2019年5月18日に発売予定のコレクションパック-革命の決闘者編-にて「B・F」テーマが収録されます。
「B・F」テーマのカードが更に幾つか判明し、今回はその中の「蘇生の蜂玉」について考えていきます。
目次
「B・F」から新たな蘇生カード「蘇生の蜂玉」の考察と考案!
通常魔法 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「B・F」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターは次のターンの終了時まで、戦闘・効果では破壊されない。
2つの効果を持つ通常魔法カードです。
1の効果は自分の墓地の「B・F」モンスター1体を対象として発動でき、そのモンスターを特殊召喚します。
2の効果はカード名ターン1で墓地のこのカードを除外して自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動でき、そのモンスターは次のターン終了時まで戦闘・効果で破壊されなくなります。
1の効果は「B・F」専用の蘇生効果であり、蘇生先のモンスターにレベルや攻守の指定も無いためメインデッキの「B・F」モンスターはもちろんのこと蘇生制限を満たしていれば「B・F」シンクロモンスターの蘇生も可能です。
この効果自体は使用回数制限も無いため手札に来ていれば1ターンに複数回使用できます。「B・F」の蘇生カードとしては「一斉蜂起」もありますが、あちらは相手依存ではあるものの複数体レベル4以下の「B・F」モンスターの蘇生が出来ますし、「蘇生の蜂玉」には2の効果もありますし用途は異なります。
2の効果は墓地からこのカードを除外することで自分フィールドの昆虫族モンスター1体に耐性を付与する効果です。
カード名ターン1制限はありますが、この効果は墓地へ送られたターンにも使えるため1の効果で蘇生した「B・F」モンスターや他の昆虫族モンスターに積極的に耐性を付与できます。
耐性付与は昆虫族なら「B・F」モンスター以外でも良いので、他の昆虫族デッキに「B・F」カード数種類とセットで出張させることも視野に入ります。
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「蘇生の蜂玉」と相性の良いカードは?
「究極変異態・インセクト女王」
カード効果でのみ特殊召喚でき、フィールドに他に昆虫族モンスターが存在する場合自分フィールドの昆虫族モンスターへの対象耐性と効果破壊耐性付与、自分フィールドのモンスター1体をリリースすることで連続攻撃、自分・相手のエンドフェイズにトークンを生成する効果を持つ最上級モンスターです。
昆虫族モンスターが他にいれば耐性の付与が出来ますが、このカード自体の攻撃力が2800であるため危惧すべきは戦闘破壊でした。
そこで「蘇生の蜂玉」の2の効果を使えば自分のターンも含めて2ターンの間破壊耐性を得られますので、更に場持ちしやすくなりトークンの生成などに繋げられます。
「B・F-突撃のヴォウジェ」
シンクロ・効果モンスター 星6/風属性/昆虫族/攻2500/守 800 昆虫族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがこのカードの攻撃力以上の攻撃力を持つ相手モンスターに攻撃するダメージ計算時に1度、発動できる。 その相手モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ半分になる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。 自分フィールドの「B・F」モンスターの数×200ダメージを相手に与える。
自身の攻撃時にその相手モンスターの攻撃力を半分にする効果、自身が相手に戦闘ダメージを与えた時に効果ダメージを与える効果を持っているシンクロモンスターです。
最大攻撃力5000までなら戦闘破壊が可能という強力な効果を持っていることもあり、「B・F」テーマデッキでは積極的にシンクロ召喚を狙いたいカードでもあります。
あくまで攻撃力を半分にする効果は自身の攻撃時に発動する効果なので相手ターンには無防備になりがちなこのカードですが、「蘇生の蜂玉」の2の効果で耐性を付与しておけば相手ターンの間耐えることも狙えます。
「B・F-決戦のビッグ・バリスタ」
シンクロ・効果モンスター 星12/風属性/昆虫族/攻3000/守 800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、 自分の墓地の昆虫族モンスターを全て除外して発動できる。 相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は、 除外されている自分の昆虫族モンスターの数×500ダウンする。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。 除外されている自分のレベル11以下の昆虫族モンスター3体を選んで特殊召喚する。
特殊召喚成功時に墓地の昆虫族モンスター全てを除外して相手モンスター全体の弱体化、貫通効果、シンクロ召喚した自身が相手に破壊された場合除外されている昆虫族3体の帰還の3つの効果を持つシンクロモンスターです。
「蘇生の蜂玉」はレベルに関係なく蘇生が出来ますので、レベル12のシンクロモンスターであるこのカードも蘇生制限さえ満たせば何の問題もなく蘇生が可能です。
それに加えて特殊召喚成功時の効果も持っていますので、「蘇生の蜂玉」の1の効果で墓地のこのカードを蘇生して2の効果で耐性を付与することで確実に大ダメージを狙うことも可能です。
問題点としてはこのカードの蘇生制限を満たす、要するに正規の方法でシンクロ召喚したことが前提であるため相性の良いカードなどを駆使してレベル12のシンクロ召喚がしやすいようにデッキ構築を考えた方が良いかもしれません。
「蘇生の蜂玉」の評価は?まとめ!
「B・F」であればレベルの制限もなく蘇生できるため、「B・F」テーマでは使い勝手のいい蘇生カードとして機能するでしょう。
「B・F」以外でも昆虫族であれば耐性の付与が出来ますが、昆虫族という種族自体が優遇されているとはとても言えない種族なので耐性を付与してまで守りたい強力なモンスターがそこまでいないというのも難しい所です。
「B・F」テーマデッキもしくは「B・F」関連カード数枚とセットで他のデッキに出張採用する際には使いやすい蘇生カードになるため、そういった意味では優秀なカードと言えるでしょう。