Vジャンプ1月号付属の遊戯王カードに「風霊媒師ウィン」が付属で付いてきます。
効果が未判明だった「風霊媒師ウィン」ですが、遊戯王の公式動画で効果が判明しました。
そこで今回は「風霊媒師ウィン」について当サイトでも考案と考察をして行きたいと思います。
目次
「風霊媒師ウィン」の効果の考案と考察!
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風霊媒師ウィン 星5 風属性
魔法使い族 ATK/1850 DEF/1500
このカード名はルール上「霊使い」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードと風属性モンスター1体を捨てて発動できる。デッキから「風霊媒師ウィン」以外の守備力1500以下の風属性モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性以外のモンスターの効果を発動できない。
②:このカードが手札に存在する場合、自分の風属性モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを特殊召喚する。
風属性・魔法使い族・レベル5で攻撃力・守備力は「憑依装着」共通の1850と1500です。
ルール効果として「霊使い」して扱うことができるモンスターであり、1つ目の効果はこのカードと風属性モンスター1体を手札から捨てることで、デッキからこのカードと同名以外の守備力1500以下の風属性モンスターをサーチする効果。
2つ目がこのカードが手札に存在する場合に自分の風属性が戦闘で破壊された場合にこのカードを特殊召喚出来る効果です。
効果から分かる通り、このカードの効果を最大限に活かすのであれば、1つ目のサーチ効果のデメリットも考慮して、風属性デッキでの採用が主になります。
1つ目の効果はこのカードと風属性1枚をコストにする必要があり、サーチ出来る風属性は1枚なので、枚数的にはディスアドバンテージになるものの、風属性で守備力1500以下であれば、好きなカードをサーチ出来るので、アドバンテージを失ってでも、使う価値は十分あると言えるでしょう。
風属性テーマのキーカードを引っ張って来れるので、初動を安定させると意味では、かなり評価の高いカードかと感じます。
またサーチ先の例としては攻撃力1850の「妖精伝姫ーカグヤ」がおり、「妖精伝姫ーカグヤ」をサーチすることは出来ますが、「妖精伝姫ーカグヤ」は光属性の為「風霊媒師ウィン」でサーチしたターン効果は発動出来ない点は注意が必要です。
しかし、初動で使うとなると、問題が生じるのもまた事実ではあります。
自分の始めのターンでこのカードの効果を使うとなると、相手の手札は5枚という事で汎用性の高い「灰流うらら」を握っている可能性が高いという点です。
もし先行1ターン目でこのカードの効果を妨害されてしまうと、そのターン自分は手札3枚で動かなくてはいけず、後のデュエルで大幅に不利になってしまう可能性があります。
1つ目の効果を使う際は、もし効果の発動が失敗してもその後、別のプランで動けるかをしっかりと把握する事が必要です。
2つ目の効果は、1つ目の効果と噛み合わず、特殊召喚したとしても、攻撃力自体が低いので一時しのぎにしかならない上にフィールドでは「霊使い」という点以外はバニラ同然となってしまう為、残念ながらオマケ程度の効果として認識するのが良いでしょう。
しかし、2つ目の効果も全く無駄というわけでは無く「憑依覚醒」と組み合わせれば、戦闘で破壊されない壁になりつつ、「憑依覚醒」の3つ目の効果でドローを狙えるので、組み合わせて使えば、2つ目の効果も十分に意義のある効果と言えます。
相性の良いカードとデッキを紹介!!
「シムルグ」デッキ
「風霊媒師ウィン」の1つ目の効果で手札の「シムルグ」モンスターを墓地に落としつつ、守備力1500以下の「シムルグ」モンスターをサーチする事が出来ます。
先行1ターン目であれば、相手の伏せカードがある事は基本的にないので、コストにした「シムルグ」を墓地から特殊召喚でき、「雛神鳥シムルグ」を召喚すれば(「雛神鳥シムルグ」は守備力が1600なので、サーチには対応していないので予め握って置く必要があり)
上級「シムルグ」に必要なリリースを2体揃えつつ、「雛神鳥シムルグ」の効果で召喚権を1回使うことが出来るので、そのままアドバンス召喚に繋げることが可能です。
こちらでは当サイトで組んだ「シムルグ」デッキレシピの紹介を行っております!
「ハーピィ」デッキ
「ハーピィ」デッキも風属性で統一されたテーマで「風霊媒師ウィン」のサーチ効果に多くの「ハーピィ」モンスターが対応しています。
「ハーピィ」デッキでは特に「ハーピィ・チャネラー」が展開の要となり、手札に是非握って置きたいカードです。
「風霊媒師ウィン」の1つ目の効果のコストを「嵐征竜-テンペスト」を墓地に送り、「ハーピィ・チャネラー」をサーチしそのまま召喚→「嵐征竜-テンペスト」の効果で墓地に落ちた「風霊媒師ウィン」と他の風属性モンスターをコストに「嵐征竜-テンペスト」を特殊召喚→
ドラゴン族がいる事で「ハーピィ・チャネラー」のレベルが7に→
「ハーピィ・チャネラー」の効果で「ハーピィ・パフューマー」を特殊召喚する
「ハーピィ・パフューマー」のサーチ効果がレベル7の「ハーピィ・チャネラー」が存在するので、サーチ出来るカードが2枚に→
「ハーピィ・チャネラー」と「嵐征竜-テンペスト」を素材に「幻獣機ドラゴサック」又は「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」をエクシーズ召喚(この2体は風属性なので「風霊媒師ウィン」のデメリットを受けないので、この2枚が望ましい)
「幻獣機ドラゴサック」であれば、場持ちの良いエクシーズモンスターでありながら相手のモンスターを破壊出来ますし、「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」であればその後、リンク召喚に繋いでいく形が取れます。
最終的にフィールドには「幻獣機ドラゴサック」又は「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」と「ハーピィ・パフューマー」
手札には「ハーピィ・レディ三姉妹」のカード名が記された魔法・罠カードが2枚
という結果になります。
またコチラでは当サイトで組んだ「ハーピィ」デッキレシピの紹介を行っております!
SRデッキ
「SR」デッキでの運用であれば制限カードである「SRベイゴマックス」をサーチすることが出来ます。
サーチしたこのカードをそのまま特殊召喚し、「SRタケトンボーグ」を召喚すれば「HSR-GOMガン」のリンク召喚を狙うことが可能です。
また「SR」と相性の良い「WW-アイス・ベル」もサーチ先としては有力で「WW-アイス・ベル」をそのまま召喚に繋げれば「クリアウイング・シンクロ・ドラゴン」などをシンクロ召喚することも出来ます。
「風霊媒師ウィン」の評価についてのまとめ!
今回は「風霊媒師ウィン」についての紹介でした。
コスト面的には決して安いとは言えないものの、コスト以上にサーチ出来るカードの種類は豊富で、デッキにキーカードをサーチ出来るは非常に優秀な効果であると言えます。
弱点はあるものの、安定性を求めるのであれば、複数枚積んでしまっても良いのでは無いかと個人的には思うカードです。
また「霊使い」関連のカードはイラストアドが高いのでコレクションとしての需要も上がることが予想されるので、気になる方は複数枚入手して置くことをオススメします!