先日発売した基本パック バースト・オブ・デスティニーに「ラドリートラップ」というカードが収録されました。
「ラドリートラップ」はノーマルレアカードですので、パックを買ったけど手に入らなかったという人もいるかと思います。
今回はそんな「ラドリートラップ」の効果を考察し、相性の良いカード等を紹介していきます。
「ラドリートラップ」の効果考察!
「ラドリートラップ」2つの効果を持つ永続罠カードです。
1つ目の効果ですが、自分フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚された場合に自分のデッキトップのカード1枚を墓地へ送れるというものです。
召喚・特殊召喚をトリガーとした墓地肥やし効果であり、この効果にはターン1制限が無いため展開力の高いデッキでなら複数枚の墓地肥やしが図れるでしょう。
デッキトップのカードという都合上、デッキトップ操作でもしなければ墓地へ送るカードはランダムになるので好きなカードを墓地へ送れるかどうかは運次第です。
アンデット族デッキのような墓地が肥えていればいるほど動きやすくなるデッキにとって複数枚の墓地肥やしが狙えることは有難く、この効果だけでも採用を検討できると言えるでしょう。
2つ目の効果ですが、このカードが効果でデッキから墓地へ送られた場合にこのターンに自分の墓地へ送られた自身と同名カード以外のカード1枚をサルベージするというものです。
このカードを2枚以上採用している場合、1の効果で2枚目以降のこのカードが墓地へ送られることも十分あり得ます。
サルベージ出来るカードはこのターン中に自分の墓地へ送られている必要があるため、このカードの1の効果やこのターン中の展開などに使用したカードを選ぶことになるかと思います。
サルベージしたカード及びその同名カードは次の自分のターン終了時まで効果を発動できないという制約があるため、発動出来るまで待つ場合はかなりのタイムラグが発生してしまいます。
永続効果等の発動を介さない効果を持つカードであれば制約を気にせずサルベージしてすぐに使っていけるでしょう。
「ラドリートラップ」と相性の良いカードを紹介!
「シャドール」モンスター
メインデッキの「シャドール」モンスターは効果で墓地へ送られた場合に発動出来る効果を持っているため、「ラドリートラップ」の1の効果による墓地肥やしはアドバンテージの獲得へ繋がります。
「ラドリートラップ」の1の効果は任意で発動でき、「シャドール」モンスターは効果にカード名ターン1指定があるため、これ以上墓地肥やしをしても効果の発動が期待できない状況では使わないという選択も出来ます。
また墓地に溜まった「シャドール」モンスターは「影依の偽典」で融合素材にすることも可能なため、「ラドリートラップ」での複数枚墓地肥やしで後々の戦術の幅を広げられるでしょう。
「ジェスター・コンフィ」
条件もコストも無しで自己特殊召喚できるレベル1モンスターです。
このカードの自己特殊召喚効果は発動を介さずカード名ターン1指定も無いため、「ラドリートラップ」の2の効果でサルベージしてもすぐに特殊召喚していけます。
自己特殊召喚して各種召喚方法の素材に使用し、後述の「おろかな副葬」等で「ラドリートラップ」を墓地へ送ることでこのカードをサルベージ。
その後再び自己特殊召喚して更なる展開へと繋げることも可能です。
「おろかな副葬」
デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送れる通常魔法カードです。
「ラドリートラップ」をデッキから墓地へ送る手段としては「バージェストマ・マーレラ」もありますが、こちらは通常魔法カードである分即効性で勝ります。
「ラドリートラップ」以外にも墓地で効果を発動出来る魔法・罠カードを採用しておけば、状況に応じて墓地へ送るカードを変えていけるでしょう。
「ラドリートラップ」の評価は?まとめ!
「ラドリートラップ」のターン1制限のない墓地肥やし効果は墓地を多用するデッキと非常に相性が良いため、デッキとの相性や運次第では墓地を肥やしながらそれを利用して大量展開を狙うことも出来ます。
以上のことを踏まえると「ラドリートラップ」は罠カードゆえに発動までに時間がかかるもの、発動後は複数枚の墓地肥やしに期待が出来るため、墓地肥やしカードを採用したい際の新たな選択肢となり得る性能をしていると評価できます。
墓地を活用するデッキを持っている人は一度採用を検討してみても良いかと思います。
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