例年通りであれば2020年7月1日に規制改定が施行されます。
新型コロナウイルスの影響で規制改定そのものが見送りされるのではないかという可能性もありますが、そんな中一部では「SNo.0 ホープ・ゼアル」は禁止カードになるのではないかという噂が流れています。
今回は「SNo.0 ホープ・ゼアル」が禁止カード化が危惧されている理由などを考察していきます。
目次
なぜ「SNo.0 ホープ・ゼアル」に禁止カード化の噂が流れているのか軽くおさらい
まず知らない人にも向けて「SNo.0 ホープ・ゼアル」がどんなカードなのか簡単におさらいします。
同じランクの「No.」エクシーズモンスター×3体でエクシーズ召喚、あるいは手札の「RUM」通常魔法カード1枚をコストにして「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねてエクシーズ召喚出来ます。
このカードのエクシーズ召喚は無効化されず、エクシーズ召喚成功時に相手は効果を発動出来ません。自身の攻守はエクシーズ素材の数×1000アップし、相手ターンに1度このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことでこのターン相手の効果発動を封じます。
相手の効果発動を封じる効果が特に強力であり、先攻1ターン目にこのカードを出すことが出来れば相手の行動を厳しく抑制することでデュエルの流れを掴めます。
噂が流れるきっかけとなったのは2020年6月20日に発売予定のコレクションパック2020にて新たに登場する「ヌメロン」カード群の詳細が判明したことです。
ヌメロン・ダイレクト
通常魔法
(1):自分のフィールドゾーンに「ヌメロン・ネットワーク」が存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
EXデッキから「ゲート・オブ・ヌメロン」Xモンスターを4体まで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを召喚・特殊召喚できない。
新規カードの1枚である「ヌメロン・ダイレクト」は発動条件を満たすことでエクストラデッキから「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターを4体まで特殊召喚できます(同名カードは1種類まで)。
「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターは全てランク1であるため、実質的にランク1エクシーズモンスターを4体までノーコストで展開することが可能になります。
「ヌメロン・ダイレクト」には効果発動後に制約があるため、後の展開に制限がかかる点は要注意です。
ヌメロン・ネットワーク
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに、発動条件を満たしている「ヌメロン」通常魔法カード1枚を
デッキから墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「ヌメロン」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、
X素材を取り除かずに発動する事もできる。
フィールド魔法の「ヌメロン・ネットワーク」は「ヌメロン」通常魔法カードの効果をコピー出来るため、実質的にフィールド魔法をサーチすることが「ヌメロン・ダイレクト」の使用へ繋げられます。
「ヌメロン・ダイレクト」で展開した「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターを素材にすることで「SNo.0 ホープ・ゼアル」のエクシーズ召喚が容易にできるようになります。
「ヌメロン・ネットワーク」による効果コピーも併せればフィールド魔法をサーチするカードが1枚手札に有るだけで「SNo.0 ホープ・ゼアル」へ繋げられるということになります。
手札消費1枚で「SNo.0 ホープ・ゼアル」を出せるだけでなく、フィールド魔法をサーチ・デッキから直接発動できるカードの採用枚数を多めに確保すれば先攻1ターン目で「SNo.0 ホープ・ゼアル」を出すことも簡単です。
先攻1ターン目で「SNo.0 ホープ・ゼアル」簡単に出せるというのは、カードパワーが強すぎるのではないかと懸念され、それが「SNo.0 ホープ・ゼアル」禁止カード化の噂になります。
確かにカードパワーが高く強力なコンボであり禁止カードになる可能性があることは否定しきれませんが、エクストラデッキ及びメインデッキが圧迫されることもあることを踏まえるとどの程度の使用率となるのかも重要なポイントになるでしょう
「SNo.0 ホープ・ゼアル」のコンボ例を紹介!
「ヌメロン」
ヌメロン・ダイレクト
通常魔法
(1):自分のフィールドゾーンに「ヌメロン・ネットワーク」が存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
EXデッキから「ゲート・オブ・ヌメロン」Xモンスターを4体まで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを召喚・特殊召喚できない。
前述した「ヌメロン」新規カードを使用した運用方法の詳細になります。
「ヌメロン・ネットワーク」でデッキから墓地へ送った「ヌメロン・ダイレクト」の効果をコピーするには「ヌメロン・ダイレクト」の発動条件を満たしている必要があります。
「ヌメロン・ダイレクト」の発動条件は「ヌメロン・ネットワーク」が存在することと自分フィールドにモンスターが存在しないことの2つです。
「ヌメロン・ネットワーク」で効果をコピーするのであれば1つ目の条件はすでにクリアされており、問題は2つ目の条件です。自分フィールドのモンスターが存在しない必要があるため、制約を避けるために予めモンスターを出しておくという運用は出来ません。
このコンボをよりしやすくするために尚且つ「ヌメロン・ダイレクト」の発動条件を邪魔せずに「ヌメロン・ネットワーク」をサーチ・デッキから発動するカードですが、「ヌメロン・ウォール」「テラ・フォーミング」「惑星探査車」等があります。
これらの投入枚数が多いほど初手で「SNo.0 ホープ・ゼアル」を出しやすくなりますが、エクストラデッキの圧迫と事故率には気を付けましょう。
「希望皇ホープ」
「希望皇ホープ」モンスターを使って「SNo.0 ホープ・ゼアル」をエクシーズ召喚する方法です。
まずはレベル4モンスターを2体展開し、「No.39 希望皇ホープ」をエクシーズ召喚します。
そのまま手札の「RUM」をコストに「No.39 希望皇ホープ」の上に「SNo.0 ホープ・ゼアル」を重ねてエクシーズ召喚することは出来ます。
しかし「SNo.0 ホープ・ゼアル」はエクシーズ素材の数が自身のステータスに直結するため、「No.39 希望皇ホープ」の上に「CNo.39 希望皇ホープレイ」か「SNo.39 希望皇ホープONE」を重ねてエクシーズ召喚してから「SNo.0 ホープ・ゼアル」に繋げることでエクシーズ素材を4つ持った「SNo.0 ホープ・ゼアル」を出せます。
エクシーズ素材が4つの「SNo.0 ホープ・ゼアル」であれば効果を1度使用しても攻守3000ですので戦闘においても期待できます。
先攻1ターン目であれば上記の方法で「SNo.0 ホープ・ゼアル」出せますし、そうでないなら「RUM」で「No.39 希望皇ホープ」をランクアップさせることで状況を切り抜けることが出来るでしょう。
「SNo.0 ホープ・ゼアル」の禁止カード化についてのまとめ!
「SNo.0 ホープ・ゼアル」は「ヌメロン」と非常に相性が良いかつ、消費1枚で相手の動きを止めることが出来るので、発売後はこのコンボが環境を支配する可能性はかなり高いと言えます。
恐らくですが、「SNo.0 ホープ・ゼアル」は2020年7月のリミットレギュレーションで禁止カードになることが予想されますし、禁止にした方が良いのではないかというのが正直な感想です。
残り数日後に改訂の方が発表されるので、その時にどうなっているか見どころですね。