Vジャンプ(2018年5月号開始)一年間定期購読特典となるカードの詳細が判明しました。
漫画版遊戯王ARC-Ⅴに登場した「EM」と「DD」モンスターで、今回はその内の1枚である「EMターントルーパー」について考えていきたいと思います。
スポンサーリンク
「EMターントルーパー」の考察と考案!主な使い道を紹介!
レベル4の光属性・戦士族モンスターで、攻守は1200になります。
自分バトルフェイズ開始時に自身にカウンターを乗せる効果を持っていて、このカードに置かれているカウンターの数によって更なる効果を得ます。
カウンターが1つの時は1ターンに1度相手モンスターの攻撃宣言時にその攻撃を無効にするというもの、カウンターが2つの時は自身をリリースすることで発動後2回目の相手エンドフェイズまでフィールドのモンスターを全て除外するというものです。
レベルに種族と属性、低い攻守ということでサーチ等のサポートカードが豊富に存在するステータスをしています。
まずこのカードにカウンターを置く効果ですが、条件は自分のバトルフェイズ開始時なのでこのカードが表側表示の状態で自分がバトルフェイズに入らなければいけません。
セットしては元も子もないので、低い攻守を考えると攻撃表示で通常召喚するか守備表示で特殊召喚するかになります。
カウンターが1つの時の効果では相手の攻撃を1回無効にできるようになりますが、このカードのステータスからも分かる通り相手フィールドに攻撃力1300以上のモンスターが2体以上存在する場合にはこのカードをフィールドに維持できなくなります。
カウンターが2つの時の効果では一時的なモンスター全てを除外する効果なので耐性を取りにくく、フィールドを一時的とはいえリセットできるため優秀です。
不利な状況でこの効果を使えれば切り返しとしても機能するでしょう。
使い道ですが、基本的にはカウンターが2つ置かれた時の効果の発動を狙うことになるかと思います。
ただしこの効果を使うには、このカードが存在する場合に自分がバトルフェイズに入り、その次の相手ターンの間このカードを維持し、更にその次のターンに自分がバトルフェイズに入った後のメインフェイズ2というタイミングが最速になります。
攻撃を1回無効にできるとはいえ、他に耐性も無ければ攻守も低いためこのカードをフィールドに維持することはハードルが高いと言わざるを得ません。
相手ターンの間このカードを維持するためには後述する相性の良いカードを使えば確率は上がりますが、効果を使うには自身以外にカードが必要ということであれば他の除去カードを使った方が消費枚数が少なくなるケースも多いかと思います。
スポンサーリンク
「EMターントルーパー」と相性の良いカードを紹介!
「超電磁タートル」
相手バトルフェイズに墓地に存在する自身を除外することでそのバトルフェイズを終了させる効果を持つ下級モンスターです。
「EMターントルーパー」の攻撃無効効果だけでは相手の攻撃を全て防ぎきれないという場合、事前に墓地へ送っておいたこのカードを使えばバトルフェイズを終了させられるので相手モンスターが何体いても攻撃から守れます。
欠点としては墓地が公開情報なのでこのカードが墓地に存在し効果を使えることは相手にも分かっているということです。
「暗黒の扉」
お互いのプレイヤーはバトルフェイズにモンスター1体でしか攻撃できなくなる永続魔法カードです。
このカードの発動下であれば「EMターントルーパー」の攻撃を1回しか無効にできないという効果でも相手ターンの攻撃を防ぎやすくなります。
このカードが除去されたら元の木阿弥になることや、相手が連続攻撃効果を持ったモンスターを出した場合には使えなくなる点には気を付けましょう。
「バリア・バブル」
「EM」及び「Em」モンスターは1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されなくなり、「EM」及び「Em」モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる永続魔法カードです。
このカードで耐性を付与することで「EMターントルーパー」をフィールドに維持しやすく出来ます。また「EM」もしくは「Em」デッキでは無理なく採用できる優秀なカードなので、デッキによっては腐らないというメリットもあります。
スポンサーリンク
「EMターントルーパー」は強い?評価は?
正直に言えば性能自体は高くないカードだと思います。
確実に使うためには必要なカードが他に存在する上、その効果も一時的な全体除外ということもあり大抵の場合は割に合わないということが多いでしょう。
攻撃の無効化という点でも、相手ターンに特殊召喚しても効果を使える「EMアメンボート」が存在します。
それらを踏まえると、「EM」デッキでも他の「EM」モンスターより優先して採用するということはほぼ無いというのが評価となります。