2022年11月も終わりとなったところで、今月にシングル価格が高騰したカードを紹介していきます。
価格が高騰した理由の考察や11月30日現在時点での平均相場価格も併せて紹介するので、これから売買を検討するという人はぜひ参考にしてみてください。
2022年11月のシングル相場傾向を軽くおさらい!
11月のシングル相場の傾向ですが、大会環境や新商品の情報が主に影響することとなりました。
11月の大会環境では、環境トップとして「ティアラメンツ」デッキが、それに続く形で「クシャトリラ」デッキが活躍しました。
その他にもいくつかのテーマデッキが好成績を残すこととなり、「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」の使用率の高さ故にそれ以外のテーマデッキは活躍がより目立っていました。
テーマデッキへの注目が集まれば需要も増えやすくなるので、デッキを作る上でのキーカード等は特に価格上昇している傾向です。
新商品の情報としては、1月14日に発売を控えている基本パック サイバーストーム・アクセスにて登場する新規カードの発表が相場に影響を与えました。
来月12月に発売が予定されている商品の情報も続々と判明してきていますが、再録カードもあるためか今のところ相場に与える影響はそこまで大きくありません。
2022年11月にシングル価格が高騰したカード一覧!
「マタンゴ」
ノーマル | 相場価格:300~600円 |
大会環境で活躍している「クシャトリラ」対策として利用でき、通常召喚したこのカードを相手に押し付けることで「クシャトリラ・フェンリル」等が持つ自己特殊召喚効果を使えなくさせられます。
またこのカードは戦士族であるため「増援」でのサーチに対応しており、ステータスの都合上送り付けたこのカードをリンク素材などとしても処理がし辛い点でも対策として有効です。
最新かつ強力なテーマとして有名な「クシャトリラ」に対して、20年以上も前に登場しながらもこれといった活用法が見出されずにいた「マタンゴ」がメタカードになり得るということで、ユーザーの間では大きな話題となり価格が上昇しました。
ただし、先攻1ターン目以外ではまず有効活用できないという事故率もあって実際にサイドデッキ等に採用している人はほぼ見られないことから、話題性という1点が価格の高騰に繋がった分かりやすい例とも言えます。
「迷宮城の白銀姫」
ウルトラレア | 相場価格:800~900円 |
アルティメットレア | 相場価格:1500~2000円 |
シークレットレア | 相場価格:4200~4700円 |
プリズマティックシークレットレア | 相場価格:49000~55000円 |
ステータスが高く打点としても使えるだけでなく、出しやすさ・場持ち・状況に応じた通常罠カードを引っ張って来れる効果によって非常に高い性能を誇るため、最重要とすら言える「ラビュリンス」のキーカードです。
このカードを使えば、環境トップである「ティアラメンツ」に対して有効な「王家の眠る谷-ネクロバレー」のサーチか発動が出来る「メタバース」をデッキからセットすることも狙えます。
11月の固定化された大会環境でなお着実と好成績を残したテーマデッキでもあるため、イラストアドの高さを含め需要が増えたようです。
「リチュア・アビス」
ノーマル | 相場価格:1600~2000円 |
守備力1000以下の「リチュア」モンスターをサーチでき、効果にターン1制限が無いことから条件さえ満たせば繰り返し利用することが狙えます。
「グリム・リチュア」からのリクルート先として有力な候補であり、このカードのサーチ効果で「シャドウ・リチュア」や「ヴィジョン・リチュア」にアクセスすることで儀式召喚の準備を素早く整えていけることから「リチュア」デッキのキーカードでもあります。
昨今の大会環境で「リチュア」と「スプライト」を混合構築にした「スプライトリチュア」デッキが好成績を残したことで注目が集まり、キーカードであるこのカードの価格が上昇しました。
登場したのがデュエルターミナルだったこともあってノーマルでありながらもかなりの高額となっていますが、12月24日に発売するシークレットユーティリティボックスにてこのカードが再録されることが判明したことで相場価格が下がったので、これでもまだ安くなった方です。
「デコード・トーカー・ヒートソウル」
ウルトラレア | 相場価格:1700~2400円 |
20thシークレットレア | 相場価格:7200~8500円 |
ライフコストこそあるもののお互いのターンにドローが出来る効果によってハンドアドバンテージを稼ぎやすいため、更なる高リンクモンスターに繋げる場合の中継点として利用したりなど出来ます。
中でも属性がバラけやすい「コード・トーカー」デッキや「@イグニスター」デッキでは採用しやすく、使い勝手の良いリンク3として有効活用できます。
サイバーストーム・アクセスでは「ファイアウォール」のカテゴリ化や新たな「コード・トーカー」モンスターがあるため、限定ボックスで登場して以降再録もされていないこのカードは価格が上がりました。
「コード・トーカー・インヴァート」
ウルトラレア | 相場価格:2500~3300円 |
メインモンスターゾーンにリンク召喚する必要はありますが、手札のサイバース族モンスターを特殊召喚することで更なる展開に繋げていけます。
リンク2であるため「サイバネット・コーデック」のトリガーとしても使いやすく、条件さえ整えば光属性のサイバース族モンスターを事実上リクルートすることも狙えます。
こちらもサイバーストーム・アクセスにて新たにサイバース族デッキが強化されることが原因で需要が増加し、本の付属カードとして登場して以降再録されていないという流通量の少なさもあって価格が高騰しました。
まとめ!!
2022年11月の高騰傾向としては
- 大会環境で使用率の上がったカード
- フォトン・ハイパーノヴァで強化されたテーマの必須カード
- 基本パック サイバーストーム・アクセスで強化されるサイバース族と相性の良いサイバース族モンスター
の3つでした。
2022年12月は2023年1月のリミットレギュレーションが発表されます。
その影響でシングル価格の相場に影響を与えることは間違えありませんので、先に高騰するカードを予測して、欲しいカードを購入しておくか、一旦様子見で購入を控えるか、別れるところでしょう。
今回紹介したカードの中には流通量が少ないカードも存在しますので、欲しいカードがある方は、売り切れる前に購入を検討することをおすすめします。
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