海外版遊戯王(TCG)で2020年1月31日発売予定の基本パック Ignition Assaultに海外先行テーマ「Plunder Patroll」が収録されることが判明しました。
そこで今回は「Plunder Patroll」テーマの特徴や相性の良いカード等を紹介していきます。
2020年9月7日追記!!
「WORLD PREMIERE PACK 2020」にて海外先行テーマである【Plunder Patroll】は海造賊(プランドロール)というテーマで、収録されることが決定的しました!!
海外先行テーマである「Plunder Patroll」の特徴と回し方を紹介!!
海外先行テーマ「Plunder Patroll」の特徴は?
絵がめっちゃ好き!!!
Plunder Patrollはよ日本来てくれ!!組みたい! pic.twitter.com/EIj6s06UU1— zaki@ザクTAの中の人 (@kaze_zaki) January 14, 2020
「Plunder Patroll」の特徴として、まずモンスターは全て悪魔族で統一されています。
日本語訳
同じ属性のモンスターが相手のフィールド・墓地に存在する「Plunder Patroll」モンスター1体をEXデッキから特殊召喚し、 ○○を装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
メインデッキの「Plunder Patroll」モンスター(2種類)は『相手ターンに1度同じ属性のモンスターが相手のフィールド・墓地に存在する「Plunder Patroll」モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚しそのモンスターに自身を装備する』という共通効果を持っています。
Blackbeard, the Plunder Patroll captain
日本語訳
リンク・効果モンスター
リンク2/水属性/悪魔族/攻1600
【リンクマーカー:左下/右下】
「Plunder Patroll」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
同じ属性のモンスターが相手のフィールド・墓地に存在する「Plunder Patroll」モンスター1体をEXデッキから特殊召喚し、
対象のモンスターを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
リンクモンスターである「Blackbeard, the Plunder Patroll captain」は上記の共通効果の上位互換効果を持っており、発動タイミングがフリーチェーンになり特殊召喚した「Plunder Patroll」に装備するのは自分フィールドの効果モンスターと指定の幅が広がっている上に1枚ドローも出来ます。
これらの効果こそが「Plunder Patroll」テーマの最大の特徴であり、相手のフィールド・墓地に存在するモンスターと同じ属性の「Plunder Patroll」をエクストラデッキから出すことで展開や除去などに繋げていけます。
該当するエクストラデッキの「Plunder Patroll」モンスターですが、リンクモンスターであり水属性の「Blackbeard, the Plunder Patroll captain」、シンクロモンスターであり炎属性の「Plunder Patrollship Brann」、エクシーズモンスターであり闇属性の「Plunder Patrollship Moerk」があります。
Plunder Patrollship Brann
日本語訳
シンクロ・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻2500/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドの悪魔族モンスターの攻撃力は500アップする。
(2):手札から「Plunder Patroll」カード1枚を捨て、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
その後、デッキから「Plunder Patroll」モンスター1体を手札に加える事ができる。
このカードが「Plunder Patroll」カードを装備している場合、
この効果は相手ターンでも発動できる。
「Plunder Patrollship Brann」は自身以外の悪魔族モンスターを強化する効果、手札の「Plunder Patroll」カード1枚をコストにすることで相手フィールドの魔法・罠カード1枚を除外し「Plunder Patroll」モンスター1体をサーチする効果を持っています(「Plunder Patroll」カードを装備している場合フリーチェーンで発動可能になる)。
日本語訳
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻1000/守2500
レベル4モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「Plunder Patroll」カード1枚を捨て、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
その後、デッキから「Plunder Patroll」魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
このカードが「Plunder Patroll」カードを装備している場合、
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分フィールドの「Plunder Patroll」カードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
「Plunder Patrollship Moerk」は 手札の「Plunder Patroll」カード1枚をコストにすることで相手フィールドの効果モンスター1枚を除外し「Plunder Patroll」魔法・罠カード1枚をサーチする効果(「Plunder Patroll」カードを装備している場合フリーチェーンで発動可能になる)、「Plunder Patroll」カードが破壊される場合に代わりにエクシーズ素材を1つ取り除ける効果を持っています。
「Plunder Patroll」のデッキの回し方を紹介!
デッキの回し方ですが、その特徴から相手のデッキに依存しがちかと思われますがサポートカードの使い方次第では相手ターン中に除去効果を使ったり展開できるトリッキーなテーマとして動けます。
Plunder Patroll Booty
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):属性を1つ宣言し、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターはターン終了時まで宣言した属性になる。
その後、自分の墓地の「Plunder Patroll」モンスター1体をデッキに戻す、または特殊召喚できる。
(2):自分フィールドに「Plunder Patroll」モンスターが存在しない場合、
自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送る。
永続罠カードである「Plunder Patroll Booty」はターン1で相手フィールドのモンスター1体の属性を任意のものに変えつつ墓地から「Plunder Patroll」モンスター1体をデッキに戻すまたは蘇生できるため、「Plunder Patroll」の共通効果に積極的に繋げていけます。
Plunder Patroll Shipyarrrd
フィールド魔法
このカード名の(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの「Plunder Patroll」モンスターの攻撃力は、
自分の魔法&罠ゾーンの「Plunder Patroll」カードの数×500アップする。
(2):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「Plunder Patroll Shipyarrrd」以外の「Plunder Patroll」カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが墓地に存在する場合、
自分の魔法&罠ゾーンの「Plunder Patroll」カード1枚を対象として発動できる。
このカードをセットし、対象のカードを持ち主の手札に戻す。
「Plunder Patroll Booty」自体はフィールド魔法の「Plunder Patroll Shipyarrrd」の効果で手札1枚をコストにすればサーチが可能なため出来るだけ序盤の内に手札に引き込みセットしておくと良いでしょう。
相手モンスターの属性を変えずとも、採用率が高い「灰流うらら」は炎属性ですし汎用性の高いカードも多い闇属性モンスターが相手のフィールド・墓地にあるだけでもだいぶ動きやすくなるので回す上での難易度はそこまで高くないかと思われます。
主な勝ち方ですが、「Plunder Patroll Shipyarrrd」や「Plunder Patrollship Brann」の強化値はいずれも高いため、それらによって自分フィールドの「Plunder Patroll」モンスターの攻撃力を上げてビートダウンを行っていくことになります。
「Plunder Patroll」と相性の良いカードを紹介!!
「風来王 ワイルド・ワインド」
自分フィールドに攻撃力1500以下の悪魔族チューナーが存在するときに手札から特殊召喚出来るモンスターです。
「Whitebeard, the Plunder Patroll Helm」は攻撃力1500以下のチューナなので、このカードの特殊召喚に対応しており、即座に「Plunder Patrollship Brann」をシンクロ召喚につなげる事が出来ます。
またこのカードを墓地から除外する事で「Whitebeard, the Plunder Patroll Helm」をサーチ出来るので、デッキに最低でも1枚は入れておきたいモンスターです。
「サルベージ」
「Plunder Patroll」のメインデッキのモンスターはどちらもこのカードでサルベージが可能であり、内1体の「Whitebeard, the Plunder Patroll Helm」は手札・フィールドから墓地へ送られた場合に自身と同名カード以外の「Plunder Patroll」をリクルートする効果を持っているためその効果で展開をした場合は特に序盤の内から2体とも墓地にいる状況が多くなります。
上記で紹介したように、「Plunder Patroll」カードのいくつかは効果の発動のために手札コストを要求するため、1:2交換でアドバンテージを稼げる「サルベージ」は相性が良いです。
「貪欲な壺」
アドバンテージ稼ぎという意味では「サルベージ」と用途は似ていますが、こちらでは「Whitebeard, the Plunder Patroll Helm」のリクルート先である「Redbeard, the Plunder Patroll Matey」をデッキに戻せるため、手札コストやリンク素材として「Whitebeard, the Plunder Patroll Helm」を使って「Redbeard, the Plunder Patroll Matey」をリクルートという流れを繰り返しやすくなります。
「Plunder Patroll」モンスターの効果でエクストラデッキから出した「Plunder Patroll」は蘇生制限を満たしていないためこのカードでエクストラデッキに戻すことで再利用を狙うこともできます。
3枚積みしていれば足りなくて困るということもないかと思いますが、他にデッキに戻したいモンスターがいないのであればデッキ圧縮に繋がるので戦略としては有りです。
「Plunder Patroll」の評価とまとめ!
「Plunder Patroll」は相手のフィールド・墓地のモンスターに応じた属性のモンスターを正規の召喚方法以外でエクストラデッキから出して戦う、という非常にユニークな特徴を持つテーマです。
今後他の属性のエクストラデッキの「Plunder Patroll」モンスターが増えていくことが予想されますし、メインデッキの「Plunder Patroll」モンスターも増えれば「Whitebeard, the Plunder Patroll Helm」のリクルート先が増えることになるので戦術の幅も広がるでしょう。
以上のことを踏まえると、現時点でも面白い動きが出来て尚且つこれからの将来性にも期待できるテーマと評価できます。
コチラでは「海造賊(プランドロール)」のデッキレシピを紹介しております↓
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