き注意して大会に参加する様、心がけましょう。