遊戯王を楽しんでいる人は日本だけでなく世界各地に存在し、大会ではそんなデュエリストたちが頂点を目指して競い合っています。
番外戦術で良くない話を聞いたりはしますがそれは今は置いておきます。
今回はそんな強豪ぞろいの環境で好成績を残したデッキ、最強と言っても過言ではないデッキを紹介したいと思います。
今回の選考基準について
最強と銘打つ以上まずはその選考基準について解説します。
あくまで私個人が決めたものですので、自分の中では違うと思う方もいるかとは思います。
予選から始まり、勝ち進んだ結果として大会本戦に進んだデッキは間違いなく強いデッキと言えるでしょう。
しかしただ強いだけでは最強とは呼べません。
そこで大会で優勝したことのあるデッキが挙げられますが、日本だけでも各地で小さな大会が行われているため優勝したデッキと言われても一年だけでも数十種類が存在します。
その中からより優勝率が高いものを選ぶという手もありますが、大会である以上やはり参加者が多ければ多いほど優勝デッキの強さの証明になります。
そうなれば代表先行試合なども行われる最大規模のデュエル大会こそが選考基準にするに相応しいと思います。
それは遊戯王の世界大会、通称ワールドチャンピオンシップ以外にありません。
以上のことからも今回の選考基準は歴代の世界大会優勝デッキになります。
年齢層を含めると一般の部の結果を重要視していきたいと思います。
環境すら支配した歴代最強テーマデッキ一覧
「トリックスター」デッキ
2018年での世界大会で優勝したデッキになります。
使用されていたデッキ内容としては「トリックスター」だけでなく、強力な除去効果を持つ「百万喰らいのグラットン」やお互いのプレイヤーに属性制限を付ける「御前試合」を使うことでデュエルを有利に運んでいました。サーチ効果に優れた「トリックスター」は元々息切れがしにくいテーマでもありますので、対策カードや強力な除去カードを採用することも可能な点は魅力的です。
「恐竜真竜星」デッキ
2017年の世界大会で優勝したデッキです。
「恐竜」と「真竜」と「竜星」の3つのテーマの混合デッキになります。
この3つの共通点は自分のモンスターを効果破壊することにあり、火力が高く効果破壊するカードと効果破壊された時に発動する効果を持つカードがある「恐竜」、手札・および自分フィールドの中から指定の属性のモンスターを破壊して特殊召喚できる「真竜皇」モンスター、戦闘・効果破壊時にデッキから自身以外の後続を出せる「竜星」の相性は良いです。
「青眼の白龍」デッキ
2016年の世界大会で優勝したデッキです。
シンクロとの組み合わせや強力なサポートとして「青き眼」モンスターの登場など、「青眼の白龍」テーマ自体が強化されました。
瞬時に攻撃力3000を出せる点は問答無用で強く、当時幅を利かせていたペンデュラム召喚に対して「青眼の精霊龍」の効果が妨害として働き高火力で相手を圧倒していました。
「テラナイト」デッキ
2015年の世界大会で優勝したデッキです。
デッキからサーチ、墓地からの蘇生、手札からの特殊召喚を駆使することでレベル4モンスターを素早く展開できる「テラナイト」テーマを使ってランク4エクシーズモンスターに繋げるデッキです。
活躍当時は「星守の騎士 プトレマイオス」が禁止カードではなかったこともあり、効果を使って1ランク高いエクシーズモンスターに繋げることで更に対応力を上げることが可能でした。
「インフェルニティ」エクシーズ特化型デッキ
2014年の世界大会で優勝したデッキです。
手札が0枚の時に真価を発揮する「インフェルニティ」テーマはその効果発動条件から強力な効果を持つカードが多いです。
「インフェルニティ・ネクロマンサー」や「インフェルニティガン」などを使ってモンスターを大量展開し、ランク3やランク4のエクシーズモンスターへと繋げます。
「励輝士 ヴェルズビュート」などの強力な汎用ランク4などもすでに登場していたため爆発力はかなり高いです。
まとめ
歴代の世界大会で優勝したデッキを紹介しましたが、ルールの変更の影響も大きい遊戯王なのであくまで当時は最強だったということになります。
当時のような展開は現在の新マスタールールでは不可能ですし、逆に新マスタールールだからこそ出来る展開やコンボも数多くあります。
環境で大活躍していたデッキはその当時の環境がどのようなものだったのかを紐解く指標にもなります。
もちろんデッキが強いから優勝したというわけではなく、使用者のプレイングセンスや戦略も大きいですし、カードゲームにかかわらず勝負は時の運とも言いますし運の要素もあったでしょう。
そういった数多くの要素を兼ね備えた結果優勝という結果を残せたはずなので、これから先も歴代最強デッキとして語り継がれることになるのでしょう。