遊戯王OCGの大会環境で活躍するテーマデッキは、その時の規制や新商品等によって度々大きく変化しています。
今回はその中でも大会環境の中堅として活躍していた、あるいは今現在も活躍しているテーマデッキを紹介していきます。
ここでいう中堅デッキというのは、大会での使用率がトップレベルに高いわけではないものの入賞経験がいくつかあったり環境上位デッキに対しても勝つことが狙えるデッキのことです。
新型コロナウイルスの影響もあって大会を開催することや参加するのが難しい時期ではありますが、大会に参加したいという人のデッキ構築や改良の参考になりましたら幸いです。
2020~2021年にかけてオススメの中堅デッキを一覧で紹介!
「セフィラ」デッキ
構築次第で様々な召喚方法を扱えるテーマデッキであり、展開力の高さを利用したビートダウンなどを得意としています。
安定力の高さが魅力的な一方、状況に応じたプレイングだけでなくそれが後の自分の戦術にどのような影響があるか等を考えながら運用していく必要があるため慣れや判断力を要する上級者向けのデッキとも言えます。
一時期は環境トップとして活躍していましたが、第10期のルール変更によりエクストラデッキからのペンデュラム召喚がし辛くなったことで大幅に弱体化し、その後汎用リンクモンスターの登場や第11期のルール変更によって環境中堅として活躍するほどの力を取り戻しました。
同じくペンデュラムテーマであり魔法カードでアドバンテージを稼ぎやすい点から「エンディミオン」との混合デッキもあり、魔法カードの発動やペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンにセットすることで魔力カウンターを稼いで強固な盤面構築へ繋げていけます。
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「魔術師」デッキ
ペンデュラムモンスターである「魔術師」を主軸にし、融合・シンクロ・エクシーズ・リンクといった召喚方法を駆使してビートダウンを行うテーマデッキです。
シナジーがある「EM」や「オッドアイズ」カードも合わせて採用することがほとんどで、高いアドバンテージ獲得能力などを利用してモンスターを展開していけます。
一時期は大会環境トップとして活躍していましたが、その強さから相性の良いカードや強力なコンボを生み出していたカードが厳しく規制されて弱体化しました。
規制されてもなお環境上位デッキと渡り合えるだけの力を持っていることからも性能の高さが窺えます。
上記の通り相性の良いカード等が多数規制されているため、デッキを構築する際にはどのカードがどれくらい規制されているのかしっかりチェックするようにしましょう。
「サブテラー」デッキ
「サブテラー」モンスターを主軸にしたテーマデッキですが、本来の「サブテラー」が上級・最上級のリバースモンスターをメインにビートダウンを行うのに対して、大会環境で活躍したのは「サブテラー」下級モンスターをメインにして残りの枠には汎用妨害カードを多数採用したメタビート軸になります。
「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」の禁止カード化や「魔鍾洞」の制限カード化によって弱体化したものの、元々汎用的な妨害カードが多かったために環境中堅として活躍できるほどの性能は十分あります。
相手の戦術を妨害することが主なコンセプトであり、相手のコンボに対してマストカウンターを見極めることが重要になってくるので、相手が使うであろうデッキやコンボについて知識を深めておく必要があるでしょう。
「オルターガイスト」デッキ
魔法使い族で統一された「オルターガイスト」を中心にしたテーマデッキであり、罠カードで相手の妨害をしながらアドバンテージを獲得したり相手の除去を躱したりすることで着実と自分に有利なデュエルに持ち込む戦い方を得意としています。
除去やロックも駆使することで相手を追い詰め、確実にダメージを与えていくことで勝利を狙えます。
大会環境では度々入賞していた実績があり、規制による弱体化を受けてはいますが現在ではそのほとんどが規制緩和・あるいは解除されているため問題なくテーマ本来の動きが出来ます。
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「未界域」デッキ
「未界域」モンスターを使うことで能動的に手札を捨てて自己特殊召喚したり、手札から捨てられた場合の効果でアドバンテージを稼いでいけます。
同じく効果で手札から捨てられることで真価を発揮する「暗黒界」や墓地で発動する効果を活用する「オルフェゴール」等との相性の良さから混合構築をすることも多く、大量展開に繋げて汎用高リンクモンスターを出すことも狙えます。
大会環境でも中堅として活躍した実績があり、素早く大量展開をしてデュエルの流れを一気に掴めれば環境上位デッキに対しても強気に出られるでしょう。
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「SPYRAL」デッキ
「SPYRALーダンディ」を中心にしながらもサポートカードや他の「SPYRAL」モンスターを使って展開などに繋げていけるのが特徴です。
展開したモンスターを使ってリンクモンスターを出したり、除去や蘇生などといった多彩な動きでデッキを回していきます。
登場して間もなくは環境トップで大活躍していましたが、規制によって大幅に弱体化したことで一時期は環境から姿を消していました。
規制が緩和されるにつれて力を取り戻し、環境中堅として度々入賞するほどの活躍を見せています。
現在でもキーカードは規制を受けていますが、全盛期ほどではないにしてもデッキをスムーズに動かしていけように調整されています。
まとめ!
【遊戯王OCG】2021年のオススメの中堅テーマデッキを紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
中堅テーマは今回紹介したテーマ以外にもまだまだありますが、2021年環境で戦うことの出来る中堅テーマの代表は主に、今回紹介したテーマ群なのではないかと考えます。
中堅テーマは、過去に大会での入賞実績はあれど、現環境ではやや厳しい戦いを強いられてしまうテーマというイメージもあるかと思いますが、それでも強力なテーマデッキということには変わりありません。
中堅テーマデッキを組みたいと考えている方は、是非今回の内容を少しでも参考にしていただければ、嬉しいです。