2020年10月から適用される新リミットレギュレーションの内容が公式より発表されました。
そこで今回は新リミットレギュレーションによって規制が緩和された影響で強化されたテーマデッキを紹介していきます。
2020年10月のリミットレギュレーションの緩和傾向について軽くおさらい!
「輝白竜 ワイバースター」準制限→制限解除
「処刑人-マキュラ」準制限→制限解除
「ネクロフェイス」準制限→制限解除
「真紅眼融合」制限→制限解除
「パーソナル・スプーフィング」準制限→制限解除
以上が今回の制限改定で規制が緩和されたカード5枚です。
5種類全てが制限解除となり、10月1日以降はデッキへのフル投入が出来るようになります。
今回の制限改定での緩和傾向ですが、総合すると緩和しても環境に影響が出なさそうなカードが選ばれたという感じを強く感じます。
「処刑人-マキュラ」や「ネクロフェイス」はここ最近の制限改定で順に緩和されていたカードでもあるため特にその色が強いです。
「輝白竜 ワイバースター」の緩和としては、「守護竜」等の規制によってドラゴンリンクデッキが大会環境でほとんど活躍しなくなったことも緩和理由の一つなのかもしれません。
「真紅眼融合」の緩和に関しては「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」の禁止カード化が原因であることが察せられます。
今回規制緩和されたカードは5枚とあまり多い方ではなく、その内容についてもある程度は予想の範囲内だったため緩和による影響はあまり大きくないであろうと思われます。
2020年10月のリミットレギュレーションの緩和で強化が予想されるテーマを紹介!
「カオス」デッキ
光属性モンスターと闇属性モンスターの両方でデッキを構築し、墓地の光属性と闇属性のモンスターを除外することで強力なモンスターの特殊召喚を行っていくのが特徴です。
墓地の闇属性モンスターをゲームから除外して自己特殊召喚ができる「輝白竜 ワイバースター」はデッキコンセプト上での相性が良く、対になっている「暗黒竜 コラプサーペント」も併せればリンク召喚などの利用によりアドバンテージを稼ぐことも出来ます。
このデッキでは必然的に墓地肥やしが重要になってくるため、「カオス」と名の付く特殊召喚モンスターと比較すると少ない消費で出せる「輝白竜 ワイバースター」と「暗黒竜 コラプサーペント」は展開要員としての使いやすさからも有用と言えます。
また「カオス」デッキは2020年10月発売のワールドプレミアパック2020にて新規カードが増えて強化されるため、今回の「輝白竜 ワイバースター」の制限解除は追い風となり得るでしょう。
「ネクロフェイス」デッキ
「ネクロフェイス」を主軸とし、その効果によるデッキ破壊を行うのが主なコンセプトになっております。
「ネクロフェイス」の持つ『このカードが除外された時、お互いのデッキの上からカードを5枚除外する』という効果を最大限利用することに重きを置いたデッキであり、いかにして「ネクロフェイス」を何度も除外するかがキモになる一風変わったデッキでもあります。
「ネクロフェイス」の制限解除によってフル投入できるようになったのは大きく、1枚目の「ネクロフェイス」の効果で除外された中に2枚目の「ネクロフェイス」があり更なる除外に繋がると言った運用の可能性が上がり間違いなく強化されたと言えます。
昨今のカードを使っての新しい構築も検討でき、「酒呑童子」との組み合わせはもちろんのこと「孤高除獣」による大量除外なども考えられます。
あくまでコンボデッキであるため昨今の高速化した環境で活躍するのは難しいですが、クセの強さやビートダウン以外での勝利を目指す点などから他には無い面白さがあるデッキでもあります。
「オルターガイスト」デッキ
魔法使い族で統一された「オルターガイスト」を中心としたデッキであり、罠カードやそれをトリガーにした効果の活用によって相手の行動を読んで妨害や回避を行いつつ自分はアドバンテージを稼ぐコントロールデッキです。
今まで何度も規制されながらも大会環境では根強く活躍しているテーマデッキでもあります。
「パーソナル・スプーフィング」が制限解除されたこと自体は強化となるのですが、デッキにキーカードでもある「オルターガイスト・メリュシーク」へのアクセス手段として有用だった「ワン・フォー・ワン」が制限カードに規制強化されたことも踏まえると今回の規制改定による強化の度合いは微妙です。
これを機にデッキの採用カードの取捨選択をもう一度してみるのも改良方法としては有りでしょう。
当サイトでは「オルターガイスト」のデッキレシピを紹介しております↓
2020年10月のリミットレギュレーションの緩和で強化されたデッキについてのまとめ!
先述もした通り、今回のリミットレギュレーションで規制緩和されたカードはいずれも無難なチョイスとなったこともあり影響は大きくはないでしょう。
今回の規制改定では規制強化の方がメインだったように感じますので、そういった兼ね合いもあるのだと思われます。
今回緩和されたカードはその全てが制限解除でしたので、これを機に自分が持っている相性のいいデッキへフル投入を視野に入れて採用を検討してみるのも良いかもしれません。
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