2019年6月22日に発売予定のストラクチャーデッキ-リボルバー-に収録されるカードの内いくつかが判明しました。
今回はその中の1枚である「ソーンヴァレル・ドラゴン」について考えていきます。
目次
ストラクチャーデッキ-リボルバー-で新たに判明した「ソーンヴァレル・ドラゴン」の考察と考案!
リンク・効果モンスター リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻1000 【リンクマーカー:左/下】 「ヴァレット」モンスターを含むドラゴン族モンスター2体 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札を1枚捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 この効果でリンクモンスターを破壊した場合、さらにそのリンクマーカーの数まで、 自分の手札・墓地から「ヴァレット」モンスターを選んで特殊召喚できる(同名カードは1枚まで)。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はリンク2以下のモンスターをEXデッキから特殊召喚できない。
リンク2の闇属性・ドラゴン族モンスターで、攻撃力は1000です。
召喚条件は「ヴァレット」モンスターを含むドラゴン族モンスター2体、リンク先は左・下です。
効果は手札を1枚捨ててフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動でき、そのカードを破壊します。
この効果でリンクモンスターを破壊した場合、更にそのリンクマーカーの数まで自分は手札・墓地から「ヴァレット」モンスターを選んで特殊召喚出来ます(同名カードを1枚まで)。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はリンク2以下のモンスターをエクストラデッキから特殊召喚できなくなります。

リンクは2で、素材も「ヴァレット」モンスターが1体はいればいいので「ゲートウェイ・ドラゴン」等「ヴァレット」と相性の良いモンスターと組み合わせてもリンク召喚が可能です。そのため「ヴァレット」デッキではリンク召喚を狙うことは容易でしょう。
手札1枚をコストにフィールドの表側表示モンスター1体を破壊する効果を持っています。

リンク2で手札コストを要する除去効果を持っているのは「トロイメア・ケルベロス」がいますが、あちらは発動タイミングがリンク召喚時であり対象がメインモンスターゾーンの特殊召喚されたモンスター限定なので用途はかなり違います。
除去効果でリンクモンスターを破壊した場合、手札・墓地の「ヴァレット」モンスターを特殊召喚できるので出来るだけ相手の高リンクモンスターを破壊したい所ではあります。

とはいえ高リンクには「ヴァレルロード・ドラゴン」や「双穹の騎士アストラム」のようにこの効果では破壊出来ない耐性を持っているものもいるので確実に除去するのは難しいです。
破壊できるのはフィールドの表側表示モンスターであり自身も選べますので、その場合は手札・墓地の「ヴァレット」モンスター2体を特殊召喚できることになります。
効果の使用後はリンク2以下のリンクモンスターをエクストラデッキから特殊召喚できなくなるので、リンク3以上のリンク召喚またはエクシーズやシンクロなどに繋げれば上手く回避できます。
「ソーンヴァレル・ドラゴン」と相性の良いカードを紹介!
「バックグランド・ドラゴン」
自分フィールドにカードが存在しない場合、墓地のこのカードと手札のレベル4以下のドラゴン族モンスターを守備表示で特殊召喚できる効果を持つ上級モンスターです。
「ゲートウェイ・ドラゴン」と同様に手札に「ヴァレット」モンスターがいれば「ソーンヴァレル・ドラゴン」のリンク素材を揃えることが可能です。
こちらは自分フィールドにカードが存在しない場合という条件があり、なおかつ事前に墓地に送っておかなければいけないため最初のターンに「おろかな埋葬」や「竜の霊廟」を使うと良いでしょう。
「デブリ・ドラゴン」
召喚成功時に墓地の攻撃力500以下のモンスターを効果を無効にして蘇生できる下級モンスターです。
前述した「バックグランド・ドラゴン」や「ゲートウェイ・ドラゴン」が手札に「ヴァレット」モンスターを要するのに対し、こちらは墓地に攻撃力500以下の「ヴァレット」モンスターがいれば「ソーンヴァレル・ドラゴン」の素材を並べられます。
2019年4月25日現在では「ソーンヴァレル・ドラゴン」を出すための蘇生先としては「アネスヴァレット・ドラゴン」と「ヴァレット・シンクロン」の2種類が挙げられます。
「ヴァレルロード・X・ドラゴン」
闇属性・ドラゴン族レベル4モンスター2体で出せるランク4エクシーズモンスターであり、モンスターの効果の対象にならない効果とフィールドのモンスター1体を弱体化させつつ墓地の「ヴァレル」モンスターを蘇生できる効果を持ちます。
墓地に強力な「ヴァレル」モンスターはいるけど「ヴァレルロード・X・ドラゴン」の素材は並べられない、という場合に「ソーンヴァレル・ドラゴン」は効果で自身を破壊することで手札・墓地からレベル4の「ヴァレット」モンスター2体を並べることが出来ます。
「ヴァレット」モンスターはレベルがバラついているため、デュエル中盤以降では即座に「ヴァレルロード・X・ドラゴン」のエクシーズ素材を並べるのが難しい状況もあります。そこで「ソーンヴァレル・ドラゴン」を使うことで墓地に溜まっていたレベル4「ヴァレット」モンスターをエクシーズ素材として活用することが狙えます。
またコチラの記事ではより詳しく「ヴァレルロード・X・ドラゴン」について考案と考察と相性の良いカードを紹介しております!
「ヴァレル」にもエクシーズモンスターが!?「ヴァレルロード・X・ドラゴン」の考察と考案をし、相性の良いカードやデッキを紹介します!
「ソーンヴァレル・ドラゴン」の評価は?「ヴァレット」デッキは強化された?
最近では相手フィールドにリンクモンスターがいる状況は珍しくないので、相手のリンクモンスターを破壊して展開を狙う機会も十分あるかと思います。
上手くいけばそのままリンク4「ヴァレル」モンスターをリンク召喚できますし、「ヴァレット」デッキでは出しやすいリンクモンスターであるという点も含めて「ソーンヴァレル・ドラゴン」は使いやすいです。
複数枚積む必要はないと思いますが、「ヴァレット」デッキであれば1枚採用すれば戦術の幅も広がって強くなるでしょう。