2019年7月13日に発売予定の基本パック、カオス・インパクトに「機巧嘴-八咫御先」が収録されることが判明しました。
名前からも察せられる通り「機巧蛇-叢雲遠呂智」と似た系列のカードになっていますが、レアリティ・種族・イラスト以外では共通点も無いようです。
今回はそんな「機巧嘴-八咫御先」について考えていきます。
目次
「機巧嘴-八咫御先」の考察と考案
【遊戯王フラゲ】カオス・インパクト『機巧嘴-八咫御先』が収録決定 https://t.co/iFck1A8KHr #遊戯王 #yugioh pic.twitter.com/uk3BSZgUsZ
— 遊戯王あんてな (@yugioh_antenna) 2019年7月3日
レベル5の光属性・機械族モンスターで、攻守は2050です。
3つの効果を持っており、1つ目は自分フィールドの通常召喚されたモンスター1体をリリースして自身を手札から特殊召喚できる効果。
2つ目は自身を召喚・特殊召喚したターンの自分メインフェイズ時にモンスター1体を召喚する効果。
3つ目は1つ目の効果で特殊召喚した自身がリリースされた場合に自分は2050回復する効果です。
属性・種族共にサポートカードが豊富に存在する恵まれたステータスをしています。
1の効果は自己特殊召喚効果で、通常召喚されたモンスターなら何でもいいため下級モンスター1体をレベル5の光属性・機械族に変えるという使い方も出来ます。
リリースするモンスターには「クリッター」や「九蛇孔雀」のモンスターを使えば能動的にサーチ効果のトリガーを発動するためにも使えます。
2の効果は自身を召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズにモンスターを召喚する効果であり、実質的に召喚権が1回増えます。
1の効果でリリースしたモンスターに召喚権を使っていてもこの効果によって更にモンスターを召喚することが可能となります。
またこの効果の発動条件は1の効果に限らないため、墓地にいたこのカードを蘇生した場合でも使用が可能です。
この効果で召喚したターンそのモンスターと元々の種族が同じモンスターしか特殊召喚できなくなる制約があるので、種族統一デッキや効果の使用後は特殊召喚をする予定がない場合等に使った方が良いでしょう。
3の効果は1の効果で特殊召喚した自身がリリースされた場合に回復する効果です。
リリースという指定なので、各種召喚方法の素材にした場合には発動できません。
自分フィールドのモンスターをリリースする効果を持つカードとの併用、もしくは2の効果を使って上級モンスターをアドバンス召喚のために自身をリリースすれば回復が出来ます。
回復する数値も2050と多いため出来るだけ狙っていくことでライフアドバンテージの獲得も図れます。
「機巧嘴-八咫御先」と相性の良いカードやデッキは?
「サイバー・ドラゴン」デッキ
「サイバー・ドラゴン」またはフィールド・墓地に存在する場合に「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスター等を駆使するテーマデッキです。
「機巧嘴-八咫御先」はレベル・属性・種族が「サイバー・ドラゴン」と同じなためシナジーがあります。
また「サイバー・ドラゴン」関連の魔法・罠カードである「サイバー・リペア・プラント」は光属性・機械族を参照しているため「機巧嘴-八咫御先」のサーチも可能という大きな利点もあります。
「サイバー・ドラゴン・コア」召喚しその効果により「エマージェンシー・サイバー」をサーチ→「サイバー・ドラゴン・コア」をリリースして「機巧嘴-八咫御先」を特殊召喚→「エマージェンシー・サイバー」を発動し「サイバー・ドラゴン・ドライ」をサーチ→「機巧嘴-八咫御先」の2の効果で「サイバー・ドラゴン・ドライ」を召喚。これによってエクシーズ素材の用意が出来るため「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」やそれを経由して「サイバー・ドラゴン・インフェニティ」に繋げられます。
「サイバース・ガジェット」
召喚成功時に墓地のレベル2以下のモンスター1体を効果を無効にして守備表示で蘇生する効果、フィールドから墓地へ送られた場合にトークン1体を生成する効果を持つ下級モンスターです。
効果を使うためにも通常召喚したこのカードを「機巧嘴-八咫御先」の自己特殊召喚効果のリリースに使うことによってトークンの生成も行われるためモンスター2体とトークン1体が自分フィールドに並ぶことになります。
この他にも「機巧嘴-八咫御先」は2の効果もあるため「ドラコネット」等の召喚成功時にしか効果を発動できないモンスターと相性が良いです。
「ゴブリンゾンビ」
相手に戦闘ダメージを与えた場合に相手のデッキトップのカードを墓地へ送る効果、フィールドから墓地へ送られた場合に守備力1200以下のアンデット族モンスターをサーチする効果を持ちます。
通常召喚したこのカードをリリースして「機巧嘴-八咫御先」を特殊召喚することで、サーチ効果を使える上に「シャドウ・ヴァンパイア」や「ヴァンパイア・レッドバロン」等の上級モンスターをサーチして「機巧嘴-八咫御先」の2の効果でアドバンス召喚を狙うことも可能です。
その場合は「機巧嘴-八咫御先」のライフ回復効果も使えるため「ヴァンパイア」関連カードのライフコスト分も補充出来ます。
「機巧嘴-八咫御先」の評価は?
通常召喚したモンスターをリリースすることで自己特殊召喚やモンスター1体を召喚する効果などのユニークな効果を持っているもののデッキによってはむしろ使いやすい性能のモンスター、という評価が出来ます。
単に手札のレベル5・6のモンスターをアドバンス召喚したい際、通常召喚した下級モンスターから「機巧嘴-八咫御先」を経由することで実現が出来ますし、アドバンス召喚であればライフの回復を見込めることも含めるとデッキによっては「二重召喚」よりも便利に使うことも出来るでしょう。
カードイラストもカッコイイですし、今後の可能性も含めると1枚は手に入れておいても良いカードと言えるかと思います。