基本パック バースト・オブ・デスティニーに「夜の逃飛行」が収録されました。
そこで今回は「夜の逃飛行」の効果を考察し、相性の良いカード等について紹介していきたいと思います。
目次
「夜の逃飛行(ナイト・フライト)」の効果考察!
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として手札に戻し、このターンこの効果で手札に戻したモンスター及びその同名カード効果発動を封じる効果を持つ速攻魔法カードです。
召喚成功時や手札で効果を発動するモンスターを手札に戻すことで再利用を図ることも出来ますが、そのターン中効果発動は出来ない点には要注意です。
お互いのプレイヤーが使用している共通のカードを手札に戻すことでその使用を封じる、という用途で使うことも可能です。
お互いにデッキに採用しているとなると、汎用性が高い「灰流うらら」等の手札誘発モンスターはその筆頭候補になります。
その場合「灰流うらら」等を一度フィールドに出す必要はありますが、自分のターンにこのカードを使えばこのターン中相手からの妨害を封じつつも自分は手札に戻すことで次の相手ターン以降に使っていけます。
他にもミラーマッチ(同じテーマデッキ同士で対戦すること)では同じカードを使う機会が多くなるため、相手ターン中にこのカードでデッキのキーカードを手札に戻すことで動きを抑制するということも狙えます。
またこのカードはフリーチェーンで発動出来る速攻魔法カードですので、サクリファイスエスケープとして使用することも出来ます。
自己特殊召喚しやすいメインデッキのモンスター等をメインに使っているデッキでなら、墓地から蘇生するよりも手札に戻した方が再利用もしやすいでしょう。
「夜の逃飛行(ナイト・フライト)」と相性の良いカードを紹介!
「原始生命態ニビル」
遊戯王 EP19-JP067 原始生命態ニビル (日本語版 ウルトラレア) EXTRA PACK 2019
相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに、表側表示モンスター全てをリリースして自己特殊召喚しトークンを生成する効果を持つ最上級モンスターです。
昨今では展開力の高いデッキも珍しくないため、使える機会の多さと盤面崩壊を狙えるほどの影響力から大会環境でも使用されることが度々あるカードです。
相手ターン中に特殊召喚したこのカードを「夜の逃飛行」で手札に戻すことで、再利用を図ることが出来ます。
その場合手札にこのカードがあることはバレバレになりますが、相手にその存在を警戒させることで展開をし辛くするだけでも十分役割を果たせていると言えます。
相手ターン中に特殊召喚したこのカードを次の自分のターンに「夜の逃飛行」で手札に戻せば、相手の手札にも「原始生命態ニビル」があってもその効果発動を封じることが出来ます。
お互いの手札に「原始生命態ニビル」がある状況はあまり多くは無いでしょうが、覚えておいて損は無い使い方かと思います。
「水晶機巧-ハリファイバー」(制限カード)
遊戯王カード 水晶機巧-ハリファイバー(シークレットレア) レアリティコレクション プレミアムゴールドエディション (RC03) | リンク 水属性 機械族
チューナーを含むモンスター2体で出せるリンク2モンスターであり、リンク召喚成功時に手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を特殊召喚出来る効果、相手ターン中に自身を除外することでエクストラデッキからシンクロチューナー1体をシンクロ召喚扱いで特殊召喚する効果があります。
「エフェクト・ヴェーラー」や「妖怪少女」等の優秀な手札誘発効果を持つモンスターをリクルートできるため、「夜の逃飛行」で手札に戻せばこのターン中の相手の同名カードの使用を封じながらも疑似的なサーチとして機能させられます。
「水晶機巧-ハリファイバー」はリクルートしたモンスターと合わせて高リンクモンスターに繋ぐ運用が多いですが、エクストラデッキからシンクロチューナーを特殊召喚出来る効果を目的としてこのカードを採用しているのであれば検討できる運用法ではあります。
「夜の逃飛行(ナイト・フライト)」の評価は?まとめ!
「夜の逃飛行」と相性の良いカードや使い方を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
先述したような相性の良いカードと組み合わせた運用の仕方はありますが、「夜の逃飛行」自体が自分フィールドのモンスター1体をバウンスする効果である都合上、大きなメリットを生むことは中々に難しいカードであると評価できます。
とはいえミラーマッチをする際には妨害と再利用が同時に出来るカードとして活用できるため、大会環境で使用率の高いテーマデッキを使う際にはサイドデッキへの採用も検討できるでしょう。