2021年7月17日に発売予定の基本パック バースト・オブ・デスティニーにて「トランソニックバード」が収録されます。
そこで今回は「トランソニックバード」の効果を考察し、相性の良いカードやテーマを紹介していきます。
「トランソニックバード」の効果考察!
収録カード公開‼️
【7/17(土)発売 BURST OF DESTINY(バースト・オブ・デスティニー)】✨『トランソニックバード』✨、✨『音速を追う者』✨収録❗️
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儀式・効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻 0/守2400
「音速を追う者」により降臨。
(1):1ターンに1度、発動できる。
手札の儀式魔法カード1枚を相手に見せ、
そのカードにカード名が記された儀式モンスター1体をデッキから手札に加え、
見せたカードをデッキに戻す。
(2):相手ターンに1度、デッキから儀式魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
この効果は、その儀式魔法カード発動時の儀式召喚する効果と同じになる。
(3):儀式召喚したこのカードがリリースされた場合、
相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
闇属性・鳥獣族のレベル4儀式モンスターであり、攻撃力は0守備力は2400です。
1つ目の効果ですが、手札の儀式魔法カードを相手に見せ、そのカードにカード名が記された儀式モンスター1体をサーチし見せたカードをデッキに戻すというものです。
儀式モンスターのカード名が記されている儀式魔法カードは専用儀式魔法などある程度限られているため、それらを主軸としていたり多く採用しているデッキでなら使いやすいかと思います。
1枚サーチして1枚デッキに戻すのでアドバンテージ的には得も損もありませんが、2の効果にスムーズに繋げるための効果として認識しておくと良いでしょう。
2つ目の効果ですが、相手ターン中にデッキから儀式魔法カード1枚を墓地へ送ることで、この効果はその儀式魔法カードの発動時の儀式召喚する効果と同じになるというものです。
相手ターン中に儀式魔法カードの効果をコピーして儀式召喚が出来るという、かなり変わった効果ではあります。
1の効果でデッキに戻した儀式魔法カードを墓地へ送りサーチした儀式モンスターを儀式召喚する、というのが主な流れになるでしょう。
コピーする儀式魔法カードに儀式モンスターのカード名が記されている必要はないため、この効果のみを目的として使うのであれば「影霊衣の万華鏡」や「高等儀式術」の効果をコピーするというのも一つの手です。
3つ目の効果ですが、儀式召喚した自身がリリースされた場合、相手フィールドの表側表示カード1枚を対象にしそのカードの効果をターン終了時まで無効にするというものです。
フリーチェーンで発動出来る2の効果で相手ターン中に儀式召喚する際、このカードを儀式素材としてリリースすれば制圧力として相手の戦術妨害を図ることも出来ます。
3つの効果とも儀式召喚をサポートするものではありますが、このカード自体が儀式モンスターであることや3つの効果を全て活かせるテーマデッキはある程度限られることが使う上で気を付けるべき点かと思います。
「トランソニックバード」と相性の良いカードとテーマデッキは?
「デュアルウィール・ドラゴン」
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースし、
自分の墓地のカード名が異なる「ヴァレット」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ラピッド・トリガー」または「ヘヴィ・トリガー」1枚を選んで手札に加える。
「トランソニックバード」と同パックで登場する最上級モンスターです。
このカードを素材に「トランソニックバード」を儀式召喚することで「音速を追う者」の効果により「トランソニックバード」のレベルは8になり、墓地に送られたこのカードの2の効果を使うことで儀式魔法「ヘヴィ・トリガー」をサーチできます。
「トランソニックバード」の1の効果を使うことで手札の「ヘヴィ・トリガー」をデッキに戻して「ヴァレルロード・R・ドラゴン」をサーチし、相手ターンにはデッキの「ヘヴィ・トリガー」を墓地へ送りレベル8の自身を素材にして「ヴァレルロード・R・ドラゴン」の儀式召喚が出来ます。
「ヴァレルロード・R・ドラゴン」は特殊召喚を無効にする効果があるため、リリースされた「トランソニックバード」と併せて制圧力に期待できます。
下記で紹介する「儀式の下準備」と合わせれば、手札消費2枚で実現可能な運用法になります。
「儀式の下準備」
デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードに記された儀式モンスター1体をデッキ・墓地から選んでその2枚を手札に加える通常魔法カードです。
「トランソニックバード」自身が儀式モンスターですので、消費を抑えつつ儀式召喚するためにも1枚で儀式魔法と儀式モンスターを手札に引き込めるこのカードは相性が良いです。
「霊魂鳥神-彦孔雀」
儀式召喚成功時に相手フィールドのモンスターを3体まで選んで手札に戻す効果を持つ儀式モンスターです。
「トランソニックバード」の2の効果で相手ターン中にこのカードを儀式召喚することで、相手が展開したモンスターを一気にバウンスして強力に妨害できます。
またこのカードは専用儀式魔法「霊魂の降神」の効果テキストにカード名が記されているため、「トランソニックバード」の1の効果でサーチすることも可能です。
「マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX」
特殊召喚に成功した場合に自分フィールドのモンスター1体をリリースすることで、このターン相手のモンスター効果の発動を封じる効果を持つ儀式モンスターです。
「トランソニックバード」で相手ターン中に儀式召喚して効果を使うことで、相手の行動を大きく制限することが出来ます。
昨今ではデッキの回転や展開などをモンスター効果に頼っているものがほとんどですので、大抵のデッキに刺さる強力なロック効果と言えます。
その高い制圧力から「トランソニックバード」の2の効果で出したい儀式モンスターとしては有力候補ではありますが、
・このカードのレベルが8であること
・このカードを儀式召喚するために必要な「カオス・フォーム」は「トランソニックバード」の1の効果と噛み合わないこと
・「トランソニックバード」を儀式召喚するために消費がある程度かさむことなど、無視できない問題点はあるので実際に使うかどうかは要検討でしょう。
「ヴェンデット」テーマ
アンデット族の儀式テーマであり、墓地からの儀式召喚を得意としているのが特徴です。
「ヴェンデット」デッキの中核を担う儀式魔法カード「リヴェンデット・ボーン」には儀式モンスター「リヴェンデット・スレイヤー」のカード名が記されているため、「トランソニックバード」の1の効果や上記の「儀式の下準備」の恩恵を受けられます。
また「ヴェンデット」儀式魔法カードは墓地の「ヴェンデット」儀式モンスターを儀式召喚することも出来るため、「音速を追う者」の2の効果で「トランソニックバード」を対象にすることで任意の「ヴェンデット」儀式モンスターをデッキから墓地へ送り儀式召喚先の確保が図れます。
「トランソニックバード」の2の効果で儀式召喚する際には、「ヴェンデット」儀式モンスターにフリーチェーンの除去効果を付与できる「ヴェンデット・レヴナント」等も素材に使うと、「トランソニックバード」の3の効果も合わせて相手の戦術妨害をしていけるでしょう。
「トランソニックバード」の効果考察!相性の良いカードとテーマデッキは?まとめ!
「トランソニックバード」と相性の良いカードとテーマを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「トランソニックバード」は儀式サポートカードとしては優秀ですが、使えるテーマが決まっている、やや上級向けのモンスターという印象です。
数ある儀式テーマの中でも、今回紹介したテーマ以外にも相性の良いテーマはあると思われますので、是非色々なテーマで試してみたいモンスターです。
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