遊戯王OCGの新マスタールールの一部内容が4月1日から変更されることが公開されました。
様々な反響を呼んでいる中、今回は変更された新マスタールールによって強化されたテーマデッキ等を予想していきたいと思います。
目次
4月からの新マスタールールについて軽くおさらい
遊戯王OCGは第10期から第11期に変わるのにあたって現行の新マスタールールが4月1日から更新されます。
その改訂内容というのは“融合・シンクロ・エクシーズモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する場合、エクストラモンスターゾーンだけでなくメインモンスターゾーンにも出せる”というものです。ペンデュラム・リンクモンスターはそれまでと変わらずエクストラモンスターゾーンまたはリンクモンスターのリンク先にしか出せません。
今の新マスタールールになってから融合・シンクロ・エクシーズモンスターは複数体並べるためにリンクモンスターを出すことは必須ではなくなったというのは大きな変更です。
加えて言えばリンクモンスターによる補助的な動きはこれまで通り使えるため、融合・シンクロ・エクシーズ召喚を主軸とした展開力の高いデッキ全てが強化されたと言っても過言ではありません。
あるテーマデッキは全盛期の力を取り戻し、またあるテーマデッキはリンクモンスターの存在によって全盛期以上の力を得られます。
融合・シンクロ・エクシーズが強化されたことで相対的にペンデュラム・リンクが弱体化した(正確には変わらない)とも言えますが、ペンデュラムは全盛期に戻したら強すぎますしリンクはこれまでと変わらないためそこまで大きな影響にはならないかと思われます。
ただしエクストラリンクによる利点は激減するのでエクストラリンクを目的としたデッキは大幅な弱体化となります。(エクストラリンクの意義が薄くなる)
4月からの新マスタールール環境で強化されるテーマデッキ一覧!!
ジャンクドッペルデッキ
「ジャンク・シンクロン」と「ドッペル・ウォリアー」を主軸としたシンクロデッキです。
その高い展開力から1ターンに何度もシンクロ召喚をすることも可能であり、それ故に「TG ハイパー・ライブラリアン」等のドロー効果によるハンドアドバンテージの獲得も得意としています。
現在の新マスタールールでは大量展開するためにも「水晶機巧-ハリファイバー」の存在が必須となっていましたが、新マスタールール改訂によって強化がされます。
「水晶機巧-ハリファイバー」を出さずともシンクロモンスターを展開できますし、もちろん「水晶機巧-ハリファイバー」を経由する展開ルートも依然変わらず使えます。
「水晶機巧-ハリファイバー」は制限カードであることを考えると初手で「水晶機巧-ハリファイバー」を使ってしまったという場合でもシンクロモンスター展開が出来るというのは有難いです。
それらからアクセルシンクロやデルタアクセルシンクロもしやすくなったので戦術の幅がかなり広がりました。
またコチラでは当サイトで組んだ「ジャンク・ドッペル」デッキレシピを紹介しております!
「アルティマヤ・ツィオルキン」デッキ
「アルティマヤ・ツィオルキン」を主軸としたシンクロデッキです。
「アルティマヤ・ツィオルキン」の効果を使ってシンクロモンスターを複数体並べて戦うことを得意としています。
現在の新マスタールールになってからはリンク先を確保しなければならずほぼ機能不全に陥っていましたが、今回の新マスタールール改訂で救済されました。
「バハムート・シャーク」デッキ
「バハムート・シャーク」を主軸としたエクシーズデッキです。
「バハムート・シャーク」の効果を使って複数のエクシーズモンスターを展開して戦うことを得意としており、「バハムート・シャーク」自体のエクシーズが水属性を指定していることから主な採用モンスターは水属性になりやすいです。
凶悪な制圧盤面が危険視されて規制された「餅カエル」も今では規制がかかっていないため、全盛期の力を取り戻せます。
むしろ「ライトハンド・シャーク」や「レフトハンド・シャーク」等の登場により更に力を増したと言えるでしょう。
「剣闘獣」デッキ
融合魔法を使わずに融合モンスターを出すという一風変わった特徴を持ったテーマデッキです。
エクストラデッキから「剣闘獣」融合モンスターを特殊召喚できる「剣闘獣アンダバタエ」と「剣闘獣総監エーディトル」を使いやすくなりました。
リンクモンスターの「スレイブパンサー」を利用してリンク先を確保しながら出すことも難しくはなかったですが、リンクモンスターを経由しなくてもよくなった点は戦略の幅が広がったことに繋がります。
コチラでは当サイトで組んだ「剣闘獣」デッキレシピを紹介しております!
「RR」デッキ
「RR」モンスターを中心に展開していくエクシーズデッキです。
展開力の高さが大きな魅力であり、エクシーズモンスターを複数体並べることも難しくありません。
リンクモンスター「RR-ワイズ・ストリクス」の登場で強化された分全盛期+αの強化となりました。
手札次第ではまず最初に「RR-ワイズ・ストリクス」をリンク召喚することが必須ではなくなったのは戦略の幅を広げる要因になります。
コチラでは当サイトで組んだ「RR」デッキレシピ の紹介を行なっております!
「DD」デッキ
「DD」モンスターと「契約書」カードを駆使するデッキです。
融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンクと様々な召喚方法を駆使する都合もあって、今回の新マスタールール改訂によってリンク先を確保しなければ他の召喚方法の「DDD」を展開できないという縛りが無くなりました。
各種召喚方法の「DDD」モンスターを複数体並べるための難易度が下がると同時に戦術の幅も広がりました。
エクストラデッキからのペンデュラム召喚自体は以前と変わらず規制されているものの、今回の新マスタールール改訂が大幅な強化に繋がったことは間違いないでしょう。
「HERO」デッキ
融合を駆使する「HERO」デッキも今回のマスタールールの改変で大幅強化されます。
今でも強化が著しいテーマでありますが、リンク召喚を経由せずに融合を行うことが出来る様になったので、連続融合召喚を狙いやすくなりました。
特に「E・HERO サンライザー」から「ミラクル・フュージョン」の動きは強力で、一気に2体の融合召喚を狙うことが出来ます。
ルール変更後に環境に入る可能性を秘めたテーマであることは間違えなしです。
「D」デッキ
表示形式によって使用できる効果が変わるテーマで、不確定要素はありますが、「D・モバホン」による大量展開と「D・スマホン」によるサーチを駆使してシンクロ召喚を狙っていきます。
「D・モバホン」は「機械複製術」「地獄の暴走召喚」に対応しており、効果も1ターン制限がないので、大量展開に優れており、連続でシンクロ召喚を狙いながらも。アドバンテージを維持しつつ「シューティング・クェーサー・ドラゴン」に繋げることが出来ます。
また地属性モンスターも多く、「ナチュル・ビースト」も展開できるので、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」と「ナチュル・ビースト」が並んだだけで、相手の動きはほぼ封じ込めたも同然の展開も可能です。
またメインデッキのカード自体も安く集めることができるのも魅力のテーマであります。
まとめ
2020年4月からマスタールールが変更になりますが、皆さんはどう思いましたか?
思うことは人それぞれかと思いますが、過去にテーマが強化され、デッキの構築の幅が広がった点は素直に嬉しいと個人的に感じます。
今回紹介したテーマ以外にも強化されたテーマはまだまだ山の様にあり、今回紹介したテーマはあくまでもほんの一部です。
今回のルール変更で今後どのテーマが活躍するのか楽しみな次第であります!
またコチラでは2020年4月に改定されるマスタールールの変更についての感想と評価を個人的な視点で解説しております!