2021年6月12日に発売予定のコンセプトパック、アニメーションクロニクル2021にて「輪廻独断」が登場することが判明しました。
「輪廻独断」はアニメ遊戯王GXでヘルカイザー亮が使用していたカードであり、今回ついにOCG化となります。
これまで長い間OCG化は難しいのではと思われていた「輪廻独断」でしたが、むしろアニメ版よりも強化されてOCG化したことで大きな話題となりました。
そこで今回は「輪廻独断」を悪用できたり相性が良いテーマについて紹介していきます。
既に話題沸騰!「輪廻独断」を悪用できる、相性が良いテーマ4選を紹介!
「サイバー・ダーク」
アニメでも使用されていた通り、墓地のドラゴン族を装備することで自己強化をする「サイバー・ダーク」と「輪廻独断」の相性はかなり良いです。
「輪廻独断」で自分の墓地のモンスターをドラゴン族に変更することで、元々の種族がドラゴン族以外のモンスターも下級「サイバー・ダーク」モンスターや「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」の効果で装備できるようになります。
またストラクチャーデッキ-サイバー流の後継者-にて登場した新規カード「サイバーダーク・ワールド」の3の効果を使えば「サイバー・ダーク」モンスターの効果で装備するモンスターを相手の墓地からも選べるようになるため、自分の墓地だけでなく相手の墓地のモンスターの種族も変えられる「輪廻独断」と併せることで相手の墓地のモンスターをドラゴン族に変えて装備していけます。
レベルやステータスに指定が無い「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」なら相手のエースや切り札級のモンスターの装備も狙えるため、大幅な強化が見込めるでしょう。
それ以外でも「輪廻独断」は相手が使う墓地のモンスターの種族を参照する効果等を妨害出来るため、自分の「サイバー・ダーク」をサポートしつつ相手の戦術妨害を図れます。
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「バスター・ブレイダー」
相手のフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数が多ければ多いほど自己強化が出来る「バスター・ブレイダー」やそのサポートカードを駆使するテーマです。
「輪廻独断」で相手の墓地のモンスターを全てドラゴン族にすることで、「バスター・ブレイダー」や「竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー」の攻撃力が飛躍的に上昇することが狙えます。
「バスター・ブレイダー」は「融合派兵」でリクルート出来るため出しやすく、「輪廻独断」の効果と合わせることで超火力を持つモンスターを簡単に出して攻撃していけます。
「竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー」は融合モンスターなこともあり上昇値が1体につき1000とかなり高いため、「輪廻独断」と併せることでワンショットキル級の火力を得られることも珍しくないでしょう。
相手の墓地のモンスターの数に依存しているものの、高速化した昨今の環境では展開力の高いデッキや墓地肥やしに長けたデッキも珍しくないため大抵の場合は大幅な強化が見込めます。
これまでは「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」や「竜破壊の剣士ーバスター・ブレイダー」で相手のロックをしながらビートダウンを行っていくことが主なコンセプトでしたが、「輪廻独断」の登場によって超火力で相手のライフを消し飛ばすという脳筋戦術も可能になったのは非常に強力です。
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「化石」
岩石族モンスターを主軸にした融合テーマであり、墓地のモンスターを融合素材にする「化石融合-フォッシル・フュージョン」を活用するのが大きな特徴です。
「化石融合-フォッシル・フュージョン」の融合素材はお互いの墓地から選べるため、「輪廻独断」でお互いの墓地のモンスターを岩石族にした場合、融合召喚したい「化石」融合モンスター次第では相手の墓地のモンスターのみを使って融合召喚することも可能になります。
実質的に相手の墓地のモンスター2体を除外しつつ自分は融合モンスターを出せるので、相手の墓地アドバンテージを奪うことでその後の戦術を妨害していけるため優秀です。
相手が墓地のモンスターを活用するデッキであれば墓地リソースは展開などにも重要になってくるため、着実と自分に有利な状況へ持ち込むことも出来るでしょう。
当然ですが相手の墓地のモンスターのみを使って融合召喚した場合、「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でモンスター効果への対象耐性を付与することは出来ないのでその点にはご注意ください。
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「トライブリゲード」
獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを主軸としたリンクテーマです。
メインデッキの「トライブリゲード」モンスターは共通で
『墓地の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数除外することで、除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚できる』
という効果を持つのが大きな特長です。
「輪廻独断」で墓地のモンスターを獣族・獣戦士族・鳥獣族のいずれかに変更することで、元々の種族が獣族・獣戦士族・鳥獣族のどれでもない「灰流うらら」といった手札誘発モンスター等も「トライブリゲード」モンスターの共通効果の除外コストに使えるようになります。
その他にも「輪廻独断」で墓地のモンスターを獣族に変更すれば、「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」を筆頭にした元々の種族が獣族以外のモンスターも「エアーズロック・サンライズ」で蘇生することが可能になるという利点もあります。
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「輪廻独断」は今後禁止カードになる?予想は?
「輪廻独断」の詳細が判明し、「ドラグニティ-ブラックスピア」と「超再生能力」を組み合わせた無限ドローコンボを筆頭にした様々な運用方法が考案され話題となっています。
そういった悪用と言えるコンボが考案されていることから、「輪廻独断」は発売からそう経たないうちに禁止カードになるのではないかと予想している人も中にはいます。
組み合わせるカード次第で強力なコンボが出来る「輪廻独断」ではありますが、私個人の予想としては悪用コンボが大会環境を席巻するほどの活躍をしない限りは禁止カードにはならないのではないかと思っています。
というのも「輪廻独断」自体のサーチ手段が乏しい・かといってフル投入すれば事故要因になり得る・罠カードである故に発動までにタイムラグがある・悪用コンボも可能ではあるもののコンポパーツが揃う可能性が低い上にパーツが揃わなければやはり事故要因となってしまう、等といったことが考えられるからです。
とはいえ妨害カードとしては十分に機能するので、相手が墓地のモンスターの種族を参照するカードを多用するデッキだった場合にメタカードとして使うためにサイドデッキに採用する、ということはあり得るでしょう。
無限ドロー等の悪用コンボの多くはロマンコンボに近いものですが、上記で紹介した相性の良いテーマでは相手へのメタ以外でも「輪廻独断」を活用していけるため、前向きに採用を検討できるかと思います。