2019年6月8日に発売予定のデュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-に収録される新規カード数枚の情報が公式より発表されました。
今回はその内の1枚である「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」について考えていきたいと思います。
「捕食植物」が強化!「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」の考察と考案!
融合・効果モンスター 星9/闇属性/植物族/攻3000/守3000 フィールドの闇属性モンスター×3
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールドの 捕食カウンターが置かれたモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。
(2):このカードが融合召喚されている場合、 相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚する際に発動できる。 その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
(3):相手フィールドのモンスターに捕食カウンターが置かれている場合に発動できる。 このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。
レベル9の闇属性・植物族の融合モンスターで、攻守は3000です。
融合素材はフィールドの闇属性モンスター×3体になっています。
1つ目の効果は、自身の攻撃力はこのカード以外のフィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターの元々の攻撃力の合計分アップするというものです。
2つ目の効果はカード名ターン1でこのカードが融合召喚されている場合、相手がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚する際にその特殊召喚を無効にして破壊出来ます。
3つ目の効果もカード名ターン1で、相手フィールドのモンスターに捕食カウンターが置かれている場合に自身を墓地から守備表示で蘇生できます。
ステータスは高く、融合素材はフィールドの闇属性モンスター3体という指定で若干重く感じやすいですが「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」と違うのは数だけでなくこちらはトークンの使用も可能である点もあります。
1の効果は自身以外の捕食カウンターが置かれているモンスターに応じた自己強化効果です。融合素材で3体という消費はあるものの、「捕食植物バンクシアオーガ」や「捕食植物スキッド・ドロセーラ」に「捕食生成」等を使って複数体いる相手モンスターに捕食カウンターを乗せることが出来れば合計攻撃力分であるため大ダメージを期待できます。
2の効果はエクストラデッキからの特殊召喚を無効にできる効果です。効果による特殊召喚に対しては使えないので融合召喚は無効にできませんが、シンクロ・エクシーズ・リンク召喚に対しては強力な妨害効果となります。
あくまで融合召喚されていなければ使えない効果ですので、3の効果で自己蘇生した場合は使えない点には気を付けましょう。
3の効果は条件を満たすことで守備表示で自己蘇生できる起動効果です。条件は相手モンスターに捕食カウンターが置かれていればいいため、「捕食植物」デッキでは容易に使えます。守備表示での蘇生であるためそのターン中の攻撃には参加できず、なおかつ2の効果も発動できないため他の用途に使うのが良いでしょう。
各種召喚方法の素材や効果コストにしてしまうのも良いですが、単純に守備力も3000あるためとりあえず出しておいても壁として機能します。
「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」と相性の良いカードは?
「終焉の焔」
闇属性以外のモンスターのアドバンス召喚のためのリリースにはできない闇属性の「黒焔トークン」2体を生成できる速攻魔法カードです。
このカードを発動するターンこの効果以外で召喚・反転召喚・特殊召喚ができなくなるため、セットしておいて相手ターンのエンドフェイズに発動するのが基本的な使い方になります。
「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」の融合素材の確保として使えますし、仮に融合するためのカードが不足している状態でもトークンを「リンクリボー」等のリンク素材に使うことも出来るため腐りにくいです。
「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」
フィールドの表側表示モンスター全てを闇属性にするフィールド魔法カードです。
このカードがあれば闇属性以外のモンスターも闇属性になるため、「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」の融合素材を楽に揃えることが出来ます。
また闇属性になるのは相手フィールドのモンスターもなので、「超融合」を使えば相手モンスターを最大3体まで使って「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」を融合召喚することも可能です。
「捕食植物サンデウ・キンジー」と捕食カウンターの併用でも相手モンスターを融合素材に出来ますが、相手モンスターの除去も同時に出来る反面「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」の自己強化があまり見込めなくなってしまうという欠点があるので気を付けましょう。
「捕食植物ドラゴスタぺリア」
融合モンスター+闇属性モンスターで融合召喚できる融合モンスターであり、フリーチェーンで相手モンスターに捕食カウンターを乗せる効果と捕食カウンターが置かれているモンスターの発動した効果を無効にする効果を持ちます。
自己蘇生効果を使った「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」の使い道の一つとして、任意で自己蘇生できる融合モンスターという点を活かしてこのカードの融合素材にしてしまうという手があります。
レベルが高く「捕食植物」モンスターであることに注目すれば「グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」の融合素材としても有用です。
「捕食植物」から離れて用途を考えるなら、レベル9である点を活かしてランク9エクシーズモンスターの素材として使ったり、モンスターの展開やトークンの生成と併せて「リンク・メイル・デーモン」のリンク素材にするという手もあります。
「捕食植物トリフィオヴェルトゥム」の評価は?「捕食植物」の強化の感想!
工夫次第では容易に融合召喚が狙える上に「捕食植物」デッキで十全に効果を活かした場合はフィニッシャー兼相手の妨害にもなりうる強力なモンスター、というのがこのカードの評価になります。
「捕食植物」テーマの新たな切り札としては申し分ない性能かと思います。
「捕食植物」が強化されたのは少し意外でしたが、よくよく考えれば最近「スピードロイド」や「幻影騎士団」も新規カードによって強化されていたのでこの流れは自然でもあります。
「捕食植物」の新規カードはまだあるはずなので、「捕食植物」デッキがどれくらい強化されるのか楽しみです。