2020年6月20日に発売予定のコレクションパック2020に収録される「ヌメロン」関連カードの詳細が判明しました。
そこで今回は遊戯王ZEXALⅡに登場したドン・サウザントが使用したカードでもある、OCG化した「ヌメロン」カードについて考察していきます。
現時点で公開された「ヌメロン」カードの特徴を紹介!デッキの組み方は?
ヌメロン、悪くない pic.twitter.com/0EOrgGTUos
— ライラ《シカノコ》 (@lairahearts) May 8, 2020
2020年5月9日時点で判明した「ヌメロン」関連カードは計8種類です。
それぞれの特徴や用途を簡単におさらいさせていただきます。
「ヌメロン・ウォール」
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「ヌメロン・ウォール」以外のカードが自分フィールドに存在しない場合、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札・デッキから「ヌメロン・ネットワーク」1枚を選んで発動する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、そのダメージステップ終了後にバトルフェイズを終了する。
1の効果は先攻1ターン目やフィールド一掃効果使用後に使うのが望ましく、「ヌメロン・ネットワーク」にアクセスするための手段として有用です。
デッキから直接発動できるため「灰流うらら」に妨害され無いのは大きな利点です。
2の効果は手札誘発の防御効果で、バトルフェイズを終了させるため相手の更なる攻撃や追撃を回避できます。
「CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ」
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/機械族/攻2000/守1000
レベル2モンスター×4
このカードは自分フィールドの「No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードがX召喚に成功した場合に発動する。
フィールドのモンスターを全て除外する。
(2):このカードが除外された場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
自分のフィールドゾーンに「ヌメロン・ネットワーク」が存在する場合、
さらに除外されている自分・相手のXモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。
「No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム」に重ねてエクシーズ召喚できます。
エクシーズ召喚成功時の全体除外は対象を取らない除外効果であるため除去性能は高く、大抵のモンスターは除外することが可能です。
除外された自身を帰還させ、相手に効果ダメージを与える効果ですが、「ヌメロン・ダイレクト」で展開した「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターからこのカードに繋げたのであれば「No.2」~「No.4」の計3体が除外されているので最低でも3000ダメージを与えられます。
「No.1」~「No.4」の「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスター
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの全ての「ヌメロン」モンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
召喚条件・ステータス・効果が共通の4体のエクシーズモンスターです。
「ヌメロン・ダイレクト」で4体とも出した場合、3体で相手モンスターに攻撃すれば4体目の攻撃力8000になるのでワンターンキルも視野に入ります。この運用をする場合、相手フィールドのモンスター次第では自分は少なくない戦闘ダメージを受ける点には注意が必要です。
「ヌメロン・ネットワーク」
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに、発動条件を満たしている「ヌメロン」通常魔法カード1枚を
デッキから墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「ヌメロン」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、
X素材を取り除かずに発動する事もできる。
自分メインフェイズに「ヌメロン」通常魔法カードをデッキから墓地へ送ることで効果をコピー出来るため、「RUM-ヌメロン・フォース」や後述する「ヌメロン・ダイレクト」の利用がしやすくなります。
また「ヌメロン」エクシーズモンスターの素材消費をなくすことが出来るため、「ヌメロン・ダイレクト」で出した素材の無い「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターの効果を十全に利用することが出来ます。
「ヌメロン・ダイレクト」
通常魔法
(1):自分のフィールドゾーンに「ヌメロン・ネットワーク」が存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
EXデッキから「ゲート・オブ・ヌメロン」Xモンスターを4体まで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを召喚・特殊召喚できない。
「ヌメロン・ネットワーク」が存在し自分フィールドにモンスターが存在しない場合に「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターを4種類までエクストラデッキから特殊召喚できます。
エンドフェイズには除外されてしまうので、前述した総攻撃によるワンターンキルを狙うか各種召喚方法の素材に使ったりすると良いでしょう。
気を付けるべき点として、このカードの発動後は1回しか召喚・特殊召喚ができなくなる制約があるため展開後何に繋げるかも重要です。
「ヌメロン」デッキの組み方は?
デッキの組み方ですが、「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターの利用をデッキの主軸に据える以上最も重要なキーカードは「ヌメロン・ネットワーク」になります。
「ヌメロン・ネットワーク」を発動→「ヌメロン・ネットワーク」の効果で「ヌメロン・ダイレクト」の効果をコピー→「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターを展開、というのが積極的に狙いたい動き方です。
そのためデッキのほとんどは「ヌメロン・ネットワーク」を引き寄せるための手段にしないと安定しにくいです。
「テラ・フォーミング」等の汎用的なフィールド魔法サーチ効果はもちろんのこと、自分モンスターゾーンを空けつつサーチが出来る「惑星探査車」も積極的な採用が望まれます。
それ以外に採用したいカードとしては、相手の妨害を躱せるように「墓穴の指名者」等や攻撃を通しやすくするための魔法・罠カードの除去手段や後述する相性の良いカードも欲しいです。
「ヌメロン・ネットワーク」と「ヌメロン・ダイレクト」と「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスター各種を他のデッキに出張採用させるというのも現実的な運用かと思います。
「ヌメロン」デッキと相性の良いカードは?
「SNo.0 ホープ・ゼアル」
「ヌメロン・ダイレクト」で出した「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターを素材にしてエクシーズ召喚を狙えます。
カード効果の発動を封じる制圧効果が非常に強力ですので、先攻1ターン目に出せれば相手の行動を厳しく制限できます。
「無限起動要塞メガトンゲイル」
同じく「ヌメロン・ダイレクト」で出した「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターから繋げる先として有力候補です。
エクシーズモンスター以外に対して強力な耐性を誇る攻撃力4000ですので、相手のデッキ次第では突破するための難易度が非常に高いモンスターとして活躍できます。
「召命の神弓-アポロウーサ」
こちらも「ヌメロン・ダイレクト」で出した「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターから繋げる先の候補になります。
リンク素材に4体のモンスターを使えたため攻撃力が3200となり、計4回まで相手のモンスター効果の発動を無効に出来ます。
相手がモンスター効果を多用するデッキであれば完封することも可能です。
相手のデッキや状況次第で上記の「SNo.0 ホープ・ゼアル」や「無限起動要塞メガトンゲイル」と使い分けると良いでしょう。
「希望の記憶」
「ヌメロン・ダイレクト」で4体の「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターを出した状態でこのカードを使えば4枚のドローが出来ます。
手札に「ヌメロン・ネットワーク」あるいは「ヌメロン・ネットワーク」を発動するためのカード1枚とこのカードがあれば良いので、驚くべきことにコストも無く手札が2枚増えることになります。
「ヌメロン」のOCG化の感想!まとめ!
今回の新規カードによってついに「No.」エクシーズモンスター1~100までの全てがOCGに揃いました。
アニメや漫画のZEXALを見ていた一ユーザーとしては、ようやく揃ったかと感慨深い気持ちにもなります。
「No.」コレクターをしているファンユーザーもこれでやっとコンプリートが出来るという朗報になったかと思います。
性能については「ヌメロン・ネットワーク」が来ないと厳しい点はありますが、極めて制圧力が高い「SNo.0 ホープ・ゼアル」を手札消費1枚で出せるのは間違いなく強力ですし、エクストラデッキに空きがあるデッキであれば出張採用も出来るので活躍が期待できます。