2020年10月3日発売予定のWORLD PREMIERE PACK2020では海外先行していたカードが日本に上陸します。
収録カードが続々判明している中、今回はその中でも「トウテツドラゴン」について考察していきたいと思います。
目次
「トウテツドラゴン」の効果考察!
【@イグニスター】デッキで星遺物からの目覚めからトウテツドラゴン…ありだな pic.twitter.com/jxTYEMHwjS
— たんぺい (@tannpeithe03) August 21, 2020
リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/幻竜族/攻2500
【リンクマーカー:左下/下/右下】
EXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上
(1):このカードは、このカードのリンク素材としたモンスターの種類によって以下の効果を得る。
●融合:バトルフェイズ中に相手はモンスターの効果を発動できない。
●S:自分メインフェイズ中に相手は魔法・罠カードの効果を発動できない。
●X:自分のメインフェイズ及びバトルフェイズ中に相手は墓地のカードの効果を発動できない。
リンク3の闇属性・幻竜族モンスターであり、攻撃力は2500です。
召喚条件はエクストラデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上で、リンク先は左下・下・右下になっています。
効果はこのカードのリンク素材にしたモンスターの種類によって3種類の効果を得るというものです。
融合モンスターを素材にした場合、バトルフェイズ中に相手のモンスター効果の発動を封じる効果得ます。
「オネスト」や「超電磁タートル」に「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」を筆頭にしたバトルフェイズ中に活きる効果を封殺し、より安全に自分の攻撃を通すことが出来ます。
また発動できないのは相手だけですので、バトルフェイズ中に自分のカードを発動するようにすれば相手の「召命の神弓-アポロウーサ」等のフリーチェーンで使える制圧効果を気にせずに済みます。
シンクロモンスターを素材にした場合、自分のメインフェイズ中に相手の魔法・罠カードの発動を封じる効果を得ます。
自分のメインフェイズ中に相手が使ってくる魔法・罠カードと言えば「神の宣告」や「無限泡影」等の自分への妨害罠カード、「ゴッドバード・アタック」が代表的なサクリファイスエスケープを狙えるカード等が挙げられます。
これにより相手フィールドに伏せカードがある状況でも自分のコンボを通しやすくなります
エクシーズモンスターを素材にした場合、自分のメインフェイズ及びバトルフェイズ中に相手の墓地のカード効果発動を封じる効果を得ます。
タイミング的に封じられるものとしてはリクルーターを筆頭にした墓地へ送られた場合に効果を発動できるカード、あるいは墓地から発動することが出来る罠カード等が挙げられます。
除去されても次のターンに備えたり後続の展開を出来る効果を持ったモンスターも昨今ではそう珍しくないため、それらを気にせず除去や戦闘破壊を狙うことが出来ます。
エクストラデッキから特殊召喚した融合・シンクロ・エクシーズモンスターの3種類をリンク素材にすれば全ての効果を得ることが出来ますが、相手メインフェイズに使えるロック効果はないという大きな穴があるため割には合わないでしょう。
リンク素材の縛りもあるため、リンク2モンスター+3種の内いずれか1種のモンスターでリンク召喚するという運用なら現実的かと思われます。
「トウテツドラゴン」と相性の良いデッキとカードを紹介!
リンク召喚以外も使用するサイバース族デッキ
サイバース族デッキの中でも融合・シンクロ・エクシーズモンスターを採用したタイプのデッキです。
サイバース族関連には「サイバース・ウィキッド」や「サイバース・クアンタム・ドラゴン」等リンク召喚と他の召喚方法と組み合わせることで活きるカードも多数あります。
「トウテツドラゴン」をリンク召喚するにあたって上述したリンク2モンスター+3種の内いずれか1種という盤面を構築することがそう難しくないため相性が良いです。
またサイバース族デッキの中でも「@イグニスター」デッキはリンク召喚以外にも融合・シンクロ・エクシーズモンスターを無理なく採用するテーマなので相性が良いです。
ただし「@イグニスター」デッキには「イグニスターAiランド」や「Aiドリング・ボーン」などサイバース族しか特殊召喚できなくなる制約を持つカードがいくつか存在するので、その辺の兼ね合いには注意が必要です。
「@イグニスター」デッキの紹介はコチラ!!
「トライブリゲード」+融合・シンクロ・エクシーズのいずれかを使うテーマの複合デッキ
リンクモンスターの特殊召喚を得意とする「トライブリゲード」と融合・シンクロ・エクシーズのいずれかを得意とする獣族・獣戦士族・鳥獣族テーマの複合デッキです。
具体例としては融合を得意とする「剣闘獣」やエクシーズを得意とする「十二獣」等が挙げられます。
「トライブリゲード」モンスターの効果を使えばリンク2の「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」を用意でき、複合させたテーマカードを使って融合・シンクロ・エクシーズのいずれかのモンスターを出せば「トウテツドラゴン」のリンク素材とするリンク2モンスター+3種の内いずれか1種が確保できます。
中でも「十二獣」テーマならモンスター1体からエクシーズモンスターに繋げられるため消費を抑えられます。
「トライブリゲート」デッキと「十二獣」デッキレシピの紹介はコチラ!
「DDD」デッキ
融合・シンクロ・エクシーズ・リンク召喚に対応している悪魔族テーマで、「契約書」カードによるサポートと墓地からの展開力に長けたテーマデッキです。
「DD烈火王テムジン」は墓地の「DD」モンスターを蘇生させる効果をおり、そこから次々に各召喚方法に繋げていくことが「DD」デッキでは可能であり、少ない消費から融合・シンクロ・エクシーズ召喚へと繋いでいくことができます。
そのモンスターを素材にすればすべての効果を適用した「トウテツドラゴン」をリンク召喚することも可能です。
「DD」デッキでは墓地に送られたエクストラデッキから特殊召喚した「DDD」モンスターを蘇生させる手段は豊富にあるので、出し惜しみせずに「トウテツドラゴン」のリンク召喚に繋いでいける利点があります。
「水晶機巧-ハリファイバー」
リンク召喚成功時にレベル3以下のチューナー1体をリクルートできる効果を持つリンク2モンスターです。
その効果の有用性から更なるモンスターの展開に繋げやすいことでも有名なカードです。
リクルートしたチューナーやこのカードのリンク素材として墓地へ送られたモンスターを利用することでシンクロ召喚もでき、「水晶機巧-ハリファイバー」+シンクロモンスターという盤面を作るのは容易です。
「水晶機巧-ハリファイバー」自身がリンク2モンスターであるため、並べたシンクロモンスターと併せて「トウテツドラゴン」のリンク素材に利用できます。
「簡易融合」
ライフ1000をコストにすることでレベル5以下の融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚できる通常魔法カードです。
カード1枚でエクストラデッキから特殊召喚した融合モンスターを用意できるため「トウテツドラゴン」のリンク素材確保に役立ちます。
またこのカードは2020年8月現在では制限カードですが、「融合」と名の付く通常魔法カードであるためサーチ手段はある程度あります。
「トウテツドラゴン」の効果考察!相性の良いデッキとカードを紹介!気になる評価は?
「トウテツドラゴン」を最大限に活かすのであれば、現状のリンク召喚方法としてはやはり、リンク2モンスター+3種の内いずれか1種のモンスターという召喚方法が現実的でしょう。
全ての効果を適用できれば、確かに強いですが、やはり消費が増える上にリンク召喚に失敗したときのディスアドバンテージは大きいです。
何も考えずに採用できる汎用リンクモンスターではありませんが、展開力のある融合・シンクロ・エクシーズ召喚を使うテーマや制圧力の高いテーマデッキに採用すれば、より高い制圧力をつけることができるでしょう。