2020年12日もあと僅かとなったところで、12月の大会環境を振り返り活躍したテーマデッキを紹介していきます。
最近の大会に参加していないという人にとっては物珍しいテーマデッキもあるかと思いますので、チェックしておくと今後大会に参加するときや自分のデッキ構築をする際の参考になるでしょう。
目次
2020年12月の大会環境を軽くおさらい
12月の環境では様々なテーマデッキが活躍する形となりました。
11月までの環境同様の群雄割拠と言える状況ではありましたが、その具体的な内容については異なる点もありました。
その最大の理由が12月中旬に発表された2021年1月適用の新リミットレギュレーションであり、内容の発表後は新リミットレギュレーション適用下で行われる大会もありました。
そのため12月上旬と12月下旬では大会で上位に入りやすかったテーマデッキ等が変わっている点は要注目です。
新リミットレギュレーションと言っても一部のデッキを機能不全にするような厳しい規制がされたわけではなく、あくまで環境の上位になりやすいテーマデッキへの若干の弱体化ということになりました。
段階的だったとはいえ「天底の使徒」の制限カード化は予想以上に響いたと言えます。「ドラグマ」との複合デッキや「ドラグマ」関連カードをセットで出張させていたデッキでは、運用の安定力が落ちたことでデッキ構築の見直しを余儀なくされた物もありました。
以上のような新リミットレギュレーションでの影響を踏まえた上で、12月に活躍したテーマデッキを紹介させていただきます。
2020年12月の大会環境で活躍したテーマデッキ一覧!
「ドラグマ」との複合デッキ
エクストラデッキのカードを墓地へ送ることで少ない消費から大きなアドバンテージを稼げるのが特長である「ドラグマ」テーマに、相性の良い他のテーマを複合させたデッキ全般のことを指しています。
前述もしましたが、正確には12月上旬に活躍したテーマデッキです。
中でも「召喚獣」テーマと併せたデッキ(通称「召喚ドラグマ」)の使用率が多めで、「ドラグマ」との複合デッキへの対抗策として「旧神ヌトス」をエクストラデッキに採用する人も多かったほどです。
新リミットレギュレーションが公開された後は目立った活躍はしておらず、規制を受けたことを機に別のデッキを使うようになって人も一定数いたようです。
「ドラゴンメイド」
下級モンスターと最上級モンスターの入れ替わりなどを駆使することでアドバンテージを稼いでいけるのが特徴のドラゴン族デッキです。
12月の中でも12月下旬での活躍が目覚ましいテーマデッキであり、昨今の大会環境で注目が集まっています。
「ドラゴンメイド」モンスターをサーチできる「ドラゴンメイド・ティルル」と「ドラゴンメイド」魔法・罠カードをサーチできる「ドラゴンメイド・チェイム」がキーカードであり、強力な盤面構築を行っていきます。
「ドラゴンメイド・シュトラール」や「ドラゴンメイドのお片付け」等を使うことで相手ターン中の妨害を行うことも容易ですし、「ドラゴンメイドのお片付け」や「ドラゴンメイド・リラクゼーション」を使うことで敢えて自分フィールドからモンスターをいなくさせることで強力な妨害要員である「PSYフレーム・γ」を使いやすいというのも大きなメリットになっています。
「ドラゴンメイド」デッキレシピの紹介をコチラで行っております↓
「電脳堺」デッキ
3の倍数のレベルを持つ「電脳堺」モンスターを展開することでシンクロやエクシーズ等に繋げていくことを得意としたテーマデッキです。
テーマモンスターだけでなく汎用シンクロや汎用エクシーズを活用出来ることから高い対応力を持つのが大きな長所であり、手札や状況に合わせたモンスターへ繋げて切り返しや強力な盤面構築を図れます。
「真竜皇V.F.D.」や「電脳堺狐-仙々」を素早く出すことで、積極的に相手の動きを抑制する動きも強力です。
今後更に強化されることが予想出来るため、将来性という点でも評価できるテーマデッキです。
「アダマシア」
岩石族を主軸にしたテーマであり、展開力の高さを利用してシンクロだけでなくリンク召喚等も行っていけます。
チューナー以外の岩石族としては「コアキメイル・ガーディアン」や「コアキメイル・サプライヤー」がよく使われており、相手の妨害や更なる展開にも有用です。
リンク召喚も難しくないことを利用して「パラレルエクシード」を採用することで、岩石族をサポートできるランク4エクシーズである「御影志士」をエクシーズ召喚したりといった動きも可能です。
展開をする上での安定力の高さも大会で結果を残せた理由の一つと言えるでしょう。
【遊戯王環境考察】2020年12月に大会で活躍したテーマ・デッキを一覧で紹介!
2020年12月の大会環境について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
2020年12月の環境は1強のワンサイドゲームのような理不尽さはなかったものの、やはり「ドラグマ」関連のテーマが大会で上位に残る傾向が非常に強かったです。
今年も最後ということですが、2021年1月からは新リミットレギュレーションが適用されますが、あまり大きな変化はないのではないかと予想します。
2020年12月の環境は大きな変化はなかったものの、今後も「ドラグマ」関連がしばらくは上位に入賞する環境が続くと予想できるでしょう!
前回の環境についてはコチラ↓