2019年4月終わりに差し掛かったところで、2019年5月の環境を予想していきます。
2019年4月の環境をおさらいし、それを踏まえて活躍しそうなテーマデッキを考えていきます。
目次
2019年4月の環境や新しく出たテーマや強化されたテーマについて軽くおさらい
2019年4月では、4月1日に新しいリミットレギュレーションが適用されました。規制強化されたカードの中で環境への影響があったのは「SRベイゴマックス」が挙げられます。
新リミットレギュレーションの影響もあり、4月の環境では環境トップになっていた「サラマングレイト」が若干失速し「オルフェゴール」が環境トップになりました。

「オルフェゴール」は「幻影騎士団」や「トリックスター」との相性も注目され対応力等が強化されています。
環境の中堅では新たに「魔鍾洞」デッキが名乗りを上げ、それまで大会で使われることがほとんどなかったロックタイプのデッキが環境で活躍しています。
他にもこれまでは大会であまり活躍していなかった「機界騎士」や「魔弾」が大会で確実に結果を残し始めています。

他にも2019年4月の基本パック、ライジン・ランペイジで新たに登場した「天威」や「マリンセス」に加えて強化された「妖仙獣」も大会で結果を出してきています。
2019年5月に環境に入りそうなテーマデッキを予想してピックアップ!!
「オルフェゴール」デッキ
闇属性・機械族のテーマであり、墓地肥やしを使って展開などをしてリンク召喚やエクシーズ召喚で高い対応力を発揮するテーマデッキです。
2019年4月現在の環境では使用率が最も高く、デッキの回転力やモンスターの展開力等が運用をしやすいうえに人によってはデッキに採用するカードを変えることで対応力の向上を図れます。
今回「サラマングレイト」を越えて環境トップとなり、2019年5月でも環境上位での活躍が見込めます。
「魔鍾洞」デッキ
「魔鍾洞」を主軸として相手の行動を厳しく妨害しながら勝利を目指すデッキになります。
戦ったことがある人なら分かると思いますが、最近の傾向であるモンスター効果を駆使するタイプのデッキでは「魔鍾洞」デッキと相性が悪くほとんどの行動が出来なくなってしまいます。
ロックをすることで相手のデッキによっては一方的なデュエルが出来ますし、強力なデッキであることは間違いありません。
賛否両論ある勝ち方もありますが、次のリミットレギュレーションがまだ遠いことや注目され出してからそこまで時間が経っていないことを含めると「魔鍾洞」デッキが環境中堅から更に上がることも考えられます。
対策を取るにしても相手が「魔鍾洞」デッキか分からない状態から対策カードを採用するわけにもいかず、2戦目以降にサイドデッキから対策として使えるカードを採用せざるを得ないというのも勝率の高さに繋がっているかと思います。
他にも「インフェルノイド」との複合デッキも結果を出しているので、5月の環境でも活躍できるでしょう。
「天威」デッキ
幻竜族統一テーマであり、効果モンスター以外のモンスターをサポートするというのが主なデッキコンセプトになっています。
まず幻竜族であるという点を活かして「竜星」との複合デッキがあり、シンクロ召喚を使うことで「源竜星-ボウテンコウ」等を使ってアドバンテージを稼ぎつつ「竜星の九支」等で制圧力を高めることが出来ます。
それに加えて「天威龍」モンスターにもチューナーがいるためシンクロ召喚との相性は良く、リンク召喚も併せて使っていくため「ヴァレルロード・S・ドラゴン」の効果を十全に活かすことでデュエルを有利に運べます。
次に効果モンスター以外ということで、元々少ない消費でデッキを回せる「召喚獣」テーマと組み合わせるというのも優秀です。「召喚獣」融合モンスターでは「召喚獣メガラニカ」が効果モンスター以外ですので「天威龍」モンスターのサポート効果の恩恵を受けられます。
このテーマが登場してまだ半月ですので、5月にも結果を残して行って欲しいです。
5月の環境はどのような形が理想か!?
改めて4月以前の環境も踏まえて考えると、「オルフェゴール」はまだもうしばらく環境上位にいそうではありますし「サンダー・ドラゴン」は随分と環境上位で息の長いテーマデッキになってきました。
総入れ替えとまでは言いませんが、環境の中堅で活躍しているデッキには環境上位でも活躍して欲しいという思いもあり、それとは別に「魔鍾洞」デッキの褒められた勝ち方ではないものへの懸念もあります。
何はともあれ、新パック等で強化された過去テーマや新たに登場したテーマには大会でも活躍していくことで環境への動きとなって行ければ理想的かと思います。