2021年9月には10月から適用される遊戯王OCGのリミットレギュレーションが発表されます。
例年通りであれば9月の中旬には発表されるはずですが、その前に10月適用のリミットレギュレーションで規制や緩和されるカードを当サイトから予想していきたいと思います。
あくまで予想ですので、必ず当たるというわけではない点は予めご承知おきください。
2021年9月現在までの環境を軽くおさらい!
リミットレギュレーションの改定で規制強化されるカードですが、これまでのことを踏まえると大会環境で活躍しているデッキの弱体化が主な理由になるはずです。
ですのでまずは前回のリミットレギュレーションが適用された7月から現在の9月までの大会環境について簡単に振り返っていきます。
7月の前半ではそれまでと同じ「電脳堺」や「エルドリッチ」等の様々なテーマが大会環境で活躍していました。
しかし7月中旬に基本パックであるバースト・オブ・デスティニーが発売すると、大会環境に変化が生まれました。
バースト・オブ・デスティニーにて登場した新規テーマ「相剣」や「ふわんだりぃず」、新規カードで強化された「イビルツイン」、様々なデッキへ採用が検討できる「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットが大会環境に姿を現したのです。
それら大会環境の動きは8月になっても続き、昨今の大会では「相剣」デッキの使用率はトップレベルになっています。
また「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットは大会環境で活躍し続けていた「閃刀姫」等といった複数のテーマデッキの強化にも繋がり、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を大会で見かけることは珍しくなくなってきています。
大会環境に動きはありましたが、環境デッキであった「電脳堺」や「エルドリッチ」等も依然変わらず活躍し続けています。そのため環境デッキが入れ替わったのではなく、大会で好成績を残し得るテーマデッキのバリエーションが増えたと言えるでしょう。
2021年10月のリミットレギュレーションで規制強化されるカードを予想!
「真竜皇V.F.D.」禁止カード化
大会環境では「電脳堺」デッキの制圧カードとして使われることが多く、その強力な制圧効果から多くのユーザーの頭を悩ませているカードでもあります。
また最近では「相剣」テーマに「真竜皇」モンスターと「真竜皇V.F.D.」を合わせた混合構築も大会環境で好成績を残しています。
「相剣」と「真竜皇」は同じ幻竜族テーマであり、「相剣」カードのいくつかは幻竜族モンスターなら恩恵を受けられるものですので相性が良いです。
加えて「真竜皇」モンスターを複数採用していることから「真竜皇V.F.D.」の2の効果も存分に発揮させられるというのも優秀なポイントになっています。
大会環境での使用率が高いこと、登場した当初は違ったものの昨今ではランク9エクシーズをすることはそこまで難しくないため出しやすさの割にカードパワーが高すぎること、海外版の遊戯王では既に禁止カードになっていることから今回の規制強化予想に挙げさせていただきました。
「炎舞-「天キ」」制限カード化
その便利さから大会環境で好成績を残している「トライブリゲード」デッキでも活用されているカードでもあります。
このカードが登場した当初と比べると、優秀な効果を持つ獣戦士族モンスターや獣戦士族モンスター全体のカードプールも多くなったので「増援」が制限カードになっていることと同様にこのカードも制限カードになると予想します。
前回のリミットレギュレーションで準制限カードに規制されたのは制限カードにするための様子見、あるいは段階を踏んでいたのではないかと思います。
「天霆號アーゼウス」準制限カード化
フル投入されているケースはほとんど見かけませんが、その汎用性の高さと強力な効果はエクシーズデッキならとりあえず入れておいて損はないと言えるほどです。
どんなエクシーズデッキでも除去や制圧に困ったときには最終的にこのカードになるというのはいかがなものかと感じている人も一定数おり、出しやすさとカードパワーを考えると規制されてもおかしくはないカードです。
10月にはこのカードが収録されているファントム・レイジが再販されるとのことですのでこのタイミングで厳しい規制がかかることはなさそうですが、ゆっくり段階を踏みながら将来的に制限カードくらいには規制されそうでもあります。
「強欲で貪欲な壺」準制限カード化
ドローソースとして大会環境でも採用率が高いカードです。
他のドローソースとなり得る「壺」魔法カードと比べると、このカードには発動タイミングの指定や発動後のデメリットや制約がありません。
デッキのカードを10枚も除外する以上手札に引き込んだりリクルートしたいカードが除外されてしまうという危険性はありますが、強力な制圧盤面を構築して相手を封殺したりワンターンキル級の打点を出してデュエルを決めに行くときなど短期決戦を仕掛ける際に2枚ドローの恩恵はかなり大きいです。
ドローソースとして優秀なこと、大会環境での採用率が高いことから準制限カードに規制して様子を見るのではないかと予想します。
「フュージョン・デステニー」準制限カード化
「D-HERO」融合モンスターをデッキ融合できるカードであり、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」出張セットでは必要不可欠なカードです。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」出張セットでは「フュージョン・デステニー」を3枚積みしているデッキも多いため、抑制になるのではないかと思われます。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」出張セットを止めさせたいなら「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」を禁止カード化すれば良いと思うかもしれませんが、近々「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」が収録されたリンクブレインズパック3の再販があるため禁止カード化がされることはなさそうでもあります。
また融合召喚を補助する「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」と似たポジションである、シンクロ召喚を補助する「水晶機巧-ハリファイバー」が制限カードであり続けることを踏まえると今後も制限カードであり続ける可能性は十分あるでしょう。
【遊戯王OCG】2021年10月に規制が強化されるカードを予想して一覧で紹介!【リミットレギュレーション】まとめ!
【遊戯王OCG】2021年10月に規制が強化されるカードを予想してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「真竜皇V.F.D.」は大会環境でも使用率が高く、最近ではむしろ見飽きてしまったという声も多く、そろそろ禁止カード入りしてもいいのではないかと個人的には考えます。
また、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」出張セットに関しても、最近では見かける機会が多く、過去の「ドラグーン」を思わせる動きであり、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」をそろそろ禁止カード化してもいいのかな?と思う反面、リンクブレインズパック3の再販を考えると禁止カード化はしばらく後になりそうです。(もしかしたら、禁止にならないかも知れませんし)
2021年10月のリミットレギュレーションで規制が強化されるカードを紹介してきましたが、今回紹介したカードはあくまでも予想ですので、参考程度にしていただければ幸いです。
2021年10月のリミットレギュレーションに関しての記事はコチラ↓
https://kata0003.net/2021nen-10gatu-zyakutaika-16212