海外版遊戯王で2019年4月29日から適用されるリミットレギュレーションが公開されました。
驚いた人も多いかと思われることになり、今回はそんな海外版の新リミットレギュレーションについて考えていきます。
目次
2019年4月29日から適用になる海外のリミットレギュレーションの考察と考案!
新禁止カード
「サモン・ソーサレス」
「No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン」
「RUM-幻影騎士団ラウンチ」
新制限カード
「レディ・デバッカー」
「幻銃士」
「閃刀姫-カガリ」
新準制限
「超融合」
無制限
「幻創のミセラサウルス」
また前回の海外版リミットレギュレーションはコチラの記事で紹介しております!
海外では2019年1月28日に大幅な制限改訂!規制されたカードだけでなく緩和されて制限カードになったカードの考察と考案をして理由も考えます!
今回の海外のリミットレギュレーションの中から印象深かったものをピックアップ!!
「RUM-幻影騎士団ラウンチ」
自分・相手のメインフェイズに自分フィールドのエクシーズ素材の無い闇属性エクシーズモンスター1体を対象にし、そのモンスターよりランクの1つ高い闇属性エクシーズモンスターを特殊召喚して対象にしたモンスターを下に重ねてエクシーズ素材とする速攻魔法カードです。
予想外だった人も多いかと思いますが、海外環境を知っている人からすれば仕方ないとも思える規制強化になります。
今回一発で禁止カードになったのは規制に厳しい海外版ならではのようにも思いますが、その他にも理由があります。
「幻影騎士団」のリンクモンスターである「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」はその効果によって「RUM-幻影騎士団ラウンチ」をデッキから直接フィールドにセットすることが出来ます。
これに加えてランクアップ先の闇属性エクシーズモンスターとセットで闇属性デッキに出張採用させるという動きが多く見られました。
更に海外では「Danger!」や「Time Thief」といった海外先行の闇属性統一テーマが存在し、その展開力の高さなどから「幻影騎士団」と組み合わせた運用などが注目されていました。
闇属性モンスターが展開できれば「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」をリンク召喚できますし、「RUM-幻影騎士団ラウンチ」のサーチへと繋げられます。
更に自分フィールドにエクシーズ素材を持たない闇属性エクシーズモンスターを用意すれば、相手ターン中に「RUM-幻影騎士団ラウンチ」を発動してランクアップが出来ます。
ではランクアップさせて何を出していたかというと、ランク8の闇属性エクシーズモンスターをランクアップさせることでランク9の「真竜皇V.F.D.」やランク4の闇属性エクシーズモンスターをランクアップさせることでランク5の「外神アザトート」が特に有力です。
「真竜皇V.F.D.」は自身の攻守が3000と高く、フィールドのモンスターを宣言した属性に変更しつつ宣言した属性のモンスターの効果と攻撃を防ぐため制圧力が非常に高いです。
「外神アザトート」は攻撃力は2400ですが、自身をエクシーズ召喚に成功したターン相手はモンスター効果を発動できないという強力な妨害効果を持っています。
昨今の高速化する環境ではモンスター効果を駆使するのは基本になっているので、こういった制圧力の高いエクシーズモンスターを出されるとそれだけで出来ることが大幅に制限されてしまいます。
特に「真竜皇V.F.D.」は日本でも「オルフェゴール」デッキに組み合わせているのをたびたび見かけるので「オルフェゴール」の活躍も危惧したというのも一つの理由かもしれません。
また海外先行テーマである「Danger!」と「Time Thief」って何奴!?と言う方はコチラの記事でその特徴を解説しております!
https://kata0003.net/time-thief-3519
「幻銃士」
召喚・反転召喚成功時に自分フィールドのモンスターの数までトークンを生成できる下級モンスターです。
今回の海外版リミットレギュレーションで制限カードになりました。
原因としては「Danger!」の影響が大きく、「Danger!」はその特性上召喚権を使わずにモンスターを展開できるため「幻銃士」に召喚権を割くことが出来ます。
「Danger!」はその展開力の高さが危惧され、圧倒的なまでの展開を助長させてしまうため既に「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」は禁止カードに、「スケープ・ゴート」が制限カードになっています。
トークンの生成を使って少ない消費でモンスターを展開することで「鎖龍蛇-スカルデット」をリンク召喚してアドバンテージを稼ぐという動きも容易です。
まとめ!
今回禁止カードになったカードの内「サモン・ソーサレス」と「No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン」は日本に続く形で禁止カードとなりました。
日本ですでに禁止カードになってきたこともあり、今後の悪用を防ぐという目的なのかと思われます。
また「レディ・デバッカー」が制限カードになり、日本で活躍した「サラマングレイト」等による影響を危惧しているのかもしれません。
私個人としても「RUM-幻影騎士団ラウンチ」の禁止カード化は予想外でした。
「RUM-幻影騎士団ラウンチ」が無いと「ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン」を活かすことの難易度が格段に上がってしまうので、海外先行テーマが日本に来た時に日本でも「RUM-幻影騎士団ラウンチ」が禁止カードにならないか不安はあります。
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