Vジャンプの定期購読6号目で登場する「弓神レライエ」の詳細が判明しました。
「弓神レライエ」とは遊戯王Rの遊戯VS夜行戦にて夜行が使用したカードであり、作中に登場した際にはすぐに「邪神イレイザー」の生け贄になったため見せ場が特になかったモンスターでもあります。
そこで今回はOCG化した「弓神レライエ」の効果を考察し、相性の良いカード等を紹介していきます。
目次
「弓神レライエ」の効果考察!遊戯王RのカードがOCG化!
弓神レライエ
効果モンスター
レベル4/闇属性/悪魔族/ATK1800/DEF1600
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、自分の墓地のモンスターの種族の種類×100アップする。
②:このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの守備力はこのカードの攻撃力分ダウンする。
この効果でモンスターの守備力が0になった場合、さらにそのモンスターを破壊する。
この効果発動後、ターン終了時までこのカードは攻撃できない
闇属性・悪魔族のレベル4モンスターであり、攻撃力は1800守備力は1600です。
属性・種族という点ではサポートカードが豊富に存在し、攻守は下級モンスターとして高い方になっています。
1つ目効果についてですが、召喚成功時に自分の墓地のモンスターの種族×100自己強化出来るというものです。
倍率は低いですが、元々の攻撃力が1800あるため種族が異なる手札誘発モンスターや汎用リンクモンスター等を採用しているデッキでなら2000以上の打点を得ることは容易です。
遊戯王OCGに現状存在する種族の数は25種であり、理論上は最大2500の自己強化によりこのカードの攻撃力は4300になれます。
とはいえ創造神族と幻神獣族は採用されるデッキがかなり限られますし、23種と考えてもそこまで種族を網羅するのは簡単ではありません。
自己強化もターン終了時までという一時的なものですので、2の効果を使うためもしくは種族を統一していないデッキで攻撃力2000以上の打点として使うために活用するのが良いでしょう。
2つ目の効果についてですが、このカード以外のモンスター1体を対象としてそのモンスターの守備力をこのカードの攻撃力分下げて、この効果で守備力が0になった場合そのモンスターを破壊するというものです。
このカードの元々の攻撃力が1800であるため、守備力1800以下のモンスターであれば除去することが可能です。
1の自己強化効果と合わせれば、エース級の代表的なステータスである守備力が2000あるモンスターであっても除去を狙っていけます。
除去効果として使う場合、元々の守備力が0のモンスターや守備力を持たないリンクモンスターには効かない点には注意が必要です。
この効果の発動後ターン終了時までこのカードは攻撃できなくなるというデメリットがあるため、効果使用後のこのカードを各種召喚方法の素材にしたりすると無駄なく攻勢に出ていけるでしょう。
「弓神レライエ」と相性の良いカードは?
「BF-疾風のゲイル」
起動効果で相手フィールドのモンスター1体の攻守を半分に出来るレベル3チューナーです。
このカードで守備力を半減させれば、大抵のモンスターは「弓神レライエ」で除去が可能になります。
もちろん攻守を半減させた結果「弓神レライエ」の攻撃力で上回れたなら除去効果を使う必要はありませんが、「弓神レライエ」の除去効果を使用した後でこのカードと合わせてレベル7シンクロモンスターに繋ぐという手もあります。
「ライトロード」テーマ
墓地肥やしに長けているというのが大きな特徴のテーマです。
実は「ライトロード」は複数の種族を扱うテーマでもあり、「ライトロード」モンスターだけでも獣族・獣戦士族・戦士族・魔法使い族・天使族・ドラゴン族の6種族を扱っています。
加えてアンデット族の「灰流うらら」や昆虫族の「増殖するG」を採用するのであれば墓地に溜まるモンスターの種族は更に増えます。
墓地に複数種類の種族のモンスターを溜めやすいことから「弓神レライエ」はより多くの自己強化ができ、それによって2の効果で除去できるモンスターの範囲も広がります。
「ライトロード」モンスターを除外してしまう「トワイライトロード」との兼ね合いは考える必要がありますが、墓地次第ではメインアタッカー級の火力を得られる「弓神レライエ」との相性はそれなりに良いと言えます。
「炎王」テーマ
戦闘や効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動出来る効果を使うのが特徴の炎属性テーマです。
「弓神レライエ」の効果で守備力を下げるのは自分フィールドのモンスターでも良いため、「炎王」モンスターを能動的に破壊する手段としても活用出来ます。
「炎王」モンスターの最高守備力は1700であるため、全ての「炎王」モンスターが「弓神レライエ」の効果で破壊可能範囲に入ります。
また「炎王」モンスターには獣族・獣戦士族・鳥獣族の3種族がおり、手札誘発モンスターなどのことも考えれば安定して「弓神レライエ」を攻撃力2000以上のアタッカーとして使えます。
効果破壊されることをトリガーにした効果を使うテーマとしては他にもいくつかあり、「破械」は属性・種族共に「弓神レライエ」とシナジーがあるものの能動的な破壊手段を多彩に持っていることもあって敢えて「弓神レライエ」を採用する価値は大きくないでしょう。
「弓神レライエ」の評価は?まとめ
「弓神レライエ」は下級モンスターとしては高めの火力を得られること・守備力が高くないモンスターであれば比較的容易に除去出来ることは長所ですが、
・守備力が0のモンスターやリンクモンスターは除去できないこと
・除去効果使用後に自身は攻撃できないこと
は短所となります。
以上のことを総合すると、手放しで強いとは言えないものの固有の利点は確かにある下級モンスターと評価できます。
個人的には、作中で活躍していなかったとはいえ夜行の使用カードですので「三邪神」を意識した効果を持っていたなら嬉しかったところではあります。