2019年4月も終盤になり、環境の動きを振り返っていきたいと思います。
新たに大会で活躍し始めたテーマデッキやその特徴なども含めて考察していきます。
目次
2019年4月はどんなデッキが活躍した?新パック発売の影響の有無は?
2019年4月に行われた大会で結果を残したテーマデッキというと、トップは「オルフェゴール」になります。
その他トップレベルというと「サラマングレイト」や「サンダー・ドラゴン」、「オルターガイスト」等が名を連ねていました。
環境上位という括りでは3月までと大きな変化はないようにも感じますが「オルフェゴール」デッキの使用率の高さが上がったことや、環境の中堅などで活躍しているテーマデッキに少なくない変化もありました。
新パックというと4月では13日に発売したライジン・ランペイジがありましたが、発売したのが4月中旬ということもありいきなり環境中堅以上にはなっていないものの「天威」や「マリンセス」、「妖仙獣」は大会で結果を残したようです。
そこで今回は大会で特に活躍したテーマやその他新たに環境中堅に加わったデッキについて紹介します。
2019年4月の大会環境で活躍したテーマ一覧!
「オルフェゴール」デッキ
墓地からの除外を駆使することで展開などに繋げる闇属性・機械族統一テーマで、リンク召喚だけでなくエクシーズ召喚も出来るため展開力と対応力も高いです。
「オルフェゴール」モンスターは墓地肥やしによって展開がしやすくなるので、他にも墓地で効果を発動するモンスターやデッキからモンスターを墓地へ送れるカードを駆使することで展開をスムーズにできます。
2019年3月まで同様に「幻影騎士団」との相性の良さが注目され組み合わせることが基本になりつつあります。
4月になってからは闇属性モンスターだけでなく回転力の高い「トリックスター」との組み合わせも注目されてます。
具体的に言うと召喚成功時にサーチ効果がある「トリックスター・キャンディナ」、自分フィールドのモンスターが「トリックスター」モンスターのみの場合手札から特殊召喚できる効果と手札誘発で「トリックスター」モンスターの戦闘を強力にサポートできる効果を持つ「トリックスター・キャロベイン」を出張採用させます。
これに加えて「トリックスター・キャンディナ」をサーチするためにフィールド魔法の「トリックスター・ライトステージ」も採用すると安定力が増します。デッキ圧縮ができる上に2体をフィールドに並べて展開したり、「トリックスター・キャロベイン」の効果で相手モンスターの戦闘破壊を狙うかが出来ますので様々な状況に対応できます。
「魔鍾洞」デッキ
強力なロック効果を持つ「魔鍾洞」を主軸にした現在新たに環境中堅になったデッキのことになります。
「魔鍾洞」バーンでは、「魔鍾洞」の効果を使って相手のモンスター効果と攻撃を完封しその間に「波動キャノン」を使ってターン経過後に8000ダメージを与えます。モンスター効果に頼っているデッキにとっては天敵のような運用をするため、環境トップクラスのデッキでも苦戦を強いられる場合があります。
「インフェルノイド」との複合デッキも活躍しており、強力なモンスターを出す際にその特性上自分フィールドのモンスターが1体になりがちな「インフェルノイド」と「魔鍾洞」の相性は良く、切り札の「インフェルノイド・ネヘモス」なら「魔鍾洞」で対応できない魔法・罠カードにも対応することが出来ます。
更に言えばレベル8以下の「インフェルノイド」モンスターは相手ターンでもフリーチェーンでフィールドを離れられますので、相手がモンスターの数を減らして「魔鍾洞」の自壊もしくはロックの解除を狙ってきても「インフェルノイド」モンスターの効果を使うことで自分フィールドをがら空きにする代わりに「魔鍾洞」を守りつつ相手を引き続きロックできます。
「エンディミオン」デッキ
ストラクチャーデッキR-ロード・オブ・マジシャン-で強化された魔力カウンターを駆使する魔法使い族テーマであり、強化されてからというもの着実と結果を残しています。
ペンデュラムモンスターやドローソースとなる魔法カードと組み合わせることで、最上級モンスターの展開をしそれらの魔力カウンターに関わる効果を使うことで攻めていきます。
「魔導獣」との複合デッキも優秀で、「魔導獣 キングジャッカル」や「魔導獣 マスターケルベロス」によって火力の向上や制圧力も上がっています。
ストラクチャーデッキRで強化されたデッキが環境の中堅として結果を出しているということは単純に良強化だったということでもあるので個人的にも嬉しいです。
また当サイトではストラクチャーデッキR-ロード・オブ・マジシャン-を使ったデッキレシピも紹介しておりますので、これから是非組んでみたいという方は参考にしてみてください!
遊戯王 ストラクチャーデッキR-ロード・オブ・マジシャン強化型のデッキレシピを発売前に紹介!約11年ぶりに生まれ変わった「エンディミオン」の力を見よ!
2019年4月の環境についての感想
環境上位に関しては「サラマングレイト」を抜いて「オルフェゴール」がトップになったということが大きな変化になります。
環境中堅では中々に変化が大きく、今回紹介した他にもこれまでは環境でそこまで活躍していなかった「機界騎士」や「魔弾」も結果を残しています。
登場してからそこまで経っていないものの結果を出し始めた「天威」や「妖仙獣」がこれからどれくらい大会環境と戦えるかも注目していきたいです。