2019年9月14日に発売予定のエクストラパック2019にて収録される「原始生命態ニビル」の情報が公開されました。
地球に巨大な隕石のような物が落ちているカードイラストをしていますが、実際どのような性能なのか紹介していきます。
目次
ヤバイ隕石が地球に襲来!?「原始生命態ニビル」の考察と考案!!
☄️日本上陸まで、あと24日ー。
【9/14(土)発売 EXTRA PACK2019】✨『原始生命態ニビル』✨収録❗️ pic.twitter.com/0lbO9fm6ZB
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) August 21, 2019
レベル11の光属性・岩石族モンスターで、攻撃力は3000守備力は600の最上級モンスターです。
カード名ターン1で使える効果を1つだけ持っています。
相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズにフリーチェーンで発動でき、自分・相手のフィールドの表側表示モンスター全てをリリースしてこのカードを手札から特殊召喚します。
その後この効果でリリースしたモンスターの攻守をそれぞれ合計した数値の攻守を持つ「原始生命態トークン」1体を相手フィールドに生成します。
攻撃力とレベルは高いですが、属性・種族から恩恵を受けられるサポートカードは一定以上あります。
効果ですが、条件を満たした時にフィールドの表側表示モンスター全てをリリースして自身を特殊召喚してリリースしたモンスターに応じた攻守のトークンを相手フィールドに生成します。
まず条件は相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズになります。
そのターン中相手が召喚・特殊召喚したモンスターの数が大事であり回数はしていないので、ペンデュラム召喚や一部の効果などの複数体同時特殊召喚をした場合もモンスターの数でカウントします。
完全に相手のプレイングに依存した条件ではありますが、通常召喚も含むうえに昨今の環境主流デッキではモンスターの大量展開や連続リンク召喚などを駆使する物が多いため、相手ターン中であれば条件を満たすことはそこまで難しくないです。
むしろサーチカード等でこのカードを手札に引き込んだ場合、相手はこのカードの存在を意識せざるを得なくなるため相手の展開を牽制することが出来ます。
その反面、相手が展開力の高くないデッキを使う場合このカードは手札に腐ってしまいやすいです。
一度条件さえ満たされれば痕はメインフェイズ中なら好きなタイミングで使えるためマストカウンターや相手の消費枚数などを考えて出すと良いでしょう。
お互いの表側表示モンスター全てをリリースして自身を手札から特殊召喚するという特性上、自分のモンスターもリリースされてしまうという点には要注意です。
場合によっては相手が展開などをした盤面を一気に崩せる反面、自分の戦線も崩壊してしまいかねないため相手が余力を残していないかなどには特に気を付けましょう。
お互いのモンスターを全てリリースするのはあくまで効果によるリリースなので、『カード効果を受けない』モンスターをリリースすることは出来ない点は覚えておきましょう。
そういった理由からフィールドの表側表示モンスター全てをリリース出来ない場合このカードを特殊召喚できるのか否かについては現在裁定待ちです。
相手フィールドに生成するトークンですが、その特性から非常に高い攻守を得られることが想定できます。
そのため相手フィールドに守備表示で生成することでそのターン中の攻撃を防ぐことが狙えます。
守備力を持たないリンクモンスターを多く使った場合守備力は高くなりにくいため、次の自分のターンに戦闘破壊を狙うことも出来るでしょう。
「原始生命態ニビル」と相性の良いカードやテーマデッキは?
「御影志士」
汎用ランク4エクシーズモンスターであり、1ターンに1度エクシーズ素材を取り除くことでデッキから岩石族モンスター1体をサーチもしくは手札岩石族モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚できます。
高いステータスを持つ「原始生命態ニビル」をサーチする手段として最も使いやすいカードになります。
ランク4エクシーズを出すことが容易であり、相手が展開力の高いデッキだとすでに分かっているなら先攻1ターン目にこのカードを使って「原始生命態ニビル」をサーチすることで次の相手ターンに牽制として役立ちます。
「シャドール」デッキ
メインデッキの「シャドール」モンスターは共通で効果で墓地へ送られた場合の効果を持っており、「シャドール」融合モンスターは共通で墓地へ送られた場合に発動できる効果を持っています。
「原始生命態ニビル」のリリースはコストや召喚条件ではなく効果であるため、特殊召喚時に自分の「シャドール」モンスターがリリースされてもその効果を使用することが出来ます。自分フィールドのモンスター諸共にリリースしてしまう「原始生命態ニビル」による自分への損失を軽減させつつアドバンテージの獲得を狙えます。
「原始生命態ニビル」自体が光属性なので、相手の展開力が高くなかったりデュエル中盤以降で引いてしまった場合は「エルシャドール・ネフェリム」の融合素材として使ってしまえる点も相性が良いです。
遊戯王OCG デュエルモンスターズ ストラクチャーデッキ リバース・オブ・シャドール
「原始生命態ニビル」の評価は?まとめ!
このカードが存在するだけで高展開力のデッキはその存在を意識せざるを得なくなる、というのはやや大げさかとは思いますが相手のデッキに応じ採用の有無を変えられるサイドデッキになら採用しておきたいカードと言えます。
環境で活躍中のドラゴンリンク等にとって、デッキ内容がお互いに分かったマッチの2戦目以降は警戒しておいた方が良さそうです。
とはいえ、先攻で制圧盤面を構築できるデッキに対して「原始生命態ニビル」を使うには最初の5枚の内に引かなければならないことを考えると難易度は高めです。
フィールドに突如現れてはモンスターを一掃してから自身とトークンだけにするという性能は今後大量展開デッキが幅を利かせるほどにサイドデッキへの採用率が高くなるかもしれないカード、というのが評価になります