2021年7月17日に発売予定の基本パック バースト・オブ・デスティニーにて「天獄の王」が収録されることが判明しました。
その性能の高さによって情報公開直後から話題になっているカードであり、様々な運用方法が試行錯誤されています。
そこで今回は「天獄の王」の効果を考察し、相性の良いカード等を紹介していきます。
「天獄の王」の効果考察!
天獄のジェネレイド!?
王の新規ってマジ?
最強やん pic.twitter.com/AA9zt7kMVv— ゆき@YPC (@arim1818) July 9, 2021
効果モンスター
星10/闇属性/岩石族/攻3000/守3000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札のこのカードを相手ターン終了時まで公開する。
この効果で公開し続けている間、フィールドにセットされたカードは効果では破壊されない。
(2):セットされた魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
手札で公開されている状態でこの効果を発動した場合、
さらにデッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外される。
レベル10・闇属性・岩石族モンスターであり、攻守はともに3000です。
レベルも攻守も高いものの、属性・種族などを参照したり高レベル故に恩恵を受けられるサポートカードも多くあります。
1つ目の効果ですが、自分メインフェイズに発動でき、次の相手ターン終了時まで手札の自身を公開するというものです。
この効果で公開している間フィールドにセットされたカードは効果で破壊されなくなります。
手札の自身を公開するという非常に珍しい効果であり、セットされているカード全てに効果破壊耐性を付与できます。
この効果のみに注目すると、公開するだけで良いため使い減りせずにセットする必要のあるリバースモンスターや罠カードを相手の破壊効果から守ることが可能です。
効果破壊耐性が付与されるのはフィールドにセットされたカード全てですので、この効果で公開している間相手のセットされたカードも破壊されなくなる点には要注意です。
2つ目の効果ですが、セットされた魔法・罠カードが発動した場合に手札の自身を特殊召喚できるというものです。
手札で公開されている状態でこの効果を発動した場合、さらにデッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできます。
発動条件自体がかなり緩く、速攻魔法カード以外の魔法カードを一度セットしてから発動するだけでレベル10の攻守3000が特に制約もなく出てくると考えるとそれだけでも十分に利用価値があります。
セットされた魔法・罠カードを相手が発動した場合でも良く、相手のデッキ次第では不意打ち気味にこのカードを出していけます。
1の効果等で公開されている状態でこの効果を使えば、自己特殊召喚だけでなく追加でデッキから好きな魔法・罠カード1枚をセットできます。
セットしたカードは次のターンのエンドフェイズに除外されてしまいますが、それまでに発動すれば良いだけなので大して問題にはなりません。
何よりも重要なのは好きな魔法・罠カード1枚を引き込めるという点であり、「死者蘇生」や「ハーピィの羽根帚」のような大抵の状況で役に立つ汎用性の高いカードはもちろん、「魔鍾洞」「虚無空間」「王宮の勅命」といった強力なロックカード等、その強さ故に規制されているカードでも簡単に引き込んでいけます。
忘れてはいけないのは、このカードの2つの効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できないことです。
ですので1の効果で手札の自身を公開後、同じターン中にセットされた魔法・罠カードを発動して2の効果で自己特殊召喚。といった動きは出来ません。
このカードのみで運用するのであれば、自分のターンに1の効果で公開→次の相手ターンにセットされた速攻魔法や罠カードを発動して2の効果により自己特殊召喚&好きな魔法・罠カード1枚をセットという使い方が基本になるでしょう。
「天獄の王」と相性の良いカード・テーマは?
「御影志士」
汎用ランク4エクシーズモンスターであり、エクシーズ素材を1つ取り除くことで岩石族モンスター1体のサーチが出来ます。
サーチ効果にレベルや攻守の指定が無いため、最上級岩石族モンスターである「天獄の王」もサーチ出来ることから相性が良いです。
このカード自体が汎用ランク4エクシーズモンスターという点も大きく、ランク4エクシーズを出せるデッキであればこのカードと「天獄の王」をセットで採用することが十分検討出来ます。
「アーティファクトの神智」
デッキから「アーティファクト」モンスター1体をリクルートできる通常罠カードです。
フリーチェーンで発動出来るため、相手ターン中に「天獄の王」の2の効果を狙う際にトリガーにしやすいです。
加えてこのカードで「アーティファクト-デスサイズ」をリクルートすればそのターン中相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じられるため、相手のデッキ次第では攻守3000の「天獄の王」を突破することや「天獄の王」の2の効果でセットした魔法・罠カードを除去することがかなり難しくなります。
「エルドリッチ」テーマ
「黄金卿エルドリッチ」を主軸としたテーマであり、デッキのほとんどが魔法・罠カードで構成される点も大きな特徴です。
「天獄の王」は1の効果を使うことで、セットした「黄金郷」カードや「エルドリクシル」カードを相手の除去カードから守れるため安全に動けるようになります。
それだけでなく、「天獄の王」の2の効果を使えば「スキルドレイン」等のサーチが難しいカードを引き込めますし、「天獄の王」と「黄金卿エルドリッチ」を並べられたならランク10エクシーズを狙うことも視野に入ります。
当サイトでは「エルドリッチ」テーマデッキの紹介も行っております↓
【エルドリッチデッキレシピ2022】回し方・対策・相性の良いカードを紹介!2022年1月リミットレギュレーション対応版!
「蟲惑魔」テーマ
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードを駆使して戦う昆虫族と植物族のテーマです。
「天獄の王」の1の効果を使えばセットした「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードを守れますし、打点が不足しがちな「蟲惑魔」において攻守3000の「天獄の王」はメインアタッカーとしても心強いです。
ランク4エクシーズも出せるため、手札次第では上記の「御影志士」を出して「天獄の王」をサーチするという動きも戦術に取り入れられます。
当サイトでは「蟲惑魔」テーマデッキレシピの紹介も行っております↓
「天獄の王」の効果考察!相性の良いカード・テーマデッキをピックアップ!まとめ
「天獄の王」の効果考察と相性の良いカードとテーマをいくつか紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
2の効果は特に強力で、デッキから好きな魔法・罠カードをサーチできる点は非常に優秀で、今回の汎用性カード枠の1枚と言える強さです。
大会環境でどれくらい使われるかどうかは未知数ですが、個人的にバースト・オブ・デスティニーを買うのであれば、複数枚は持っておきたいカードの1枚かと思います。
今回紹介した方法以外にも、いくらでも使い方のあるモンスターですので、是非1枚は当てたいカードです!!
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