先日2022年1月1日から適用される新しいリミットレギュレーションの内容が発表されました。
そこで今回は規制改定の影響で今後シングル価格が下がる、あるいは既に価格が下がったカードを紹介していきたいと思います。
テーマ自体やそのファンデッキに興味はあったけど高くて買えなかったカードがあるという人などは、ぜひ参考にしてみてください。
2022年1月のリミットレギュレーションを軽くおさらい!
今回の規制改定では
規制強化されたカードは7種
規制緩和されたカードは6種
となりました。
規制改定が原因でシングル相場が下がる大きな理由としては
規制強化によってデッキが弱体化することで需要が下がる
というものです。
遊戯王のシングル相場ではそのカードを採用したデッキが大会で活躍できるほど強いからこそ高額になっているというものもあり、そういったカードは該当するデッキが弱体化すると価格が一気に下がる傾向があります。
知らない人のためにも今回のリミットレギュレーションで規制強化されたカードを挙げていきます。
「フュージョン・デステニー」無制限→禁止
「幻影騎士団ティアースケイル」無制限→制限
「プランキッズ・ミュー」無制限→制限
「抹殺の指名者」準制限→制限
「聖殿の水遣い」無制限→準制限
「アラメシアの儀」無制限→準制限
「龍相剣現」無制限→準制限
以上の7種が規制強化となりました。
いずれも昨今の大会環境では目にすることが少なくなかったカードです。
無制限から禁止や制限に厳しく規制されるものも複数あることから、今回の規制改定は比較的大きなテコ入れとなったと言えます。
今回の規制強化を受けたカード、あるいは規制強化を受けたカードとセットで採用されていたカードは需要が減るため相場価格が下がりやすいです。
2022年1月のリミットレギュレーションで価格が下がるカードを紹介!
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」
遊戯王 第11期 06弾 BODE-JP039 D-HERO デストロイフェニックスガイ【プリズマティックシークレットレア】
今回の規制で禁止カードになった「フュージョン・デステニー」の融合召喚先としてセットで出張していた融合モンスターです。
自身を巻き込むことで毎ターンのように蘇ってはフリーチェーン除去が出来る高い性能を誇っており、デッキ融合ができる「フュージョン・デステニー」とその効果をコピーできる「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の存在により多くの大会環境デッキに出張セットして採用されていました。
このカード自体は一切規制を受けなかったものの、「フュージョン・デステニー」の禁止カード化によって上記の出張セットが使えなくなったことで価格が下がっています。
「D-HERO ディバインガイ」
遊戯王カード SPDS-JP006 D-HERO ディバインガイ スーパーレア 遊☆戯☆王ARC-V [デステニー・ソルジャーズ]
上記の「D-HERO デストロイフェニックスガイ」と同じく「フュージョン・デステニー」とセットで出張採用されていた下級モンスターです。
デッキ融合ができる「フュージョン・デステニー」で素材として墓地へ送っておくことで、このカードの墓地で発動できる効果によって手札補充を行えるようになれるためより大きなアドバンテージを稼ぐことが狙えました。
こちらもこのカード自体は一切規制を受けていませんが、融合召喚と墓地肥やしの両方ができた「フュージョン・デステニー」の禁止カード化によって価格が下がっています。
需要の多さに対して流通量が少なかったことが理由でかなり高額になっていたこともあり、今回の値下がり額も非常に大きいものになっています。
「アーティファクト-デスサイズ」
遊戯王 19SP-JP601 アーティファクト-デスサイズ (日本語版 ノーマル) SPECIAL PACK 20th ANNIVERSARY EDITION Vol.6
「アーティファクト」共通の効果に加えて、相手ターンに自身の特殊召喚に成功した場合にそのターン中の相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じる効果を持ちます。
上記の「D-HERO デストロイフェニックスガイ」と併せて採用されていたこともあり、自分のターン中に魔法&罠ゾーンにセットしておいたこのカードを相手ターン中に「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の効果で破壊し、相手の展開を強力にロックするという運用ができました。
今回の「フュージョン・デステニー」の禁止カード化で上記の運用がし辛くなり、このカード自体のレアリティがあまり高くないことや、ストラクチャーデッキ-アルバ・ストライク-に再録されたことも重なり価格が下がりました。
「プランキッズ・ハウス」
遊戯王 DBHS-JP023 プランキッズ・ハウス (日本語版 スーパーレア) デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズ
発動時の効果処理で「プランキッズ」モンスターをサーチできるだけでなく、「プランキッズ」融合・リンクモンスターを出すことでアドバンテージを稼げる効果を持つフィールド魔法カードです。
今回の規制改定で「プランキッズ・ミュー」が制限カードになったことで「プランキッズ」デッキが弱体化したため、「プランキッズ」デッキの安定力を底上げするキーカードであるこのカードの価格が下がります。
元々の「プランキッズ」デッキでの採用優先度の高さに加えてレアリティの高さもあって高額になっていたため、今後の大会環境次第では更に価格が下がっていくことが予想されます。
「幻影騎士団サイレントブーツ」
遊戯王 LVP2-JP079 幻影騎士団サイレントブーツ (日本語版 ノーマル) リンク・ヴレインズ・パック2
緩い条件での自己特殊召喚効果と墓地で発動できる「ファントム」魔法・罠カードのサーチ効果を持つことから、「幻影騎士団」デッキの展開力と安定力の両方を支えるキーカードです。
今回の規制改定で制限カードになった「幻影騎士団ティアースケイル」とも相性が良く、あちらで「幻影騎士団サイレントブーツ」を墓地肥やししたり、「幻影騎士団サイレントブーツ」の墓地で発動する効果をトリガーにあちらを自己蘇生させることができていました。
「幻影騎士団ティアースケイル」の制限カード化だけでなく、昨今の大会環境での「幻影騎士団」デッキは上記の「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットを採用する構築が主流だったために、このカードの価格が下がり始めています。
まとめ!
今回は2022年1月のリミットレギュレーションでシングルカードの価格が下がることが予想されるカードを紹介してきました。
2021年1月のリミットレギュレーションで「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットが規制され、大打撃を受けたテーマも多く、相性の良かったテーマやデッキの中核を担うカードが規制化されてしまったテーマデッキは環境から退くことが予想されます。
それ故に、使用率は低くなり、既にシングル価格が下がっているカードも出てきているのが現状です。
しかし、敢えてこれを機に、弱体化はしてしまったものの、欲しかったカードを手に入れるチャンスと捉えるのも手かと思います。
今後も、カードショップの在庫過多による価格低下の可能性もあることが予想されますので、気になる方は是非チェックしてみるといいでしょう。
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