遊戯王OCGでは次の制限改訂は2019年1月1日です。
それより少し前に公式での発表があると思いますが、今回は直前となったこのタイミングで制限カードを予想していこうと思います。
予想したカードが制限カードになった場合の環境への影響も考えていきます。
2019年1月1日の制限カードを予想!
前回2018年10月1日の制限改訂で制限カードになったのは緩和も含めて5種類になります。
緩和の方は新禁止カードの影響がかなりあるかと思いますので、今回は準制限または新規で制限カードになると思われるカードを予想していきます。
コチラの記事では同時期である2019年1月1日の禁止カードの予想を行なっております
https://kata0003.net/2018-ban-card-2313
「閃刀起動-エンゲージ」
簡単にアドを得られる上に「閃刀機-ホーネットビット」をサーチできることから「閃刀姫-カガリ」等にリンク召喚を繋げられます。
このセットは他のデッキにも出張しやすく、それ故に環境に入っているカードが変わらないという状況を作り始めています。
すでに準制限カードですが、出張セットでの一連のコンボをしにくくするという理由で制限カードになるのではないのでしょうか。
「オルターガイスト・マルチフェイカー」
罠カードの発動をトリガーにして自身を特殊召喚する効果とデッキから「オルタ―ガイスト」モンスターを特殊召喚する効果を持ちます。
「オルタ―ガイスト」の展開の要でもあるこのモンスターですが、単体としてではなく「オルターガイスト」テーマそのものの抑制として制限カードになる可能性はあります。
「マスマティシャン」
召喚成功時にデッキからレベル4以下のモンスターを墓地へ送れるモンスターです。
その効果を使って「ダンディライオン」を墓地へ送ればトークンを生成して「アロマセラフィ-ジャスミン」をリンク召喚したり、「グローアップ・バルブ」を墓地へ送れば蘇生して「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚したりという便利なコンボがあります。
しかしこれらのコンボはリンク召喚を使うデッキなら「剛鬼」等にも見られるものなので、コンボの起点となるこのカードが制限カードになるかもしれません。
「終末の騎士」
こちらも召喚成功時にデッキからモンスターを墓地へ送る効果を持ちますが、「マスマティシャン」がレベル4以下だったのに対してこちらは闇属性という指定になります。
「マスマティシャン」との効果の違いに着目し、「亡龍の戦慄-デストルド―」を墓地へ送ってライフを半分にする代わりに「水晶機巧-ハリファイバー」のリンク召喚やシンクロ召喚に繋げたり、「D-HERO ディアボリックガイ」を墓地へ送れば一気に多数回のリンク召喚に繋げることも出来ます。
こちらのコンボも「マスマティシャン」同様にいろんなデッキに出張してしまっているため、制限カードになる可能性は十分に考えられます。
ちなみに海外のリミットレギュレーションでは新たに制限カードになったカードでもあります。
予想が当たったら環境にはどんな影響があるか予想!
まずは「閃刀起動-エンゲージ」が制限になったなら、他のデッキへの出張率が下がる上に純「閃刀姫」デッキの回転率が下がります。
これによって環境では「閃刀姫」が使われる割合が多少減ることが予想されます。
「閃刀姫」は出張の影響から環境デッキでは一番多く使われていたので、ポジティブに捉えるなら他のデッキの活躍の場が多くなります。
次に「オルターガイスト・マルチフェイカー」が制限になったらですが、展開するための起点に使われることが多かったので「オルターガイスト」テーマ自体が多少とはいえ弱体化します。
相手のコンボを妨害してアドを稼いでいくのが「オルターガイスト」デッキですので、動きづらくなったことで勝率がやや下がることが予想されます。
「マスマティシャン」と「終末の騎士」ですが、これらは複数枚積めなくなったことでデッキへの採用優先度が下がります。
ただでさえ「マスマティシャン」はサーチするのが難しく、「増援」も同じく制限カードであるため「終末の騎士」も安定しなくなってしまいます。そのため「グッドスタッフリンク」と呼ばれるリンク召喚することを中心としたデッキ以外での採用は検討しなくてはならいと思われます。
まとめ
次の制限カードを予想しましたが、いかがでしたでしょうか。
1キルなどの展開を防ぐために海外では「ファイアウォール・ドラゴン」が禁止カードになったという驚きのニュースもありましたし、OCGもどうなるか予想が難しいです。
それでもあえて言うなら最も重要なのは環境への影響だと思います。
割と前からではありますが、制限改訂は環境操作のために行われている節があるため環境上位のデッキはその影響を受けやすいです。環境を激変させたり、環境に長い間入っているデッキほどこの傾向は顕著になります。
とはいっても悪いことばかりでもなく、今後レジェンドデュエリスト編4やリンクヴレインズパック2などで強化された過去テーマが環境に入るということは十分にあり得ますので、それらを環境で活躍させるいい機会だと思いましょう。