遊戯王では年に4回制限改訂が行われるのですが、いつも通りであれば新しいリミットレギュレーションが適用される半月前ほどにその内容が公式から公開されることになります。
そこで今回は次の制限改訂である2020年1月に規制強化されるカードを大会環境なども踏まえて予想していきたいと思います。
目次
2020年1月の規制傾向を予想!
遊戯王における規制強化というのは、先攻ワンキル等のゲームバランス崩壊への対策もしくは大会環境で活躍しているデッキの弱体化が目的で行われることが主になっています。
まず先攻ワンキル等への対策ということですが、現状少ない手札消費から先攻ワンキルを行うコンボというのは全く無いわけではありません。
ではそのコンボを行うために必要なパーツが今回禁止カードになるのかと言われると難しい気もします。
手札消費が少ないというコンボとはいえ先攻ワンキルを行う上で必要な手順はかなり多く、コンボ次第ではデッキにキーカードがなければ破綻してしまうという場合も多いです。
先攻ワンキルパーツとしても使えたために「ファイアウォール・ドラゴン」や「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」が禁止カードになった時と比べると、あそこまで実現性が高い先攻ワンキルコンボは今の所知らないのでそういった意味での規制は無さそうだと思います。
次に大会環境へのテコ入れという意味での規制ですが、前回ほどの大幅な規制は無いのかなと予想しています。
簡単に現在の環境を振り返ると、トップクラスとしては「サラマングレイト」や「オルフェゴール」がありそれに続いて「サンダー・ドラゴン」「閃刀姫」「オルターガイスト」ドラゴンリンク、
中堅としては「未界域」や「サブテラー」に「HERO」等のデッキが活躍しています。
恐らく何かしらの規制があるであろう「サラマングレイト」や「オルフェゴール」に関してですが、以前のドラゴンリンクのように使用率が異様に高く独走する形で大会で好成績を出したりしているわけでもないので、キーカードを禁止カードにするような大幅な弱体化は無いと予想します。
今回の制限改訂は大会環境へのテコ入れがメインになるかと思うので、具体的に規制されるカードを挙げていきます。
2020年1月に規制が入りそうなカードはコレ!!
「守護竜エルピィ」禁止カード化
今回禁止カードにまで規制されるカードが有るか無いかは悩みましたが、「守護竜エルピィ」が禁止カードになるのではないかと予想させていただきました。
理由としては、まず1つ目に前回の規制で行われたドラゴンリンクデッキへの弱体化の結果が想定よりも芳しくなかったであろうということが挙げられます。
規制直後はドラゴンリンクデッキを大会環境で見ることが少なくなりましたが、新リミットレギュレーションになって時間が流れある程度落ち着き始めるとドラゴンリンクデッキは再び活躍の場を広げ始め、その強さは未だ健在であることがKONAMI側にも分かったかと思います。
そこでもう1段階弱体化させるためという意味も含めて禁止カードになるのではないかと思います。
2つ目の理由としては、効果の強力さ故に今後存在が邪魔になってくるのではないかという点です。
条件さえ満たせば手札・デッキから任意のドラゴン族モンスターを制約無しで特殊召喚できるという効果なのですが、今後ドラゴン族のカードが増える際「守護竜エルピィ」で特殊召喚できるかという点は嫌でも気にしなくてはならなくなります。
すでにドラゴン族モンスターは種類が多岐に渡ることもありそれら既存のドラゴン族モンスターと併せたり、果ては先攻ワンキルコンボといった悪用をされることも十分あり得る話です。
以上のことから「守護竜アガーペイン」同様に禁止カードにしておくという処置をするのではと予想します。
「転生炎獣の炎陣」制限カード化
「サラマングレイト」デッキの弱体化という意味でサーチカードである「転生炎獣の炎陣」が制限カードになるのではないかと予想します。
あくまでサーチカードはサーチカードであり、これが無いと「サラマングレイト」デッキが機能不全になるというわけでもないためこれくらいの規制による弱体化が無難なのかと思います。
「サラマングレイト」を本気で弱体化したいのであれば「転生炎獣サンライトウルフ」の制限カード化という手もあると思いますが、現状そこまでする必要は無いような気がします。
「オルフェゴール・ガラテア」制限カード化
「オルフェゴール」デッキの弱体化を目的として規制されることを予想しました。
デッキの潤滑剤として機能するいわば「オルフェゴール」デッキを運用していく上でキーになるカードの1枚でもあります。
「スクラップ・リサイクラー」等の墓地肥やし要員を規制することによってデッキを回しにくくするという考えもあるかとは思いますが、その方法は「ダーク・グレファー」や「終末の騎士」でやっていることもあるのでここで1度「オルフェゴール」テーマカードの規制という直接的な弱体化を行うというのもあり得るのではないかと思います。
「オルターガイスト・メリュシーク」制限カード化
「オルターガイスト」デッキへの弱体化として予想させていただきました。
「オルターガイスト・メリュシーク」はサーチ効果を持つためデッキの安定力という意味でもその存在は大きいです。
またすでに制限カードになっている「オルターガイスト・マルチフェイカー」を手札に引き込む手段としても使うため、ここで「オルターガイスト」デッキはもう1段階弱体化されるのではないかと思います。
「雷獣龍-サンダー・ドラゴン」制限カード化
「サンダー・ドラゴン」デッキの弱体化目的としてこのカードが規制されると予想しています。
リミットレギュレーションによって既に規制されている「サンダー・ドラゴン」デッキですが、今回はデッキの安定力を下げるという意味合いでも弱体化が行われるのではないかと思います。
元々安定力が高いデッキではなかったこともあり、今回の規制次第では環境上位からは身を引くことになるでしょう。
2020年1月禁止制限についてのまとめ!
私の個人的な見解ではありますが規制強化されるカードを予想させていただきました。
「閃刀姫」についてはかなり悩ましいところなのですが、もし規制されるなら「閃刀起動-エンゲージ」の制限カード化が現実的だと思います。
ただし「閃刀姫」は最近新カードが増えて強化されたテーマでもあるので、新カードで強化した代わりに既存カードを規制してバランスを取りたいのかそれとも敢えて規制せずに環境上位として活躍させたいのかKONAMIの意図を測りかねている状態です。
「霞の谷の雷鳥」を使った無限妨害盤面の構築が昨今では話題になっていますが、KONAM側の裁定によって実現可能になったということもあって今後どうなるのか予想するのは難しいです。
ちなみに「水晶機巧-ハリファイバー」についてですが、今度海外に登場するという情報を踏まえるとその前に日本で禁止カードになるとは考えにくいのでスルーさせていただきました。
どのような制限改訂になるかは分かりませんが、環境への影響も含めて要注目です。
コチラも読まれております!
こちらでは今回の禁止制限の結果発表となっております!
https://kata0003.net/2020-rimitto-8860