先日発売した基本パック バースト・オブ・デスティニーに「スモール・ワールド」というカードが収録されました。
そこで今回は「スモール・ワールド」の効果を考察し、相性の良いテーマデッキについて紹介していきます。
「スモール・ワールド」の効果考察!
「スモール・ワールド」はカード名ターン1で発動出来る通常魔法カードです。
手札のモンスター1体を相手に見せ、そのモンスターとレベル・属性・種族・攻撃力・守備力の内1つのみが同じモンスター1体をデッキから選んで確認し手札から見せたカードを裏側表示で除外します。
更に確認したカードとレベル・属性・種族・攻撃力・守備力の内1つのみが同じモンスター1体をデッキから手札に加えてデッキから確認滴カードも裏側表示で除外するという効果です。
一見するとややこしい効果に思うかもしれませんが、要するに手札とデッキから計2体のモンスターを除外して特定のステータスを参照したサーチが出来る効果です。
レベル・属性・種族・攻撃力・守備力の内1つのみが同じでなくてはいけないことから、属性や種族が統一されたテーマデッキでは使いづらいようにも見えますが、ステータスの内1つだけが共通している汎用モンスターを介すればサーチできるカードの幅がかなり広がります。
どういうことかと言いますと、使用率の高い汎用モンスターとして有名な「灰流うらら」で例えてみます。
炎属性デッキで「スモール・ワールド」を使った場合では、手札の炎属性モンスターを見せる→
同じ属性である「灰流うらら」をデッキから見せる→
「灰流うらら」と同じ属性である炎属性モンスターをサーチという流れが出来ます。
結果的にレベル・攻撃力・守備力が「灰流うらら」と違うモンスターでなら好きなものを引き込む手段として使えることになります。
手札誘発モンスターである「妖怪少女」シリーズは神属性以外の属性を網羅してますし、光属性なら「エフェクト・ヴェーラー」や「アーティファクト・ロンギヌス」等も「スモール・ワールド」で好きなモンスターをサーチするための中継点として利用できます。
上記のような動きをすれば大抵のモンスターをサーチすることが出来ますが、このカード自体の消費も含めれば2:1交換であり裏側表示での除外は再利用が難しいため手札1枚分の損失となります。
この損失に見合ったモンスターをサーチしたい所ですので、制限カード・ステータスの関係上サーチが難しいモンスター・大量展開のための起点となるモンスター等を引き込む手段として使うのが良いでしょう。
以上のことを踏まえて、汎用モンスターを経由させなくても「スモール・ワールド」のサーチ効果を活用出来るテーマデッキを紹介していきます。
「スモール・ワールド」と相性の良いテーマデッキは?
「ジェネレイド」デッキ
「ジェネレイド」モンスターは属性・種族がバラバラのエクシーズテーマであり、相手ターン中のリクルート等といった動きが特徴的です。
ほとんどのモンスターがレベル9ですので、「スモール・ワールド」でレベルを参照することで大抵のモンスターはサーチすることが可能です。
「ジェネレイド」モンスターの中で唯一のレベル4モンスター「王の影 ロプトル」は全体強化とリクルート効果を持つため有力なサーチ候補です。
幸い「王の影 ロプトル」の攻撃力は「鉄の王 ドヴェルグス」と同じですので、「スモール・ワールド」を使えば手札のレベル9の「ジェネレイド」モンスター→
デッキの「鉄の王 ドヴェルグス」→「王の影 ロプトル」という動きでサーチが可能なため相性が良いです。
当サイトでは「ジェネレイド」デッキレシピを紹介しております↓
「@イグニスター」デッキ
融合・儀式・シンクロ・エクシーズ・リンクと様々な召喚方法を駆使できるサイバース族テーマです。
「@イグニスター」モンスターは全てサイバース族で統一されていますが、レベル・属性・攻撃力・守備力はバラけているため「スモール・ワールド」で種族を参照してサーチが出来ます。
このデッキではアドバンテージ獲得能力の高さから「ピカリ@イグニスター」1枚から大量展開をすることも可能ですので、「スモール・ワールド」によるサーチは初動となるカードを増やす上でも好相性です。
「スモール・ワールド」を使えば、手札の適当な「@イグニスター」モンスター→
デッキの「ドヨン@イグニスター」以外の「@イグニスター」モンスター→
「ピカリ@イグニスター」のサーチという動きが狙えます。
当サイトでは「@イグニスター」デッキレシピの紹介を当サイトで紹介しております↓
「機巧」デッキ
攻守が同じ機械族を参照する効果を扱うのが大きな特徴のテーマデッキです。
上記の「@イグニスター」同様、レベル・属性・攻撃力・守備力はバラけているため「スモール・ワールド」で種族を参照すれば大抵のモンスターはサーチできます。
属性が同じモンスターが何体かいるため、サーチ先となるモンスターのステータスを意識しながら使うと良いでしょう。
加えて「機巧」デッキでは「機巧鳥-常世宇受賣長鳴」や「機巧牙-御神尊真神」の効果を使うことで裏側表示で除外されているカードの再利用を図れるので、「スモール・ワールド」でデッキからモンスターを裏側表示で除外することを有効活用していけます。
「スモール・ワールド」の効果考察!相性の良いテーマデッキを紹介!まとめ!
「スモール・ワールド」の効果考察と相性の良いテーマデッキを紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
今回紹介したテーマデッキ以外にも「スモール・ワールド」と相性の良いテーマデッキはまだまだ沢山あるかと思いますが、今後も新しいテーマが登場する度に、このカードの需要があるかと思います。
今回紹介したテーマ以外にも、今回のテーマと組み合わせることのできるテーマが今後も見つかることを考えると、複数枚持っておいて損はないカードでしょう。
是非、色々と相性の良いテーマを探してみていただければと思います!(私もこれから色々探してみたいと思います!)