2019年7月20日に発売予定のVジャンプ9月号の付録カードである「天威の龍拳聖」の詳細が判明しました。
今回は新たな「天威」リンクモンスターである「天威の龍拳聖」について考えていきます。
目次
Vジャンプの付録カードの「天威の龍拳聖」の考察と考案!
【更新情報】「Vジャンプニュース」更新!
Vジャンプ9月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ9月特大号掲載記事:第1回 Vジャンプ9月特大号付録カードを公開!#遊戯王 #VRAINS https://t.co/o6dBTy5Y5U pic.twitter.com/rEyTiwm4cG
— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) 2019年7月3日
光属性・幻竜族のリンク3モンスターであり、攻撃力は2600です。
召喚条件はリンクモンスターを含むモンスター2体以上、リンク先は左下、下、右下になっています。
1の効果は自身は効果モンスターとの戦闘では破壊されないという耐性効果。
2の効果は1ターンに1度自分フィールドに他に効果モンスターがいない場合に発動でき、墓地及び自分フィールドに表側表示で存在する効果モンスター以外のモンスターの数まで相手フィールドの効果モンスターを選んで破壊します。
リンク数と召喚条件は「天威の鬼神」と同じであり、あちらと比べると攻撃力、効果の有無、リンク先が異なります。
まず攻撃力に関しては「天威の鬼神」の方が400上であり、あちらが「天威龍」モンスターの効果の恩恵を受けられるのに対してこちらは戦闘耐性効果と除去効果を持っています。
リンク先としてはエクストラモンスターゾーンに出した場合にはこちらの方がリンク先を3つ確保できるため使いやすいですが、メインモンスターゾーンではリンク先を活かすことが出来ないという点では共通しているとも言えます。
1の効果は効果モンスターに対しての戦闘耐性効果です。
あくまで効果モンスターとの戦闘においてですので、「天威の鬼神」等の効果モンスター以外との戦闘では破壊されます。
とはいえ相手が効果モンスター以外のモンスターを使ってくる状況は多くないので、この効果で場持ちを期待できる機会は多いです。
また攻撃力も2600とエース級以上にあるため、守備表示に出来ないリンクモンスターでもサンドバッグにはなりにくいです。
2の効果は除去効果になります。
自分フィールドにこのカード以外に効果モンスターがいないという状況を作る必要はありますが、このカードのリンク素材に効果モンスター以外を使ったりすれば比較的容易に効果の使用を狙えます。フィールド・墓地の効果モンスター以外の数なので、墓地の効果モンスター以外のモンスターはもちろんのこと、フィールドにいるトークンもカウントされます。
対象を取らない破壊効果なので対象耐性効果を持ったモンスターを破壊出来ますし、フィールドと墓地次第では相手フィールドのモンスターを一掃することも視野に入ります。
破壊できるのは効果モンスターのみなので、トークンや裏側守備表示のモンスターには使えない点はよく覚えておきましょう。
「天威の龍拳聖」と相性の良いデッキやカードは?
「天威」+「幻煌龍」デッキ
その名の通り「天威」テーマと「幻煌龍」テーマの複合デッキであり、どちらも幻竜族テーマというシナジーと「幻煌龍」が通常モンスターであるという点から2つのテーマは相性が良いです。
このデッキでは「幻煌龍 スパイラル」や幻煌龍トークンを扱うことになるため、各種「天威龍」モンスターのサポートを受けられるのと同じように「天威の龍拳聖」の除去効果にも貢献できます。
加えて「幻煌龍 スパイラル」は装備魔法を使うことによってリクルートなどが出来るため、フィールド・墓地に存在する機会が多いカードでもあります。
そのため「天威の龍拳聖」の効果で2体以上の効果モンスターを破壊できる機会も得やすいでしょう。
「スケープ・ゴート」
発動ターンに召喚・反転召喚・特殊召喚ができなくなる代わりにトークンを4体生成できる速攻魔法カードです。
制約があるため相手ターンのエンドフェイズに発動することが基本ではありますが、カード1枚で4体のトークンを生成できる点はリンク召喚と非常に相性が良いです。
「天威の龍拳聖」との併せ方ですが、トークン4体のうち2体を使って「LANフォリンクス」をリンク召喚、「LANフォリンクス」とトークン1体で「天威の龍拳聖」をリンク召喚するだけになります。
これだけで墓地には「LANフォリンクス」とフィールドには残ったトークン1体がいますので、「天威の龍拳聖」の除去効果で2体の効果モンスターの破壊を狙えます。
除去をした後はトークンを「リンクリボー」等にして2体でリンク4モンスターをリンク召喚するという手も有用です。
「ラスタライガー」なら「天威の龍拳聖」を対象にすれば攻撃力4600での攻撃を狙えますし、「天威の龍拳聖」で攻撃した後のメインフェイズ2に「召命の神弓-アポロウーサ」を出して相手の切り返しを防ぐのも良いでしょう。
効果モンスター以外のモンスターを要求する「天威の龍拳聖」ですが、このようにトークン生成カードや「LANフォリンクス」と併用することで汎用的に採用することが可能です。
「天威の龍拳聖」の評価は?
紹介したように汎用リンクモンスターとしても十分運用可能であり、攻撃力ともに対象を取らない破壊効果を持っているという点も期待できる性能をしています。
しかし若干気になる点としては、純「天威」デッキでは効果モンスター以外のモンスターは「天威の拳僧」と「天威の鬼神」だけですので複数枚の除去を狙いにくいことです。
純「天威」デッキの強化カードというよりも通常モンスターやトークン生成カードを採用しているデッキに気軽に採用して性能を活かすことが出来る優秀なカード、というのが総合的な評価になるかと思います。
またこちらでは純「天威」デッキレシピの紹介を行なっております!