2020年10月1日から新しいリミットレギュレーションが適用され、早1ヶ月が過ぎました。
そこで今回は10月に大会環境で優秀な結果を残したテーマデッキを紹介していきたいと思います。
大会での結果は現在の環境を映す鏡であり、今後のリミットレギュレーションに影響する可能性もあるので一度チェックしておくと良いかと思います。
目次
遊戯王2020年10月の大会環境の傾向は?
10月の大会環境でも本当に様々なテーマデッキが活躍しました。
既に大会環境の常連となっている「サンダー・ドラゴン」や「閃刀姫」も健在であり、昨今で最も流行しているとも言える「ドラグマ」と「エルドリッチ」「召喚獣」「シャドール」等の複合デッキも活躍しました。
また、未だ規制を受けつつも新カードと併用することによって現在の環境と並び立つほどの実力を見せている「十二獣」も多くの結果を残しています。
9月以前の大会環境と違う点としては、それまではあまり結果を残していなかったいくつかのテーマデッキが再注目されている点です。
その代表となるのが「電脳堺」と「コード・トーカー」であり、確実に大会で好成績を残すことで注目されて使用率も上がりました。
動き方も特徴も大きく異なる多くのテーマデッキがしのぎを削っており、環境上位と環境中堅の堺が曖昧になっていると評価することも出来るでしょう。
2020年10月に活躍したテーマデッキ一覧!
「ドラグマ」デッキ
「召喚獣」や「エルドリッチ」に後述する「シャドール」等と複合させたデッキが主流であり、昨今の環境では一番の流行デッキと言っても過言ではないでしょう。
「ドラグマ」テーマとしてはエクストラデッキのモンスターを墓地へ送ることで効果を発動するというのが最大の特徴で、墓地へ送ったモンスターの効果も使っていくことでより大きなアドバンテージを得られるというのが魅力です。
新リミットレギュレーションでは「天底の使徒」が準制限カードに規制されましたが、大きな影響はなくそれまで通り活躍を続けていました。
むしろ規制によって弱体化を余儀なくされた「オルフェゴール」が一線から退いたことで、更に使用率が上がったようにも感じます。
当サイトでは、登場当時に組んだ「ドラグマ」デッキレシピの紹介も行っております↓
「シャドール」デッキ
魔法使い族をメインとし、リバース効果と効果で墓地へ送られたモンスターを使うことで融合召喚しつつもアドバンテージを稼いでいくことを得意としたテーマです。
融合モンスターの効果によって相手のロックや妨害も容易に出来ることから、デュエルの流れをコントロールすることに長けています。
前述もした「ドラグマ」との混合デッキが主流であり、「ドラグマ」カードでエクストラデッキの「シャドール」融合モンスターを墓地へ送ることでアドバンテージを稼ぎつつ展開や妨害の準備を整えるといった運用が優秀です。
また「ドラグマ」は光属性であることから「シャドール」のエースでモンスターである「エルシャドール・ネフィリム」の融合素材としても有用という利点もあります。
多くはないですが、「ドラグマ」と混合構築をせずに「シャドール」のみのデッキも大会環境で活躍した実績もあります。
当サイトでは「シャドール」デッキレシピの紹介も行っております↓
「サンダー・ドラゴン」デッキ
雷族を主軸としたテーマであり、自身を手札から捨てて発動できる効果と除外された場合に発動できる効果を使うことで展開やアドバンテージの獲得を行えます。
エースモンスターである「超雷龍-サンダー・ドラゴン」のサーチ封じが強力なのは言わずもがなですが、昨今では「混沌領域」を採用したデッキ(「カオスサンドラ」等とも呼ばれています)が活躍しています。
「混沌領域」と特に相性の良い「輝白竜 ワイバースター」と「暗黒竜 コラプサーペント」を併せて採用することで、「サンダー・ドラゴン」モンスターを除外しながらも「輝白竜 ワイバースター」や「暗黒竜 コラプサーペント」の展開が行えるためかなり優秀な展開手段として機能してくれます。
当サイトでは「サンダードラゴン」デッキレシピの紹介も行っております↓
「閃刀姫」デッキ
魔法カードを墓地に溜めることでより大きなアドバンテージを稼げることが特徴のテーマデッキです。
これまで長い間大会環境で活躍し続けている「閃刀姫」デッキですが、変化していないわけではありません。
昨今では「エフェクト・ヴェーラー」と「神聖魔皇后セレーネ」を併せることで「アクセスコード・トーカー」に繋げる運用が採用されています。
「閃刀姫」リンクモンスターはそれぞれの属性にいる上に墓地に溜めやすいため、「アクセスコード・トーカー」の除去効果で複数枚の除去を狙いやすい上にその高い火力も非常に有難いです。
「電脳堺」デッキ
テーマモンスターは風属性・サイキック族か地属性・幻竜族の2種類に分けられ、3の倍数のレベル・ランクを持つモンスターを駆使して墓地を肥やしながらの展開に長けたテーマデッキです。
登場初期は環境で活躍出来るほど強力なテーマとは思っていない人もいましたが、シンクロとエクシーズの両方を自在に操れることから対応力が高い上に繋げられるモンスターに強力な物も多いことから好成績を残しています。
「電脳堺狐-仙々」や「真竜皇V.F.D.」等は出すことで制圧力として強力であり、「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」等は切り返しとして優秀です。
またエクシーズモンスターでの戦闘を行うことも多いことから「天霆號-アーゼウス」を採用したりと強力な布陣でデュエルを有利に進めていけるのが強みでもあります。
最後に!!
2020年10月の環境は新リミットレギュレーションが適用された影響で心機一転した環境となりましたが、個人的な意見としては今まで影を潜めていたテーマが環境に入り込む一方で、大会で優勝するテーマデッキは相変わらずのメンツと感じました。
新しいリミットレギュレーションが適応され、多くのテーマがしのぎを削っている環境ではありますが、今後も新商品や新しいテーマが発表されることを考えると、今後どの様に環境が傾くのかは、中々予測が難しいところです。
11月も始まりましたが、11月の環境がどの様に動くのかも見所でありますね!
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