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海外版の遊戯王(遊戯王TCG)で2020年12月15日から適用される新リミットレギュレーションの内容が公開されました。
そこで今回は遊戯王TCGの新リミットレギュレーションについて考察などをしてきます。
日本版の遊戯王のリミットレギュレーションに必ずしも無関係というわけでもないので、一度目を通しておくと良いかと思います。
【遊戯王TCG】12月15日適用のリミットレギュレーションを紹介!
禁止カード化
「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」
「リンクロス」
「盗人の煙玉」
準制限カード化
「真竜皇の復活」
制限解除
「彼岸の悪鬼 ガトルホッグ」
「彼岸の悪鬼 グラバースニッチ」
「イビリチュア・マインドオーガス」
「ABC-ドラゴン・バスター」
「餅カエル」
【遊戯王TCG】12月15日適用のリミットレギュレーションについての考察!
規制改定されたカードを順に考察していきます。
「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」の禁止カード化ですが、こちらは日本では現在無制限カードになっております。
相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じるロック効果が強力で、「ユニオン・キャリアー」の存在によって闇属性またはドラゴン族を主軸としたデッキであれば、「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」をデッキから装備することでロック効果を利用出来ます。
遊戯王TCGはロック効果に厳しい傾向があるので、「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」は高速化した環境を真っ向から否定し得ることから禁止カードに規制されたのではないかと思われます。
「リンクロス」の禁止カード化ですが、こちらは日本でもすでに禁止カードに規制されております。
TCGにも登場した「水晶機巧-ハリファイバー」との組み合わせによる展開が非常に強力なことから、今回の厳しい規制となったのかと思われます。
「盗人の煙玉」の禁止カード化ですが、こちらも日本では現在無制限カードの物です。
モンスターに装備されているこのカードが破壊された場合、相手の確認し1枚捨てることが出来るという効果を持っています。
「鉄の騎士 ギアフリード」に装備したり、自分の魔法・罠カードを破壊することが得意な「アーティファクト」デッキ等で使えば禁止カードである「押収」と同じ効果をノーコストで使えます。
遊戯王TCGはハンデスに関しても厳しい傾向があるため、今回の「盗人の煙玉」の禁止カード化となったのでしょう。
「真竜皇の復活」の準制限カード化ですが、日本では一時制限カードにまで規制されたものの徐々に緩和されて今では無制限カードになっています。
遊戯王TCGでの規制改定も制限カードから準制限カードへの規制緩和ですので、日本と同じように「真竜」関連を徐々に緩和していく流れが生まれつつあるのかもしれません。
「彼岸の悪鬼 ガトルホッグ」と「彼岸の悪鬼 グラバースニッチ」の制限解除ですが、どちらも日本では無制限カードになっています。
二体とも遊戯王TCGでは「彼岸」デッキの弱体化として制限カードにまで規制強化されましたが、徐々に緩和傾向にあり今回でついに制限解除となりました。
「イビリチュア・マインドオーガス」の制限解除ですが、日本では無制限カードです。
遊戯王TCGでは悪い意味で有名になった「リチュア」ワンキルデッキを抑制するために制限カードにまで規制されていましたが、今回の規制改定で制限解除となりました。
高速化した昨今の環境故かは分かりませんが、いずれにせよ本来の「リチュア」デッキが使用できるようになったと言えます。
「ABC-ドラゴン・バスター」の制限解除ですが、こちらは日本では現在制限カードに規制されているカードです。
フリーチェーンで発動出来る除外効果が強力であり、自身をリリースして素材にした3体を帰還させることも出来ます
。除外効果の強さもさることながら、帰還させた3体を各種召喚方法の素材に利用した後で墓地の3体を除外し2体目の「ABC-ドラゴン・バスター」を出すという運用が強力であったために日米ともに制限カードに規制ました。
遊戯王TCGでは「ABC-ドラゴン・バスター」を駆使するデッキの注目度があまり高くないこともあり、徐々に規制が緩和されていき今回の制限解除となったようです。
「餅カエル」の制限解除ですが、こちらも日本では現在制限カードに規制されています。
カード効果の発動を無効にして破壊しそのカードを自分フィールドにセットする制圧力が優秀で、「バハムート・シャーク」と併せて「カエル」以外のデッキにも出張採用されることが多いです。
「餅カエル」を2体並べる強力な制圧盤面等が危険視されて制限カードに規制されましたが、遊戯王TCGでは少しずつ緩和された結果今回の制限解除となりました。
【遊戯王TCG】12月15日適用のリミットレギュレーションについての感想は?まとめ!
日本版よりも規制が厳しめな遊戯王TCGにて「リンクロス」の禁止カード化は当然と言えば当然でしたが、それとは別に「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」と「盗人の煙玉」の禁止カード化は驚きもありながらもそのロック効果やハンデス効果を見て納得しました。
「ABC-ドラゴン・バスター」と「餅カエル」の制限解除については、それらをメインにしたデッキが大会環境で活躍した過去がある日本からすればかなり予想外でした。
それだけ日本版と海外版では活躍しているデッキ等を含めた環境が異なるということなのかと感じます。
今回の遊戯王TCGの規制改定が日本版の規制改定に影響を及ぼすかどうかは分かりませんが、遊戯王TCGのリミットレギュレーションを踏まえた上で日本版の規制改定の内容を見るというのも違う見方が出来るのでお勧めです。